2020年4月26日

【搬出作業完了】小田急電鉄8000形8264Fのデハ8514・クハ8564が廃車解体処分のため搬出される

2019年6月19日の踏切事故で廃車となった小田急電鉄8000形8264Fのうち、損傷したクハ8564とデハ8514が2020年4月25日に大野総合車両所構内解体線から北館林荷扱所まで搬出され陸送されました。これで大野総合車両所から8264Fの全6両の搬出が完了しました。
▲8000形8264Fの廃車に伴う搬出作業が進み、最後まで残ったデハ8514とクハ8564の2両が車体を半分に分割され陸送された。車体損傷のあるクハ8564は一部が青色のフィルムで覆われていた

搬出されたデハ8514とクハ8564のうち、クハ8564は車体損傷のある車両で前面部と海側の側面部の一部が青色のフィルムで覆われています。これで8264Fの廃車に伴う搬出作業は終了したことになります。まさか私が踏切事故当日の朝に当時の3018レ(当時は平日E28運用、現在の平日E22運用)で乗っていた編成が廃車除籍処分になるとは思ってもいなかったので、改めて8264Fの除籍は衝撃でした。強いて言えば10両固定編成の5000形5051Fが営業運転に入って8264Fの穴を埋めてくれたのが救いかなとも感じてしまいますね。

【今回廃車となった8264F編成表】青色が今回搬出された2両
クハ8264+デハ8214+デハ8314+サハ8364+デハ8514+クハ8564

【現在の8000形在籍状況】合計154両
《4両編成》8051F~8066F 《6両編成》8251F~8263F・8265F・8266F

2020年4月25日

【新型コロナ】小田急電鉄ロマンスカー、GW期間中の全列車が運休へ

感染拡大が続く新型コロナウィルスの影響による利用状況を鑑みた小田急電鉄が2020年5月2日から6日までの大型連休期間中のロマンスカーの全列車の運転を見合わせることとなりました。このためこの期間中のロマンスカーは一切利用できません。
▲本来ならば土曜休日や大型連休期間中などでの利用客の多いロマンスカーだが、今年は新型コロナウィルスの感染拡大防止のためGW期間中の5連休のロマンスカー全列車の運転を取りやめることとなった。

当該期間中(5月2日から6日まで)に乗車する予定のロマンスカーの特急券を所持している方は各駅窓口にて緊急事態宣言措置期間の最終日翌日から1年間、手数料なしで払い戻しができます。仮にコロナが終息してからも当面はその当該期間中に乗車予定だった特急券の払い戻しが行われますが、払い戻し忘れのないようご注意ください(それを危惧して早急に今から払い戻しに行く必要はまったくありません。コロナが終息してからで十分大丈夫です)。なお一般列車については通常通りの運転となります。

【参考…当該期間中に運転予定だった展望ロマンスカーの運用】
02日…N31:G N32:G N33:V N34:V
03日…N31:G N32:V N33:G N34:V
04日…N31:G N32:V N33:V N34:G
05日…N31:G N32:V N33:V N34:G
06日…N31:G N32:V N33:G N34:V
~~~~~~~~~~~★展望車両のロマンスカー運用について★~~~~~~~~~~~
  1. 以下の運用はすべて2020年3月14日ダイヤ改正時点のものです
  2. 回送ルート・運用の流れは予想であり、運用は平日と土曜休日で色分け済みです
  3. 定期回送…回送列車、列車番号…定期特急列車(愛称不問)です
★土曜休日N31運用(VSE/GSE)★
喜多見検車区出庫
湯0000←成0000 定期回送
湯0812→宿0947 0202レ
湯1113←宿1000 0707レ
湯1125→宿1307 0112レ
湯1454←宿1320 0021レ
湯1508→宿1647 0054レ
湯1828←宿1700 0135レ
湯1839→宿2006 0128レ
小2137←宿2020 0911レ
小0000→成0000 定期回送
喜多見検車区入庫

★土曜休日N32運用(VSE/GSE)★
喜多見検車区出庫
成0000→宿0000 定期回送
湯0950←宿0820 0253レ
湯1006→宿1147 0208レ
湯1326←宿1200 0115レ
湯1337→宿1507 0118レ
湯1658←宿1520 0029レ
湯1710→宿1846 0258レ
小2016←宿1900 0605レ
小2027→宿2145 0172レ
秦2257←宿2000 0617レ
秦0000→成0000 定期回送
喜多見検車区入庫

★土曜休日N33運用(VSE/GSE)★
喜多見検車区出庫
成0000→宿0000 定期回送
湯0850←宿0720 0251レ
湯0910→宿1048 0006レ
湯1216←宿1100 0711レ
湯1228→宿1407 0116レ
湯1545←宿1420 0025レ
湯1554→宿1727 0056レ
秦1838←宿1740 0375レ
秦0000→成0000 定期回送
喜多見検車区入庫

★土曜休日N34運用(VSE/GSE)★
喜多見検車区出庫
厚0000←成0000 定期回送
厚0658→宿0746 0970レ
湯0923←宿0800 0103レ
湯0932→宿1107 0780レ
湯1253←宿1120 0013レ
湯1307→宿1447 0050レ
湯1626←宿1500 0127レ
湯1635→宿1807 0124レ
湯1959←宿1820 0903レ
湯2030→宿2207 0264レ
厚2308←宿2220 0919レ
厚0000→成0000 定期回送
喜多見検車区入庫
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2020年4月24日

【静態保存へ向け】小田急電鉄ロマンスカー『SE』3000形、お色直しできれいな姿に

2019年8月に小田急電鉄ロマンスカー『SE』3000形3021Fのデハ3023とデハ3024の2両が廃車解体処分のため搬出されたあと、それ以降は大野総合車両所69番構内で長らく留置が続いていましたが、2020年4月24日にお色直しを終えて69番構内留置線に戻っています。
▲『小田急ファミリー鉄道展2019』で最後の屋外展示となったロマンスカー『SE』3000形3021Fの保存車両3両がロマンスカーミュージアムでの展示に向けて再塗装された。

今回保存対象で残った3両(3021・3022・3025)のお色直しが行われ、一時塗装が白色になった状態から塗りなおし(再塗装)が行われ、一部きれいな姿になっているようです。この3両は2021年に開館予定のロマンスカーミュージアムに保存展示のための再塗装とみられます。これ以外にも保存車両はほとんどが大野総合車両所の屋根のある67番~69番に留置されています。

2020年4月23日

【春の旅立ち】東日本旅客鉄道251系宮オオRE-3編成が長野総合車両センターへ配給輸送、廃車解体処分へ

2020年4月22日、ダイヤ改正前日の同年3月13日まで特急『スーパービュー踊り子』に使用されていた東日本旅客鉄道251系宮オオRE-3編成(クハ251-3以下10両)がEF64形1030号機の牽引で所属先から長野総合車両センターまで配給輸送されました。
▲初代塗装での登場時からリニューアルおよび塗装変更を経て引退まで『スーパービュー踊り子』に使用された251系、先陣を切って宮オオRE-3編成が長野総合車両センターへ帰らぬ旅へ。
▲251系『スーパービュー踊り子』のあとを継いだE261系『サフィール踊り子』。

今回の配給輸送は廃車解体処分のためと思われ、251系では初めての廃車除籍となります。同系列は『サフィール踊り子』のE261系に置き換えられる形で2020年3月13日に営業運転を終了しており、それ以降は疎開の回送以外の目立った動きはありませんでした。これで残る3編成の動向が注目されます。このうち宮オオRE-2編成は国府津車両センターに疎開されていたようですが、宮オオRE-3編成が旅立った翌日(今日23日)に所属先の大宮総合車両センターへ戻ったようですね。これが配給輸送の動きへ直結するのかは分かりかねますが…。

【廃車除籍処分となる宮オオRE-3編成】
クハ251-3+サハ251-3+モハ251-5+モハ250-5+モハ251-6+モハ250-103+モハ251-103+モハ250-6+サロ251-3+クロ251-3

2020年4月21日

【新区分番台】東日本旅客鉄道E235系1000番台グリーン車2両が総合車両製作所横浜事業所を出場

2020年4月21日未明、東日本旅客鉄道横須賀線・総武快速線向けで鎌倉車両センター配置となるE235系グリーン車2両が総合車両製作所横浜事業所を出場しました。この2両は普通車が製造されている総合車両製作所新津事業所へ輸送されるものとみられます。
▲山手線向けのE235系0番台の製造が終了し、遂に横須賀線・総武快速線向けのE235系電車のグリーン車2両が登場した。基本的にはE233系3000番台(横コツ・宮ヤマ)のサロE232形3000番台・サロE233形3000番台(写真)がベースとなっている。
▲いよいよ置き換えられるE217系(写真は基本編成の横クラY-27編成)。トップナンバーの横クラY-1編成が検査出場したが、E217系の検査出場の光景も見られなくなりそう。
▲総合車両製作所新津事業所では普通車のみの製造のため、グリーン車は総合車両製作所横浜事業所の担当となっており。E233系3000番台、E531系の基本編成が増備されたときもこの手法がとられた(写真は武蔵野線西国分寺[JM-33]で捉えたE531系のサロE531形0番台とサロE530形0番台の輸送の様子である)。

このグリーン車2両は洋式トイレ設置の車両が5号車の『サロE235-1001』、乗務員室のある車両が4号車の『サロE234-1001』となっています。このため山手線向けの0番台に対して『1000番台』に区分されています。このため鎌倉車両センター向けにはE235系1000番台が配置されます。旅客用扉には『ドアに足を挟まれないようご注意ください』のステッカーが貼付されているほか、E235系では初めてとなる(クリーム色の)半自動ドアスイッチ、デッキには防犯カメラ、1階席・2階席・平屋席ともにグリーン車では初の車内LCD式旅客案内表示器、電源コンセントが設置されているものとみられます。車内の座席の色が気になりますが、1階席と平屋席は赤色系、2階席は青色系が採用されているものと思われます。

今回はグリーン車2両のみの出場であるため、サロE235-1001+サロE234-1001は普通車13両が製造されている総合車両製作所新津事業所に輸送され、編成に組み込まれてから15両で鎌倉車両センターへと輸送される流れが予想されます。E235系1000番台の製造状況によってはE233系3000番台やE531系の時と同じく複数編成分のグリーン車を輸送することも考えられますね。

2020年4月20日

【おかえり】相模鉄道20000系20101Fが踏切事故から復活、営業運転に復帰

2019年11月29日の踏切事故で長期間運用を離脱していた相模鉄道20000系20101Fが2020年4月20日の1024レ(海0742→横0819、平日47運用)から営業運転に復帰しました。
▲約5か月ぶりに営業運転に復帰した20000系20101F。乗り入れ相手の東日本旅客鉄道E233系7000番台と営業列車同士でようやく共演した。

20000系20101Fが営業列車でE233系7000番台と共演するのはこれが初めてです。今回は平日47運用から復帰ということで運用の流れから考えると同系列が初めて通勤急行や通勤特急の運用に入るのはまだまだ先となりそうですね。運用復帰の際に女性専用車の設定位置とステッカーの変更(4号車→10号車)と自動放送の更新(駅ナンバリング)がなされています。

2020年4月18日

【10形置き換え用】舞浜ディズニーリゾートライン新型車両『Type C』の営業運転開始日を延期へ

2020年4月11日より、舞浜ディズニーリゾートラインの新型車両『Type C』(イエロー)のドライバーキャストのハンドル訓練を兼ねた性能確認試運転が行われていますが、4月13日に同車両の営業運転開始時期について、5月21日の予定から延期することを発表しました。
▲新型コロナウィルス感染拡大の影響から、新型車両Type Cの運用開始を延期することとなった。これで従来車両10形(写真)の置き換え開始のタイミングもずれるか。

これは新型コロナウィルス感染拡大の影響によるもので、現在の舞浜ディズニーリゾートラインは公共交通機関と同じ扱いのため普段よりも本数を減らして運転しており、普段の平日の日中時間帯は10形2編成(ごくまれにドライバーキャストのハンドル訓練列車が入ることがある)、朝の時間帯や土曜休日の繁忙期は同形式3編成を稼働させていますが、このところ新型コロナウィルスの影響から終日14分間隔、すなわち1編成の稼働にとどめているようです。この状況から新型車両の運転開始時期をずらす判断を出したのは非常に正しいですね。同車両の営業運転開始時期は改めて発表があるようですが、新型コロナウィルスの終息が予想できないことを考えると、年内の営業運転開始はやや厳しくなるかもしれません。

【先頭車も搬出】相模鉄道8000系8702Fのクハ8702が解体処分のため搬出される

2020年3月17日深夜に一部中間車両が廃車解体処分となった相模鉄道8000系8702Fのうち横浜(SO-01)寄り先頭車のクハ8702が同年4月16日深夜にかしわ台車両センターから搬出され、陸送されました。これで8702Fは編成ごと廃車解体処分になるものとみられます。
▲8000系8702Fは3代目塗装になることはなく編成ごとでの廃車解体処分に。制御装置が更新されていなかったため、同じく制御装置未更新で残る5編成の処遇が気になるところ。

この車両の廃車により8両固定編成への組み替えは消滅し、1編成丸ごと廃車ということになります。こうなると残りの車両も陸送されそうですね。これで制御装置未更新車で残る8701F・8703F・8704F・8705F・8706Fの動きが注目されます。8000系は制御装置更新車の8709Fが3代目塗装になったものの、3代目塗装の対象から外れる編成が出ることは予想していなかったでしょうね。なお今回廃車となった8702Fと同じ仕様(袖仕切り板がない、列車番号表示器はマグサインではないなど)の8701Fもどうなってしまうのでしょうか。

【あの踏切事故当該】相模鉄道20000系20101F、踏切事故から復活へ

2019年11月29日の踏切事故の当該編成で休車状態が続いていた相模鉄道20000系20101Fが2020年4月16日に本線で試運転を実施しました。一部の機器が新調されているほか、破損した窓ガラスは修復されています。
▲東日本旅客鉄道埼京線との相互直通運転が開始となる直前に踏切事故に遭い、運用離脱していた20000系20101F。乗り入れ相手のE233系7000番台と営業列車同士でようやく共演となるか。

20000系は踏切事故後に一部区間で開通した新横浜線を経て東急電鉄方面に直通するための車両として製造され、20101Fの1編成のみが在籍しています。運用復帰の際には同系列が初めて通勤急行や通勤特急の運用にも入る可能性がありそうですね。それに備えて女性専用車の設定位置とステッカーの変更(4号車→10号車)と自動放送の更新(駅ナンバリング)が施工されるものとみられます。新型コロナウィルスの影響から外出自粛が呼びかけられているさなかではありますが、今後増備が期待される20000系の運用復帰、楽しみですね。

【元8両固定編成】小田急電鉄3000形3084F(元3662F)、大野総合車両所で検査を通す

2020年4月16日、小田急電鉄3000形3084F(元3662F)が大野総合車両所を検査出場しました。ここのところ8両固定編成だけでなく8両固定編成から改造の10両固定編成の検査出場も相次いでいます。

▲元3662Fから改造の3084Fが検査を通した。8両固定編成では3658Fが検査出場したが、10両固定編成では8両固定編成から改造の10両固定編成の検査出場が増えている。

▲大野総合車両所を検査出場した8両固定編成の3658F。この編成の検査入場のあいだにのは1000形リニューアル車同士のブツ8が組まれた。


昨年12月に10両固定編成に改造されてからは元3662F側の検査が行われていませんでした。組成からまだ約5か月ほどですが、中間増備車側にも検査が施工されたものとみられます。私が覚えている限りですが、大野総合車両所を検査出場した8両固定編成から改造の10両固定編成は3082F・3083F・3084F・3086Fと半数に及んでおり、元8両固定編成ということもあって中間増備車側もそれに合わせるようにして施工されていますね。