2019年9月29日

【10両固定編成化】小田急電鉄3000形3086F(元3660F)が営業運転に入る

2019年9月29日の土曜休日E19運用(1005レ)より、小田急電鉄3000形3660F(日本車両製造6次車)にサハ3386+デハ3436を組み込んで10両固定編成化された3086Fが営業運転に入りました。
▲3000形3660F改め3086Fが遂にデビューした。側面帯・前面帯はインペリアルブルーに変更されている。なお3086Fの営業運転投入に伴い、8両固定編成が1本減り10両固定編成が1本増えたため、8両編成のB運用の一部が10両編成での運転に変更されている

3000形10両固定編成は6両固定編成から改造の5編成、8両固定編成から改造の3編成が在籍しており、今回の3086Fを合わせると9編成目(ただし8両固定編成から改造は4編成目)となります。元3660Fが3086Fに改造されたことで8両固定編成が1本減り10両固定編成が1本増えていますので、8両固定編成のB運用の一部を10両編成で運転することとなっており、平日・土曜休日ともにB31運用が該当します。2019年3月のダイヤ改正では新宿(OH01)発着の10両編成の各駅停車が登場しており(平日は主にE32・E33運用、一部はC運用にも存在)、ダイヤ乱れの際には8両編成のB運用を10両編成で代走した事例があるため(逆に10両編成のE運用を8両編成で代走した事例もある)、それを実際に8両編成から10両編成に置き換える形(実際は車両増強)となっています。今後も3000形3659F・3661F・3662Fの10両固定編成化工事が予想されるため、22ある8両編成のB運用のうち新たに3運用分が10両編成に置き換えられる可能性も出てきそうです

【3000形10両固定編成化の動き】 ※青色が今回デビューした編成
現在の3659F → サハ3387+デハ3437を組み込み → 3087Fに改番
現在の3660F → サハ3386+デハ3436を組み込み → 3086Fに改番
現在の3661F → サハ3385+デハ3435を組み込み → 3085Fに改番
現在の3662F → サハ3384+デハ3434を組み込み → 3084Fに改番

【3000形10両固定編成の状況】 ※下記はかっこ内が元の種車となる車両番号
《6両固定編成から改造》
クハ3091(元クハ3280)+デハ3041(元デハ3230)+デハ3141(元デハ3330)+サハ3191+サハ3291+デハ3241+デハ3341+サハ3391(元サハ3380)+デハ3441(元デハ3430)+クハ3491(元クハ3480)
クハ3092(元クハ3281)+デハ3042(元デハ3231)+デハ3142(元デハ3331)+サハ3192+サハ3292+デハ3242+デハ3342+サハ3392(元サハ3381)+デハ3442(元デハ3431)+クハ3492(元クハ3481)
クハ3093(元クハ3282)+デハ3043(元デハ3232)+デハ3143(元デハ3332)+サハ3193+サハ3293+デハ3243+デハ3343+サハ3393(元サハ3382)+デハ3443(元デハ3432)+クハ3493(元クハ3482)
クハ3094(元クハ3278)+デハ3044(元デハ3228)+デハ3144(元デハ3328)+サハ3194+サハ3294+デハ3244+デハ3344+サハ3394(元サハ3378)+デハ3444(元デハ3428)+クハ3494(元クハ3478)
クハ3095(元クハ3279)+デハ3045(元デハ3229)+デハ3145(元デハ3329)+サハ3195+サハ3295+デハ3245+デハ3345+サハ3395(元サハ3379)+デハ3445(元デハ3429)+クハ3495(元クハ3479)

《8両固定編成から改造》 青色がデビューした編成
クハ3081(元クハ3665)+デハ3031(元デハ3615)+デハ3131(元デハ3715)+サハ3181(元サハ3765)+サハ3281(元サハ3865)+デハ3231(元デハ3815)+デハ3331(元デハ3915)+サハ3381+デハ3431+クハ3481(元クハ3965)
クハ3082(元クハ3664)+デハ3032(元デハ3614)+デハ3132(元デハ3714)+サハ3182(元サハ3764)+サハ3282(元サハ3864)+デハ3232(元デハ3814)+デハ3332(元デハ3914)+サハ3382+デハ3432+クハ3482(元クハ3964)
クハ3083(元クハ3663)+デハ3033(元デハ3613)+デハ3133(元デハ3713)+サハ3183(元サハ3763)+サハ3283(元サハ3863)+デハ3233(元デハ3813)+デハ3333(元デハ3913)+サハ3383+デハ3433+クハ3483(元クハ3963)
クハ3086(クハ3660)+デハ3036(デハ3610)+デハ3136(デハ3710)+サハ3186(サハ3760)+サハ3286(サハ3860)+デハ3236(デハ3810)+デハ3336(デハ3910)+サハ3386+デハ3436+クハ3486(クハ3960)

《今後誕生予定の編成》
クハ3084(クハ3662)+デハ3034(デハ3612)+デハ3134(デハ3712)+サハ3184(サハ3762)+サハ3284(サハ3862)+デハ3234(デハ3812)+デハ3334(デハ3912)+サハ3384+デハ3434+クハ3484(クハ3962)
クハ3085(クハ3661)+デハ3035(デハ3611)+デハ3135(デハ3711)+サハ3185(サハ3761)+サハ3285(サハ3861)+デハ3235(デハ3811)+デハ3335(デハ3911)+サハ3385+デハ3435+クハ3485(クハ3961)
クハ3087(クハ3659)+デハ3037(デハ3609)+デハ3137(デハ3709)+サハ3187(サハ3759)+サハ3287(サハ3859)+デハ3237(デハ3809)+デハ3337(デハ3909)+サハ3387+デハ3437+クハ3487(クハ3959)

2019年9月28日

【まさかの番号順】西武鉄道10000系10104Fが横瀬車両基地に廃車回送される

2019年9月25日、西武鉄道南入曽車両基地所属の10000系10104F(プラチナム・エクスプレス川越ラッピング編成)が所属先から横瀬車両基地へ自走回送されました。今回の回送は廃車解体のためと思われます。
▲001系Laviewの導入で置き換えが進む10000系は池袋線系統で運用されていた小手指車両基地の10103Fが一足先に廃車となったが、その次がまさかの南入曽車両基地所属の10104Fという展開に。これで10000系のプラチナム・エクスプレスラッピング編成は消滅
▲10000系10104Fの廃車により小手指車両基地所属であった10111F(写真左側)が南入曽車両基地に転属する形となり、新宿線で運用されている。

新型特急001系Laviewの投入が池袋線中心(小手指車両基地配属)だったので、小手指車両基地所属の10000系のみが置き換えられて廃車になるかと思いきや、今度はまさかまさかの予想外で南入曽車両基地所属の10104Fが廃車という動きとなりました。なおこの10104Fは新宿線の『小江戸』で運用されていたプラチナム・エクスプレス川越のラッピング編成で運用離脱直前の一時期には池袋線でも運用されていました。その次はもし番号順でいくと小手指車両基地所属の10105F(レッドアロー・クラシック:写真2枚目右側)が危ないかもしれないですね。なお廃車となった10104Fの代わりに小手指車両基地から10111Fが転属する形で新宿線系統の『小江戸』で運用されています

私は一昨年6月から昨年6月まで西武鉄道新宿線を利用していたこともあり、時折10000系10104Fにも乗ったことがあります。思い出のある編成だっただけに非常にショックが大きいです。

【3086F投入の布石】小田急電鉄、9月29日より8両編成の運用の一部を10両編成で運転へ

2019年9月29日より、小田急電鉄小田原線・多摩線系統の各駅停車で8両編成で運転されている一部運用を10両編成で運転されることが発表されました。
▲9月27日の平日B31運用(平日でB31運用の8両編成充当の最後??)は3000形3653F(日本車両製造3次車)が充当された。
▲9月28日の土曜休日B31運用(土曜休日でB31運用の8両編成充当の最後??)は2000形2059Fが充当された。

該当運用は平日・土曜休日いずれもB31運用に該当する運用で喜多見検車区唐木田出張所を出入庫する運用であることから、唐木田出張所の予備留置となる編成(10両編成のE運用でいうと平日はE41・E42、土曜休日はE17・E41・E42の各運用)または唐木田出張所に入庫した編成が充当されるようです。おそらく29日から3000形3660F(日本車両製造6次車)を改造した3086Fが営業運転を開始するものとみられます。ここ最近は撮影すらあまりできていないですが、動き自体はいつも注視しています。3086Fに続いて10両固定編成化工事に入る8両固定編成(3659F・3661F・3662F)の動きが注目されます。

2019年9月20日

【10両固定編成】小田急電鉄3000形3086F(元3660F)が試運転を実施

2019年9月19日、小田急電鉄3000形3660F(日本車両製造6次車)にサハ3386+デハ3436を組み込んで10両固定編成化された3086Fが小田原線で試運転を実施しました。
▲3000形3086Fの改造種車である3660F。元クハ3960と元デハ3910の間にサハ3386+デハ3436の2両を組み込み、車両番号を3086Fに対応するものに変更、側面帯と先頭の前面帯をロイヤルブルーからインペリアルブルーに変更した。

3000形10両固定編成は6両固定編成から改造の5編成、8両固定編成から改造の3編成が在籍しており、今回の3086Fを合わせると9編成目(ただし8両固定編成から改造は4編成目)となります。なお10両固定編成化の対象となりうる3659F・3661F・3662Fは現在でも運用を続けていますが、今後その3編成のうち1編成が運用を離脱するとなれば10両固定編成化に向けて動く可能性があり、目が離せません。

【3000形10両固定編成化の動き】 ※青色が今回登場した編成
現在の3659F → サハ3387+デハ3437を組み込み → 3087Fに改番
現在の3660F → サハ3386+デハ3436を組み込み → 3086Fに改番
現在の3661F → サハ3385+デハ3435を組み込み → 3085Fに改番
現在の3662F → サハ3384+デハ3434を組み込み → 3084Fに改番

【3000形10両固定編成の状況】 ※下記はかっこ内が元の種車となる車両番号
《6両固定編成から改造》
クハ3091(元クハ3280)+デハ3041(元デハ3230)+デハ3141(元デハ3330)+サハ3191+サハ3291+デハ3241+デハ3341+サハ3391(元サハ3380)+デハ3441(元デハ3430)+クハ3491(元クハ3480)
クハ3092(元クハ3281)+デハ3042(元デハ3231)+デハ3142(元デハ3331)+サハ3192+サハ3292+デハ3242+デハ3342+サハ3392(元サハ3381)+デハ3442(元デハ3431)+クハ3492(元クハ3481)
クハ3093(元クハ3282)+デハ3043(元デハ3232)+デハ3143(元デハ3332)+サハ3193+サハ3293+デハ3243+デハ3343+サハ3393(元サハ3382)+デハ3443(元デハ3432)+クハ3493(元クハ3482)
クハ3094(元クハ3278)+デハ3044(元デハ3228)+デハ3144(元デハ3328)+サハ3194+サハ3294+デハ3244+デハ3344+サハ3394(元サハ3378)+デハ3444(元デハ3428)+クハ3494(元クハ3478)
クハ3095(元クハ3279)+デハ3045(元デハ3229)+デハ3145(元デハ3329)+サハ3195+サハ3295+デハ3245+デハ3345+サハ3395(元サハ3379)+デハ3445(元デハ3429)+クハ3495(元クハ3479)

《8両固定編成から改造》
クハ3081(元クハ3665)+デハ3031(元デハ3615)+デハ3131(元デハ3715)+サハ3181(元サハ3765)+サハ3281(元サハ3865)+デハ3231(元デハ3815)+デハ3331(元デハ3915)+サハ3381+デハ3431+クハ3481(元クハ3965)
クハ3082(元クハ3664)+デハ3032(元デハ3614)+デハ3132(元デハ3714)+サハ3182(元サハ3764)+サハ3282(元サハ3864)+デハ3232(元デハ3814)+デハ3332(元デハ3914)+サハ3382+デハ3432+クハ3482(元クハ3964)
クハ3083(元クハ3663)+デハ3033(元デハ3613)+デハ3133(元デハ3713)+サハ3183(元サハ3763)+サハ3283(元サハ3863)+デハ3233(元デハ3813)+デハ3333(元デハ3913)+サハ3383+デハ3433+クハ3483(元クハ3963)

《今後誕生予定の編成》 ※青色が組成された編成
クハ3084(クハ3662)+デハ3034(デハ3612)+デハ3134(デハ3712)+サハ3184(サハ3762)+サハ3284(サハ3862)+デハ3234(デハ3812)+デハ3334(デハ3912)+サハ3384+デハ3434+クハ3484(クハ3962)
クハ3085(クハ3661)+デハ3035(デハ3611)+デハ3135(デハ3711)+サハ3185(サハ3761)+サハ3285(サハ3861)+デハ3235(デハ3811)+デハ3335(デハ3911)+サハ3385+デハ3435+クハ3485(クハ3961)
クハ3086(クハ3660)+デハ3036(デハ3610)+デハ3136(デハ3710)+サハ3186(サハ3760)+サハ3286(サハ3860)+デハ3236(デハ3810)+デハ3336(デハ3910)+サハ3386+デハ3436+クハ3486(クハ3960)
クハ3087(クハ3659)+デハ3037(デハ3609)+デハ3137(デハ3709)+サハ3187(サハ3759)+サハ3287(サハ3859)+デハ3237(デハ3809)+デハ3337(デハ3909)+サハ3387+デハ3437+クハ3487(クハ3959)

2019年9月16日

【緊急特集】小田急電鉄ロマンスカー『EXEα』30000形30252Fの車体修理に伴う代走運用について

2019年8月14日に小田急電鉄小田原線の栢山(OH43)~富水(OH44)間で発生した踏切事故の影響でロマンスカー『EXEα』30000形30252Fの車体が損傷し、その修理のため運用を離脱しています。このため15日から緊急の車種変更や運用変更が生じています。
▲車体損傷のなかったロマンスカー『EXEα』30000形30052Fは単独で土曜休日N75運用を代走している。そのため『スーパーはこね9号』(0709レ)などは狙っておきたい。
▲8月15日以降は所定の4運用のほかに平日N65運用・平日N66運用の代走にも使用されているロマンスカー『VSE』50000形と『GSE』70000形。15日は午前の0501レ(江1050←宿0940)が運休で、0178レ(厚1618→宿1707)以降は50001Fが代走した。

このため現在リニューアル入場中の30056F+30256F以外の『EXE/EXEα』に車両不足が発生し、同形式が不足することから車種変更が発生しました。さらに8月16日の臨時特急『明星号』(0860レ:変則N66運用)も所定の『GSE』から『VSE』に変更されたほか、土曜休日は『MSE』60000形が所定の土曜休日N75運用を『EXEα』30000形30052Fで代走する状況が続いています。9月になると平日の一部運用を30052Fが単独で運用されることが増えており、以下の運用に充当される予定です。

【『EXEα』30052Fの充当運用(9月・10月)】
【9月】
15日・16日・21日・22日・23日:土曜休日N75運用
17日・19日・27日:平日N63運用
【10月】
5日・6日・12日・13日・14日:土曜休日N75運用
3日・7日・8日・9日・15日:平日N63運用

2019年9月13日

【初の重要部検査】小田急電鉄ロマンスカー『GSE』70000形70051Fが大野総合車両所を検査出場する

2019年9月10日、小田急電鉄ロマンスカー『GSE』70000形70051Fが就役後初めて大野総合車両所での重要部検査を通して出場し、試運転を実施しました。
▲就役後初めて重要部検査を通したロマンスカー『GSE』70000形70051F。営業運転開始前の試運転ですら出さなかった連結器を初めて出して走行した。

同編成は2017年12月に日本車両製造豊川製作所を新製出場しており、それから約1年9ヶ月が経過していたため、このタイミングでの検査になったものと思われます。前面部に掲出されていたグッドデザイン賞金賞の受賞ロゴマークはそのままとされました。なおすでに70051Fは営業運転に復帰しており、『VSE』50000形と共通運用で充当されています。

【ついにトップナンバーも】相模鉄道12000系12101Fが埼京線で試運転を実施

2019年9月11日、相模鉄道かしわ台車両センター所属に所属する12000系12101F(ID-91)が東日本旅客鉄道埼京線新宿(JA-11)~大宮(JA-26)間で試運転を実施しました。
▲12000系トップナンバーが埼京線に足を踏み入れ、新宿~大宮間を走行した。

同編成はそうにゃんのイラストのない『試運転』表示で走行しました。12000系は1号車が大宮・川越寄りとなるので、埼京線内では北行の場合、クハ12100を先頭に走ることになります。一方で相模鉄道側でもE233系7000番台宮ハエ136編成(ID-66)と宮ハエ138編成(ID-68)が新横浜線内での試運転、宮ハエ137編成が頻繁に相模大塚(SO-15)の留置線への出入りを繰り返しており、同系列がかしわ台車両センターだけでなく相模大塚に近接する留置線での留置を想定したものとみられます。

2019年9月12日

【残るは1編成】相模鉄道9000系のリニューアル更新工事がいよいよ佳境に

2015年度から相模鉄道では9000系で9703Fを皮切りに2代目塗装から3代目“YOKOHAMA NAVYBLUE”塗装へのリニューアル更新工事が進められており、2019年9月現在では9701Fのみが2代目塗装、9707Fがリニューアル更新工事のためにかしわ台車両センターに入場中である以外は3代目“YOKOHAMA NAVYBLUE”塗装となっています。

▲最後の2代目塗装車となった9701F。種別行先案内表示器が唯一の字幕式(そうにゃんのイラスト入り)であり、リニューアル更新工事前の9702Fもこの姿であった。

▲現在リニューアル更新工事のため入場中の9707F。この編成は2代目塗装になった最初の編成であるため、車番の字体が他の編成とは異なっていた。

現在のところ2代目塗装で残るのは9701Fのみであり、入場中の9707Fを除き、それ以外の編成は3代目“YOKOHAMA NAVYBLUE”塗装で活躍しています。なおリニューアル更新工事を受けた編成のうち、9702Fは種別行先案内表示器が字幕式であった編成、9703Fは最初にリニューアル更新工事を受けたことから車体側面の車両番号が下部に記載されている唯一の編成(ホームドア非対応)、9705Fは唯一2代目塗装にならなかった編成(すなわち初代塗装から3代目塗装になった編成)です。今年度の事業計画では9000系2編成(9701F9707F)のリニューアルを発表していますが、あと別に1編成のリニューアルを発表しています。それは8000系のリニューアルに移行するという意味なのでしょうか。

【9000系リニューアル更新状況】
2015年度:9703F 2016年度:9705F 2017年度:9702F9704F
2018年度:9706F 2019年度:9701F(未施工)・9707F(施工中)