2020年4月16日

【ついに搬出へ】小田急電鉄8000形8264Fが廃車解体処分のため陸送される

2019年6月19日の小田急電鉄小田原線本厚木(OH34)~愛甲石田(OH35)間の踏切事故で廃車除籍処分となった8000形8264Fのうちクハ8264とデハ8214が2020年4月15日に大野総合車両所構内の解体線から北館林荷扱所まで陸送されました。残る4両のデハ8314・サハ8464・デハ8514・クハ8564の搬出も行われるものとみられます。
8000形8264Fのクハ8264とデハ8214が車体を半分に分割され陸送された。なお同編成の種別行先案内表示器は抜かれているため、フルカラーLED式のものが残る別の編成に活用される可能性がありそうだろうか?

搬出されたクハ8264とデハ8214は踏切事故ではほとんど損傷のなかった車両でした。ロゴマークや車番は赤いテープで隠されていました。このあと同編成は北館林荷扱所で本格的な解体作業が行われるものとみられます。8000形は8251Fと8255F、8051Fと8055Fを除き基本的に同一番号で組まれていたので、まさかの廃車除籍で長年の相方を失ってしまった8064Fは3000形1次車・2次車と組むことになり、現在は3000形3251F(日本車両製造1次車ワイドドア)とペアになっています。ところで8264Fから供出されたフルカラーLED式の種別行先表示器は別の編成に活用するのかどうかも個人的に気になったりします。

【今回廃車となった8264F編成表】青色が今回搬出された2両
クハ8264+デハ8214+デハ8314+サハ8364+デハ8514+クハ8564

【現在の8000形在籍状況】※8264Fの廃車除籍により合計154両
《4両編成》8051F~8066F 《6両編成》8251F~8263F・8265F・8266F