▲山手線向けのE235系0番台の製造が終了し、遂に横須賀線・総武快速線向けのE235系電車のグリーン車2両が登場した。基本的にはE233系3000番台(横コツ・宮ヤマ)のサロE232形3000番台・サロE233形3000番台(写真)がベースとなっている。
▲いよいよ置き換えられるE217系(写真は基本編成の横クラY-27編成)。トップナンバーの横クラY-1編成が検査出場したが、E217系の検査出場の光景も見られなくなりそう。
このグリーン車2両は洋式トイレ設置の車両が5号車の『サロE235-1001』、乗務員室のある車両が4号車の『サロE234-1001』となっています。このため山手線向けの0番台に対して『1000番台』に区分されています。このため鎌倉車両センター向けにはE235系1000番台が配置されます。旅客用扉には『ドアに足を挟まれないようご注意ください』のステッカーが貼付されているほか、E235系では初めてとなる(クリーム色の)半自動ドアスイッチ、デッキには防犯カメラ、1階席・2階席・平屋席ともにグリーン車では初の車内LCD式旅客案内表示器、電源コンセントが設置されているものとみられます。車内の座席の色が気になりますが、1階席と平屋席は赤色系、2階席は青色系が採用されているものと思われます。
今回はグリーン車2両のみの出場であるため、サロE235-1001+サロE234-1001は普通車13両が製造されている総合車両製作所新津事業所に輸送され、編成に組み込まれてから15両で鎌倉車両センターへと輸送される流れが予想されます。E235系1000番台の製造状況によってはE233系3000番台やE531系の時と同じく複数編成分のグリーン車を輸送することも考えられますね。