2019年9月7日

【動向注目】東京急行電鉄3000系3008Fが6000系の初代デハ6301・デハ6302とともに総合車両製作所横浜事業所に入場

2019年9月6日、東京急行電鉄目黒線で運用される元住吉検車区所属の3000系3008F(6両固定編成)が6000系の7両固定編成化に伴って増備されていた初代デハ6301・デハ6302とともに総合車両製作所横浜事業所に入場しました。今後の動向が注目されます。

▲6000系の初代デハ6301・デハ6302の2両とともに総合車両製作所横浜事業所に入場した3000系3008F。同編成は偶数のため東芝製のIGBT素子VVVFインバータ制御方式である。前者の2両は落成して数年しか経っておらず、何かの改造工事を受けるのだろうか。3008Fの入場は相模鉄道との直通運転を想定した工事の可能性がありそう??

前者の6000系の2代目3号車に組み込まれていた初代デハ6301・デハ6302の2両は同系列の7両固定編成化に伴って増備されたパンタグラフ1基を搭載する電動車であり、3代目3号車の2代目デハ6301・デハ6302(すなわち転換クロスシートを装備する『Q SEAT』車両)に置き換えられ、編成から外されていました。3000系3008Fについては2022年に予定されている相模鉄道との直通運転を想定して何らかの工事を受ける可能性があります。この先はあくまでも個人的な大予想ですが、3000系はすべて6両編成であり(3001Fのみ落成当初は8両編成であったが、一部中間車は3002Fに転用)、2022年に目黒線向けの車両を8両編成に増強することを発表しており(3020系は増強を見据えて新製当初から8両編成で落成しており、付随車は2022年に組み込まれる予定)、今回余剰となった6000系中間車を活用して組み込む可能性があるのでは??とみています。3000系は電動車と付随車の割合が3M3Tとなっており、6000系の2両はいずれも電動車なので、1両は電動車のまま、1両を付随車に改造すれば4M4Tで組み込むことができそうです。いずれにしても総合車両製作所横浜事業所に入場した8両の動きがどうなるか気になりますねぇ。