2020年4月4日

【踏切事故当該車】小田急電鉄8000形8264Fのクハ8564が姿を現すが…

2019年6月19日の小田急電鉄小田原線本厚木(OH34)~愛甲石田(OH35)間の踏切事故で現在も運用を離脱している8000形8264F(クハ8264+デハ8214+デハ8314+サハ8464+デハ8514+クハ8564)ですが、2020年3月下旬ころに姿を見せたクハ8564の側面部の車番やロゴマークが赤色のテープで隠されているようです。
▲現在も運用復帰の見込みが立たない2009年度リニューアル更新車の8000形8264Fだが、クハ8564(写真手前)の側面部の車番とブランドロゴマークが赤いテープ、前照灯が黄色のテープでそれぞれ隠されている。それが何を意味するのかは不明だが…。

大野総合車両所構内で稼働する牽引車につながっていたクハ8564を見かけたとき、確かに車番(8564)がテープで隠されている様子を確認しました。損傷がほとんどない5両(クハ8264+デハ8214+デハ8314+サハ8464+デハ8514)は留置が続いており、もし仮にクハ8564が廃車除籍となると残る5両も廃車除籍となってしまう可能性があります。同編成は2009年度にリニューアル更新工事を受け、制御装置を全密閉モーターの三菱電機製IGBT素子VVVFインバータ制御方式に更新してから約11年が経ちますが、まだ8000形に廃車は1編成も発生していません(チョッパ制御更新車も含めてです)。クハ8564がその第1号となってしまうのかが心配ですね。8264Fと組んでいた8064Fは3000形1次車・2次車と組んで運用を続けていますし…。