2019年9月10日

【快速停車駅変更】東日本旅客鉄道が2019年11月30日実施の埼京線関連のダイヤ改正の概要を発表

2019年9月6日、東日本旅客鉄道が相模鉄道本線・新横浜線との相互直通運転が開始される11月30日に実施するダイヤ改正の概要を発表しました。


▲相模鉄道本線の相模大塚(SO-15)に隣接する留置線で並んだ12000系(写真左)とE233系7000番台(写真右)。この両系列が埼京線・川越線方面と相模鉄道本線・新横浜線方面の直通列車に使用される
▲埼京線では快速列車の停車駅として新たに中浦和(JA-22)・南与野(JA-23)・北与野(JA-25)の各駅が追加となり、武蔵浦和(JA-21)以北が快速列車であっても各駅停車になる。このため通過運転区間は赤羽(JA-15)~武蔵浦和間のみとなる。なお通勤快速は停車駅に変更がない。

今回のダイヤでは相模鉄道新横浜線の開業に伴って埼京線・川越線方面と相互直通運転を行うダイヤが相模鉄道とともに公表されました。また埼京線では平日、土曜休日とも快速列車の停車駅に中浦和・南与野・北与野が追加され、武蔵浦和~川越間が各駅停車になります。通勤快速は現行のままであり、赤羽~大宮(JA-26)間の停車駅は武蔵浦和のみとなります。相模鉄道新横浜線方面との直通運転開始に伴って注目されていた女性専用車などの統一が気になっていましたが、女性専用車については相模鉄道側が合わせる形で10号車とされ、弱冷房車は相模鉄道側に合わせる形で4号車から9号車に変更されます

さらに早朝の時間帯の埼京線は池袋(JA-12)発着で運転されていますが、それを新宿(JA-11)まで延長して3往復増発し、池袋発の南行の初電を約28分、新宿発の北行の初電を約25分繰り上げ、新宿発の北行の初電は6時台から5時台に繰り上がります。行先延長となるのは現在の平日ダイヤでいうと、現行の400K列車(川0400→池0546[平日01運用]、行先延長後は川0400→宿0550)、504K列車(指0508→池0554[平日05運用]、行先延長後は指0508→宿0558)、506K列車(指0516→池0603[平日07運用]、行先変更後は指0516→宿0606)、505K列車(宮0636←池0559[平日05運用]、発駅変更後は宮0636←宿0555)、607K列車(浦0630←池0608[平日07運用]、発駅変更後は浦0631←宿0603)、647K列車(宮0659←池0622[平日47運用]、発駅変更後は宮0658←宿0614)となります。また埼京線との相互直通運転を行っている東京臨海高速鉄道りんかい線方面の利便性向上のため、新宿~大崎(JA-08, R-08)間を2往復増発します。この改正により現在の新宿発の埼京線の初電は川越方面が平日ダイヤでは657S列車(川0714←宿0620[平日57運用])、土曜休日ダイヤでは653F列車(川0718←宿0622[土曜休日53運用])と6時台、新木場(R-01)方面が平日ダイヤでは640K列車(川0604→木0741[平日41運用])、土曜休日ダイヤでは654K列車(宮0628→木0742[土曜休日55運用])と7時台となっていますが、それが大幅に繰り上がり、新宿では北行が約25分、南行が約28分繰り上がるほか、新宿~大崎間の埼京線の増発で大崎発の新木場方面からの初電(平日で787K列車[浦0805←木0705:平日87運用]、土曜休日で787F列車[川0839←木0706:土曜休日87運用])が平日の場合は約56分繰り上がり、6時29分発になります。

日中時間帯では快速(毎時3本)の停車駅が武蔵浦和以北で各駅停車となるため、同時間帯にすべて大宮発着で運転されている各駅停車(毎時6本)のうち半数の毎時3本は武蔵浦和発着となります。日中時間帯ではかつて赤羽行きがありましたが、武蔵浦和行きは初めてと思われます。また夕夜時間帯に一部列車を増発し、大崎~新宿間は17時台~22時台まで約5本~6本、新宿~赤羽間は17時台から22時台まで12本とし、ご利用しやすいダイヤに改善します。また新宿発の最終の川越行きは同駅発を5分繰り下げて24時00分発(川越着時刻は変更なし)として利便性を向上します。


また東海道線系統では埼京線と新横浜線との直通運転に伴って朝の『湘南ライナー8号・10号』(3728M【215系で運転】:小0716→東0841/3730M【185系200番台で運転】:小0728→品0840)を統合し、新たに『湘南ライナー8号』(小0720→東0848)とします