2020年4月21日

【新区分番台】東日本旅客鉄道E235系1000番台グリーン車2両が総合車両製作所横浜事業所を出場

2020年4月21日未明、東日本旅客鉄道横須賀線・総武快速線向けで鎌倉車両センター配置となるE235系グリーン車2両が総合車両製作所横浜事業所を出場しました。この2両は普通車が製造されている総合車両製作所新津事業所へ輸送されるものとみられます。
▲山手線向けのE235系0番台の製造が終了し、遂に横須賀線・総武快速線向けのE235系電車のグリーン車2両が登場した。基本的にはE233系3000番台(横コツ・宮ヤマ)のサロE232形3000番台・サロE233形3000番台(写真)がベースとなっている。
▲いよいよ置き換えられるE217系(写真は基本編成の横クラY-27編成)。トップナンバーの横クラY-1編成が検査出場したが、E217系の検査出場の光景も見られなくなりそう。
▲総合車両製作所新津事業所では普通車のみの製造のため、グリーン車は総合車両製作所横浜事業所の担当となっており。E233系3000番台、E531系の基本編成が増備されたときもこの手法がとられた(写真は武蔵野線西国分寺[JM-33]で捉えたE531系のサロE531形0番台とサロE530形0番台の輸送の様子である)。

このグリーン車2両は洋式トイレ設置の車両が5号車の『サロE235-1001』、乗務員室のある車両が4号車の『サロE234-1001』となっています。このため山手線向けの0番台に対して『1000番台』に区分されています。このため鎌倉車両センター向けにはE235系1000番台が配置されます。旅客用扉には『ドアに足を挟まれないようご注意ください』のステッカーが貼付されているほか、E235系では初めてとなる(クリーム色の)半自動ドアスイッチ、デッキには防犯カメラ、1階席・2階席・平屋席ともにグリーン車では初の車内LCD式旅客案内表示器、電源コンセントが設置されているものとみられます。車内の座席の色が気になりますが、1階席と平屋席は赤色系、2階席は青色系が採用されているものと思われます。

今回はグリーン車2両のみの出場であるため、サロE235-1001+サロE234-1001は普通車13両が製造されている総合車両製作所新津事業所に輸送され、編成に組み込まれてから15両で鎌倉車両センターへと輸送される流れが予想されます。E235系1000番台の製造状況によってはE233系3000番台やE531系の時と同じく複数編成分のグリーン車を輸送することも考えられますね。