2020年11月30日

【“墜落”早めの記録を】東日本旅客鉄道E231系1000番台横コツS-13編成(制御装置更新車)が営業運転に

2020年11月19日に東日本旅客鉄道東京総合車両センターで制御装置更新工事を受けて出場したE231系1000番台横コツS-13編成(クハE231-8041以下5両)が11月26日から営業運転に復帰しました。なおドアエンジンも全車両で交換済みのようです。
▲国府津車両センターに所属するE231系1000番台の初の制御装置更新車の横コツS-13編成が営業運転に投入された。このときの相方はE233系3000番台横コツE-02編成(クハE233-3002以下10両)で6号車のトイレ未設置と一部のドアチャイムが低いという注目編成同士の組み合わせとなった。

相方はE233系3000番台横コツE-02編成と、同系列で6号車にトイレがなくドアチャイムが一部で低くなっている特徴的な編成と、E231系1000番台横コツでは初の制御装置更新車という組み合わせで運用されました。運用初日は宇都宮線でのダイヤ乱れがあり本来直通する運用が上野(JU-02)発着となっていました。国府津車両センター所属編成の制御装置更新が本格的に始まることが予想されます。墜落インバータを堪能するなら今がチャンスです。

【E231系1000番台国府津車両センター所属編成】
<全体在籍数>基本編成…10両42編成(420両) 付属編成…5両34編成(170両)
<機器未更新>基本編成…10両42編成(420両) 付属編成…5両33編成(165両)
<機器更新済>基本編成…10両0編成(0両) 付属編成…5両1編成(5両)

【経路は当日まで不明です】小田急電鉄ロマンスカーを使用したミステリーツアー列車を運転へ

2020年11月27日、小田急電鉄と小田急トラベルが2021年1月24日・31日にロマンスカーを使用し『貸切特急ロマンスカーで行く!小田急線車庫巡り ミステリーツアー』を開催することが発表されました。
▲小田急電鉄の車両基地(検車区)を巡るミステリーツアーに使用されるロマンスカー。1月24日の特別団体専用列車に充当されるロマンスカー“MSE”60000形(写真左側)と1月31日の特別団体専用列車に充当されるロマンスカー“EXE/EXEα”30000形(写真右側)。土曜休日に予備留置が設定されている4両編成を使用するのだろうか。
▲ロマンスカー“EXE/EXEα”30000形のうち、リニューアルされていない“EXE”は2編成のみ(30055F+30255F・30057F+30257F)となっているため、状況により“EXEα”が使用される場合もある。

特別団体専用列車の出発地点と終着地点は両日とも決まっていて、24日出発分(“MSE”充当)は海老名検車区、31日出発分(“EXE/EXEα”充当)は喜多見検車区を出発します。終着地点はいずれも喜多見検車区唐木田出張所となっています。これは両日ともに喜多見検車区唐木田出張所で到着後に撮影会を行うためです。今回のこのツアーでは普段から定期的に出入庫に使用されている経堂(OH11)構内留置線、喜多見検車区、新百合ヶ丘(OH23)構内留置線、大野総合車両所、相武台前(OH30)構内留置線、海老名検車区、開成(OH42)構内留置線、足柄(OH46)構内留置線、小田原(OH47)構内留置線、喜多見検車区唐木田出張所の10箇所のうち6箇所~7箇所巡ります。特別団体専用列車も定期列車の合間を縫って走ることになるので、さすがにすべては回りきれないでしょうね。運転経路は予想ができないため割愛しますが、個人的予想としては24日は海老名検車区と新百合ヶ丘構内留置線と喜多見検車区唐木田出張所、31日は喜多見検車区と新百合ヶ丘構内留置線と喜多見検車区唐木田出張所はほぼ確実ではないでしょうか。両日とも喜多見検車区唐木田出張所がゴールなので、新百合ヶ丘構内留置線と喜多見検車区唐木田出張所は巡ることが予想できそうです。

2020年11月29日

【このご時世ならでは】東日本旅客鉄道E259系(横クラ)で“テレワーク”!?

2020年11月28日は出先のついでに東日本旅客鉄道へ。今回も『踊り子』や横須賀線の記録、と考えていましたが、実はこのご時世ならではのあるものが気になっていたので、急遽ですが東海道線(上野東京ライン)、山手線、中央・総武線と乗り継ぎ、両国(JB-21)にやってきました。
E259系横クラNe009編成。そう、あるものとはこのE259系を活用して実験が行われた『テレワーク』なのです。11月27日と28日に日中時間帯の全列車運休が続いている特急『成田エクスプレス』のE259系を活用し、両国3番線に留置のうえで新しい臨時のシェアオフィスとしての実験が行われたのです。28日は横クラNe009編成が使用されました。
本来は209系2200番台千マリJ1編成のサイクルトレイン、“B・B・BASE”が発着するホームとなっていますが、まさかのE259系に少々違和感。
江戸東京博物館とE259系の組み合わせを撮りました。E259系横クラNe009編成は両国3番線のホーム中央寄りに停車していました。江戸東京博物館が分かるように画面に入れたため、E259系が小さく写っています。

観察は手短に済ませ、今度は秋葉原(JY-03,JB-19)経由で東京(JT-01,JY-01)へ。
E231系1000番台宮ヤマU35編成+宮ヤマU533編成。1582E列車。よく見ると、前面表示が『東海道線』、しかも9番線に進入しています。実はこのとき宇都宮線久喜でポイント故障(実際には信号機が動かないトラブル)のため、宇都宮線は上下線で運転を見合わせており、宇都宮線直通系統のみの直通運転を取りやめ、北側は上野(JU-02)発着、南側は東京発着にそれぞれ変更となっていたのです。このため折り返しは1557E列車となっています。
ちょうどE657系水カツK18編成の61M列車と並びました。私が狙っていたのはこのあと発着する普通列車→快速アクティーであり、東京始発の快速アクティーは土曜休日ダイヤに3本のみであるため、日中時間帯はダイヤ乱れの時にしか見られません。
次に入線してきた1584E列車の東京行きはE233系3000番台横コツE-59編成+E231系1000番台宮ヤマU539編成。折り返しは3529E列車となりました。その折り返しのタイミングで種別行先案内表示器を撮りました。上野東京ライン開業後もダイヤ乱れ時にごくまれに見られる『東京』の文字を見るといまだに不思議と嬉しくなっちゃいます。
種別が『快速アクティー』に変わったところでこれに乗車。この時期の東京始発の自動放送(しかも駅ナンバリング入り)は非常に珍しいため録音しちゃいました。ただ東京発着に変更になったことで上野東京ライン開業前の自動放送(新橋(JT-02)・品川(JT-03)到着前は放送に乗り換え案内がなかった)に戻った感がありました。
東京総合車両センター田町センターで留置中の185系0番台宮オオA1編成を発見。
最後に横浜(JT-05)で、E231系1000番台宮ヤマU-585編成の3526E列車の東京行きをキャッチして終了としました。久々に見た東京発着列車、早朝深夜だけになってしまったのがもったいないですね…。

【平日のみ適用も】京浜急行電鉄・京成電鉄も平日ダイヤ中心の終電時刻を繰り上げへ

2020年11月27日、京浜急行電鉄と京成電鉄が2021年春のダイヤ改正で終電の繰り上げを発表しました。東日本旅客鉄道以外では小田急電鉄、相模鉄道、西武鉄道、京王電鉄など大手私鉄で終電繰り上げを発表しており、これに京浜急行電鉄や京成電鉄も追随した形です。
▲京浜急行電鉄は平日ダイヤのみ繰り上がる。大師線は変更はない。下り列車の終電については遠くへ行く列車がなぜか線内完結ではなく他社線からの直通列車となっている。今回は下り列車の繰り上げが対象となっているが、来年1月には上り列車の繰り上げも判明する。
▲京成電鉄は一部区間の終電が繰り上がるのみで(ただし終電の一部が優等種別のため終電繰り上げ対象の区間内であっても現行どおりの駅がある)、京成本線の一部区間では初電の繰り下げも行われる。

これらの路線も新型コロナウィルスの影響による終電間際の利用客減少や終電から初電までの間で行われる夜間工事の時間確保が理由とされており、これはどの鉄道会社でも共通しています。今回は京浜急行電鉄と京成電鉄に分けて紹介します。

【京浜急行電鉄】
京浜急行電鉄では大師線(京急川崎(KK-20)~小島新田(KK-26)間)と三崎口(KK-72)まで以外で終電繰り上げが実施され、一部途中で乗り継ぎが必要な場合もありますが、品川(KK-01)発基準で行くと、京急蒲田(KK-11)・京急川崎まで約17分、空港線羽田空港第1・第2ターミナル(KK-17)まで約2分、横浜(KK-37)・上大岡(KK-44)・金沢文庫(KK-49)まで約21分、逗子線逗子・葉山(旧新逗子・KK-53)までが約16分、本線浦賀(KK-64)までが約14分、京急久里浜(KK-67)まで約30分、三浦海岸(KK-71)まで約18分の繰り上がりとなります(主に特急以上停車駅、エアポート急行停車駅以下の各駅ではその限りではない場合もある)。

品川・横浜発の下り終電でいくと、久里浜線直通の三崎口(KK-72)行きが北総鉄道印旛日本医大(HS-14)始発で同駅21時33分発の2162H列車(平日63H運用・43行路)、三浦海岸行きが京成電鉄京成高砂(KS-10)始発で同駅22時54分発の2254H列車(平日55H運用・35行路)、京急久里浜行きは泉岳寺(A-07)始発で同駅23時59分発の2310H列車(平日11H運用・85行路)、金沢文庫行きは成田空港第1ターミナル(KS-42)始発で同駅23時00分発の2324H列車(平日25H運用・28行路)となっており、これらはすべて特急となっています。三崎口行きは現行どおりのままですが、三崎口の一つ手前の三浦海岸行きは品川発で約18分、横浜発で約17分繰り上がり、京急久里浜行きは両駅とも約30分、金沢文庫行きは品川発で約21分、横浜発で約20分繰り上がります。なお三密回避や混雑防止のために終電間際の列車の列車増発も行われ、泉岳寺~神奈川新町(KK-34)間で特急1本、京急蒲田(KK-11)~神奈川新町間でエアポート急行1本(いずれも8両編成で運転か)が増発されます。後者は空港線内完結列車を種別変更のうえで行先延長する可能性もありますね。なお上り列車の終電繰り上げについては2021年1月に判明しますのでお待ちください。

【京成電鉄】
京成電鉄では京成高砂→京成成田(KS-40)間で繰り上がり、京成高砂→京成津田沼(KS-26)間で約10分程度、京成津田沼→京成佐倉(KS-35)間では約15分から20分程度、京成佐倉→京成成田間では約15分程度繰り上がります。それ以外は繰り上げはありません。一方の初電は宗吾参道(KS-38)→京成津田沼間と京成高砂→青砥(KS-09)間が約5分、京成津田沼→京成高砂間と青砥→京成上野(KS-01)間が約10分の繰り下げとなります。それ以外は繰り下げはありません。なお京浜急行電鉄と異なり、終電間際の列車増発の言及はなく、土曜休日ダイヤについての終電繰り上げの言及はありません。

2020年11月25日

【形式消滅】相模鉄道7000系7754F(10両固定編成)が廃車解体のため陸送される

2020年11月25日、相模鉄道7000系7754F(10両固定編成)が廃車解体処分のためかしわ台車両センターから陸送されました。同編成は11月7日・8日に当選者限定でかしわ台車両センターで行われた引退記念イベントで展示されていました。 
▲11月7日・8日のかしわ台車両センターでの参加者限定のイベントで展示された7000系7754Fがついに旅立ち、同系列は形式消滅となったが、同系列の一部を改造した事業用車両としてモヤ701+モヤ702+モヤ703+モヤ704の4両が残っている。 

この編成は現行の2代目塗装に変更されたのは7713F(当時10両編成、末期は8両編成)に続いて2番目でしたが、その塗装で約10年間運用され、元先頭車を挟まない10両固定編成で最後まで残っていました(※7751Fは5両+5両の組み合わせのため、貫通編成としては同編成が最後)。この系列は“YOKOHAMA NAVYBLUE”へ塗装変更されることなくすべて引退しました。私にとっても様々な思い出が詰まった7000系、本当にお疲れさまでした。ちなみに今後は制御装置が更新されていない8000系や制御装置更新が進む10000系の動向が注目されることになりそうです。

【8両固定は久々】小田急電鉄3000形3654F(旧東急車輛製造4次車)の帯がインペリアルブルーに

2020年11月に小田急電鉄大野総合車両所88番構内留置線に留置されている3000形8両固定編成の3654F(旧東急車輛製造4次車)ですが、外観に変化が見られました。前面帯と側面帯の色がロイヤルブルーからインペリアルブルーに変更されています

▲小田急電鉄の主力車両である3000形のインペリアルブルー帯への変更は6両固定編成の3255F(旧東急車輛製造2次車)以来だが、8両固定編成では元3661F(日本車両製造6次車、現3085F)以来で約2年7か月ぶり4次車では同形式最初のインペリアルブルー帯である3267F以来のことである(ただし8両固定編成から10両固定編成へ改造されるタイミングでロイヤルブルーからインペリアルブルーに変更された編成は含んでいない)。

3000形の帯色がロイヤルブルーからインペリアルブルーとなるのは大野総合車両所での検査施工とともに帯変更を行った6両固定編成の3255F(旧東急車輛製造2次車)以来ですが、8両固定編成では実に元3661F(現3085F)以来で約2年7か月ぶりです。これは落成当初8両固定編成だった編成で、且つ10両固定編成へ改造される以前からインペリアルブルー帯を巻いていた編成を調べたところ、元3661F(日本車両製造6次車、現3085F)、元3662F(日本車両製造6次車、現3084F)、元3665F(日本車両製造7次車、現3081F)の3編成だけでした。それ以外は10両固定編成に改造されると同時に、前面部・側面部の帯が撤去されている状態(ロイヤルブルーからインペリアルブルーに変更するタイミング)となるためで、改造前の8両固定編成時代は登場当初から長らくロイヤルブルー帯を巻いていたことが分かります。

ちなみに元3665F(日本車両製造7次車)がインペリアルブルー帯を巻いたときは3651F(日本車両製造3次車)がボクシングジム火災の屋根焼損の被害を受けて長期間運用を離脱していたこともあり、10両固定編成への改造は一時延期になり、インペリアルブルーで8両固定編成のままで営業運転に投入されたことがあります。一方で元3663F(日本車両製造6次車)は中間増備車(サハ3383+デハ3433、当時はサハ3382+デハ3432とともに登場)に合わせていたかは分かりかねますが、10両固定編成へ改造される約3ヶ月前にソフト音が全密閉モーター仕様に変更された経緯がありますが、その時も帯はロイヤルブルーを保持していました。

【3000形ロイヤルブルー帯 在籍状況】 ※2020年11月25日現在
合計…172両
6両固定編成…11編成(66両)
8両固定編成…7編成(56両)
10両固定編成…5編成(50両)
《1次車》該当なし
《2次車》該当なし
《3次車》3263F3266F3651F3653F
《4次車》3268F3655F3657F
《5次車》3269F3272F3658F
《6次車》3273F
《7次車》3277F
《8次車》3091F3095F(1号車~3号車・8号車~10号車)
《9次車》3091F3095F(4号車~7号車)
《10次車》該当なし

【3000形インペリアルブルー帯 在籍状況】 ※2020年11月25日現在
合計…156両
6両固定編成…13編成(78両)
8両固定編成…1編成(8両)
10両固定編成…7編成(70両)
《1次車》3251F3254F
《2次車》3255F3262F
《3次車》該当なし
《4次車》3267F3654F
《5次車》3087F(1号車・4号車~10号車)
《6次車》3083F3086F(1号車・4号車~10号車)
《7次車》3081F3082F(1号車・4号車~10号車)
《8次車》該当なし
《9次車》該当なし
《10次車》3081F3087F(2号車・3号車)

※注意※
●3081Fの中間増備車以降は9次車から一部仕様変更があるため10次車扱い。
●3081F~3087Fの2号車・3号車以外は8両固定編成時代の製造先で分類。

2020年11月23日

【感染対策必須】東日本旅客鉄道が年末年始の終夜運転の詳細を発表

2020年11月17日、東日本旅客鉄道が年末年始の大晦日から元旦にかけて初日の出鑑賞および初詣に向けた臨時列車の運転(終夜運転)を行うことを発表しました。今回は首都圏の12路線で実施されますが、新型コロナウィルスの影響から前回より終夜運転実施の路線が減っています(これはのちほど記述します)。
▲【イメージ】終夜運転を実施する山手線。内回り・外回りともに1時から5時までのあいだで約13分間隔での運転となる。つまり1時間に4本~5本の運転である。
▲【イメージ】終夜運転を実施する京浜東北線・根岸線。この路線は桜木町(JK-11)を境に運転間隔が分かれており、いずれも1時から4時までのあいだで桜木町~大宮(JK-47)間は約20分~50分間隔、桜木町~大船(JK-01)間は約60分~80分間隔での運転となる。つまり桜木町以北で1時間に1本~3本、桜木町以南で1時間に1本程度である。
▲【イメージ】終夜運転を実施する湘南新宿ライン。鎌倉市の鶴岡八幡宮へのアクセスのため横須賀線~宇都宮線系統のみが運転され、大宮(JU-07,JS-24)以北発着の上下2本ずつを含めた列車が設定され大宮以南では1時から5時までのあいだで約60分間隔での運転となる。つまり大宮以北は上下2本のみであるが、大宮以南では1時間に1本の運転であり、一部には大船(JO-09,JS-09)発着のものがある。

今回の終夜運転は首都圏の12路線で実施され、各沿線の初日の出スポットや千葉県成田市の成田山新勝寺および神奈川県鎌倉市の鶴岡八幡宮など初詣の最寄駅へのアクセスとして運転されます。なお例年終夜運転が実施されていた京葉線は新型コロナウィルスの感染拡大防止の観点から開業以来初めて東京ディズニーリゾートでの年越しイベントを実施しない(年越し営業はしない)ことから、終夜運転自体は実施せず、その代わり千葉市美浜区の幕張メッセで行われる“COUNTDOWN JAPAN 20/21”の引上げに伴う上りの臨時列車(いずれも海浜幕張(JE-13)発の3本、うち1本は定期列車の運転区間を延長)が運転されるのみとなっています。また終夜運転を行う一部路線で停車しない駅もありますのでご注意ください

山手線では内回り・外回りともに1時から5時までのあいだに約13分間隔(1時間に4本~5本程度)の運転、京浜東北線・根岸線は1時から4時までのあいだに桜木町で運転間隔が分かれており、同駅以北は約20分~50分間隔(1時間1本~3本程度)、同駅以南は約60分~80分間隔(1時間1本程度)、中央線は24時30分から5時までのあいだに新宿(JC-05)~高尾(JC-24)間で約20分~40分間隔(1時間に2本~3本程度)、青梅線(東京アドベンチャーライン)は2時から5時までのあいだに立川(JC-19)~御嶽(JC-69)間で約50分間隔(1時間に1本程度、途中無停車の区間あり)、中央・総武線各駅停車は24時から5時までのあいだに全線で約20分~60分間隔(1時間に1本~3本)、埼京線は大宮(JA-26)以南で1時から4時までのあいだで東京臨海高速鉄道りんかい線と直通運転を行う形で約60分間隔(1時間に1本)、高崎線は上野(JU-02)~籠原間で上下2本ずつのみ、宇都宮線は大宮以北で湘南新宿ラインの列車が上下2本ずつ(下りの1本は小山行き、下りのもう1本は宇都宮行き)、横須賀線は大船~逗子(JO-06,JS-06)間で24時から5時までのあいだに約20分~40分間隔で後述の湘南新宿ライン横須賀線~宇都宮線系統が含まれています(横須賀線列車自体は約60分間隔で1時間に1本程度)。横須賀線の終夜運転区間が短いのは西大井(JO-16)~大船・逗子間の移動は湘南新宿ラインで十分に可能であるためです(湘南新宿ラインの大船発着の場合のみ、大船で乗り継ぎできる可能性もある)。常磐線(各駅停車)は綾瀬(C-19,JL-19)~我孫子(JJ-08,JL-30)間で東京地下鉄千代田線と直通運転を行う形で上下2本ずつのみ、成田線の我孫子~成田(JO-35)間は上下2本ずつのみ、総武本線・成田線千葉(JO-28)~成田間は24時50分から4時30分までのあいだで約60分間隔(1時間に1本、途中通過する駅あり)の運転となります。

青梅線(東京アドベンチャーライン)では青梅(JC-62)~御嶽(JC-69)間がノンストップとなり宮ノ平(JC-63)~沢井(JC-68)間の各駅には停車しません。また総武本線・成田線では東千葉(JO-29)のみ停車しません。2020年は新型コロナウィルスが猛威を振るったこともあって列車本数を制限した代わり、三密回避のために両数を増強することが考えられます。青梅線(東京アドベンチャーライン)の青梅以西は最長で6両編成、湘南新宿ライン、宇都宮線・高崎線、横須賀線、総武本線・成田線千葉~成田間は最長で15両編成、成田線我孫子~成田間は最長で10両編成での運用が予想されています。なお総武本線・成田線千葉~成田間の最長は15両編成ですが、これはE217系・E235系1000番台(いずれも横クラ)の場合であり、東千葉を通過しています。また通常の普通列車では最長で209系2000・2100番台(千マリ)の10両編成が考えられそうですが、総武本線・成田線定期の普通列車の最長が8両編成であるほか、東千葉のホーム有効長10両編成分のうち成田寄り2両分は使用されていないため、東千葉は通過の対象になったものと思われます。終夜運転列車への乗車を東千葉の周辺から計画されている方は千葉または都賀(JO-30)の両駅から考えるようにしましょう。

一方で初日の出に便利な臨時快速列車・臨時特急列車も設定されていますので紹介します。
▲【イメージ】臨時快速『伊豆初日の出号』に充当される185系200番台。宮オオB5編成・宮オオB6編成・宮オオOM03編成のいずれかが充当されることになる。全席指定席のため乗車には指定席券が必要である。
▲【イメージ】臨時特急『開運銚子初日の出』に充当されるE257系500番台。始発駅が両国(JB-21)であることなどから5両編成の充当となり、全席指定制となるが、三密回避のため指定席の発売は100席限定となる。
▲【イメージ】臨時特急『外房初日の出』に充当される255系(千マリ)。三密回避の目的もあるため255系の充当となりそうだ。この特急列車については指定席販売数の限定はない。
▲【イメージ】臨時特急『富士回遊93号(富士初日の出号)』に充当されるE257系500番台。豊田車両センターに常駐することが多い千マリNB-10編成・千マリNB-11編成、千マリNB-12編成のいずれかの充当となりそうだ。

初日の出に便利な臨時列車も設定され、東海道線系統では185系200番台6両固定編成による品川(JT-03)発の臨時快速『伊豆初日の出号』が設定され、途中の伊豆急行線片瀬白田(IZ-10)では約45分の停車時間がとられており、2番線ホーム側から相模湾から初日の出が拝めます。新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、例年設定されていた根府川(JT-18)4番線で長時間停車する臨時快速は設定されていませんのでご注意ください。根府川へは東京(JT-01)・品川発の下り初電以降、熱海(JT-21)以遠発の上野東京ライン北行の初列車などに乗車すれば十分可能です。一方では総武本線両国発銚子行きの臨時特急『開運銚子初日の出』と新宿(JC-05,JS-20)発の富士急行直通河口湖(FJ-18)行き臨時特急『富士回遊93号(富士初日の出号)』がそれぞれ設定され、E257系500番台での運用となるほか、新宿と内房線千倉を総武本線および外房線経由で結ぶ臨時特急『外房初日の出号』の1往復が設定され、いずれも255系での運用となります。なお臨時特急はすべて指定席のため、乗車する際には乗車券のほか指定席特急券が必要です。また『開運銚子初日の出』は三密回避の関係で指定席販売数が100席限定となっていますのでご注意ください。感染症対策を徹底しつつも初日の出は人との距離を保って鑑賞するようにしましょう。

【初日の出向け臨時快速列車・臨時特急列車】 ※すべて2021年1月1日運転
臨時快速『伊豆初日の出号』
下0741←品0415
※185系200番台6両編成で運転 ※片瀬白田で初日の出拝観、同駅に約45分停車

臨時特急『開運銚子初日の出』
銚0505←両0255
※E257系500番台5両編成(幕張車両センター所属編成)で運転 ※指定席販売数に制限あり
※銚子で銚子電鉄に乗り継ぎ、犬吠埼へは犬吠(CD-09)で下車

臨時特急『富士回遊93号(富士初日の出号)』
河0617←宿0417
※E257系500番台5両編成(豊田車両センター常駐編成)で運転

臨時特急『外房初日の出号』
《往路》千0525←宿0300
《復路》千0940→宿1238
※往復とも255系9両編成で運転 ※4号車にグリーン車(サロ255形)あり

【京葉線における臨時列車運転時刻】 ※2021年1月1日運転
幕0433→東0509
幕0443→西0454 ※西船橋(JM-10)で432E列車(西0459→府0616)に接続
幕0453→東0529 ※410Y列車(習0457→東0529)の運転区間延長
※209系500番台千ケヨ34編成またはE233系5000番台で運転

2020年11月22日

【日中運休のN'EX活用】東日本旅客鉄道E259系(横クラ)が『テレワーク』のオフィスに!?

2020年11月18日、東日本旅客鉄道千葉支社が働き方改革の取り組みの一環として、同月27日と28日に新型コロナウィルスの影響から日中時間帯の運休が続く特急『成田エクスプレス』に使用されるE259系(横クラ)を両国(JB-21)3番線(臨時ホーム)に留置し、臨時シェアオフィスを開設することを発表しました。
▲新型コロナウィルスの影響で特急『成田エクスプレス』の日中時間帯の全列車運休が続いているため、これに使用されているE259系(写真)を活用し、普段は使用しない両国3番線に同系列を留置させて臨時シェアオフィスの実証実験を行うこととなった。

普段使用機会の少ない臨時ホームと鉄道車両(日中時間帯の稼働がないE259系)を活用して臨時シェアオフィスを開設するのは異例のことです。なお同系列の屋根上部にWiMAXとWi-Fiレピーターのアンテナが設置されており、車内のWiMAX受信機を通じて無線LANのアクセスポイントに接続し、公衆無線LANサービスが利用できるようになっています。そのうえ座席の肘掛先端にコンセントが設置されていることから(各座席への設置は初めて)、鉄道車両の臨時シェアオフィスの対象車両にE259系が選ばれたものと思われます。同系列にはもちろんリクライニングシートもあるので、快適にその車内で仕事をすることができます。この臨時シェアオフィスの利用には“STATION WORK”Webサイトでの会員登録が必要で、そこからの予約となります。臨時シェアオフィスは座席定員制のため座席指定はありません。E259系の車内ではWi-Fiも利用できますが、通信状況によっては利用に適さない場合もあるので注意してください。両国3番線にE259系の留置とは珍しいですね。なお千葉支社では駅ナカのシェアオフィスである“STATION WORK”の拡充を図っており、同支社内では総武本線の西船橋(JM-10,JB-30)、船橋(JO-25,JB-31)、幕張本郷(JB-34)、千葉(JO-28,JB-39)、京葉線の新浦安(JE-08)、海浜幕張(JE-13)の各駅(船橋以外は改札内、船橋のみ改札外)に設置しており、11月27日から使用開始となります。

【12000系と同数に】相模鉄道20000系20106Fが日立製作所笠戸事業所を出場、甲種輸送される

2020年11月20日、日立製作所笠戸事業所で製造された20000系20106F(10両固定編成)の甲種輸送がかしわ台車両センターまで行われています。なお途中の相模貨物ターミナルまでの牽引機はEF210形138号機です。
▲ついに在籍数が11000系(5編成)を超え12000系(6編成)と同数になった20000系。この20106Fも10両固定編成で登場している。今年度分はあと1編成が登場するため、12000系の在籍数を超えることは確実だ。

20000系はこの編成の登場で6編成目(合計60両)となりました。途中の相模貨物ターミナルからは5両ずつに分割され、数日間に分けてかしわ台車両センターに搬入されます。今年度はあと1編成が登場し12000系の在籍数を上回ることが確実になりますが、こちらも10両固定編成(20107F)になるのでしょうか。ちなみに16日と17日には10月中旬に出場した20105Fの試運転が実施され、20日の6056レ(平日59運用、和1622→横1658)から営業運転に投入されています。新7000系が11月上旬に正式に引退して以降も増備が続く20000系ですが、最終的に16編成(あと残り10編成、今年度は少なくとも1編成)が投入されるため、最終的には最盛期の8000系の在籍数を上回ることになりそうです。新横浜線での営業運転(代走時を除く)および東急電鉄新横浜線との相互直通運転はまだまだ先の話なので、制御装置更新工事で東日本旅客鉄道長野総合車両センターに入場中の10000系10702Fの穴埋めとしての役割も果たしているようですね。20000系投入完了までに主力車両の8000系がどうなっているのかも気になりますが…。

2020年11月21日

【今回は我慢も必要】小田急電鉄が年末年始の運転計画を発表

2020年11月20日、小田急電鉄が毎年恒例となっている年末年始の運転計画を発表しました。同年12月30日から2021年1月3日までの5日間は土曜休日ダイヤでの運転となります。しかし今回は新型コロナウィルスが全世界で拡大したこともあり感染拡大防止の観点から、例年全線で行われていた終夜運転はありません
▲2020年は新型コロナウィルスが猛威を振るったため、今回終夜運転はなくなり、2021年1月1日に運転される臨時特急『ニューイヤーエクスプレス』『メトロニューイヤーエクスプレス』は1本ずつだけだ。前者はロマンスカー“GSE”70000形、後者はロマンスカー“MSE”60000形が充当される。
▲全線での終夜運転はないが、江ノ島線直通の臨時各駅停車1本が運転される。この折り返しの上り列車も短区間で設定されているようだが、本来の定期列車の始発駅を変更、運転区間の延長という形で設定か。

今回の臨時特急『ニューイヤーエクスプレス』『メトロニューイヤーエクスプレス』は全線で終夜運転を行わないため1本ずつの設定となっており、前者はロマンスカー“GSE”70000形(70051F・70052F)の充当、後者はロマンスカー“MSE”60000形(※6両編成か10両編成かは不明)の充当になります。途中停車駅は東京地下鉄千代田線では線内の特急停車駅の大手町(C-11)、霞ヶ関(C-08)、表参道(C-04)、小田原線内は成城学園前(OH14)、新百合ヶ丘(OH23)、町田(OH27)、相模大野(OH28)、江ノ島線内は大和(OE05)、藤沢(OE13)の各駅となります。その列車に乗車するには乗車券のほかに特急券(※12月1日から発売)が必要となりますので事前購入をしてください。また江ノ島線の初電(5101レ、土曜休日A36運用)の前に臨時各駅停車(予想は8601レ)1本が町田始発片瀬江ノ島(OE16)行きとして設定され、さらにその折り返しとして5104レ(土曜休日A17運用)の後続として藤沢に向かう臨時各駅停車(予想は8602レ)が設定されていますが、藤沢始発列車として5106レ(土曜休日A34運用)が5時42分発であるため(臨時各駅停車の到着から発車までは約12分ある)、その臨時列車と3500レ(土曜休日E30運用)および5106レ(土曜休日A34運用)と接続させるのか、もしくは現行の5106レ(土曜休日A34運用)の始発駅を片瀬江ノ島に変更し運転区間を延長する形での設定になるのかですが、おそらく後者になるものと思われます。後者の場合、藤沢では片瀬江ノ島を後発の3500レ(土曜休日E30運用)を先に発車させてからとなりそうです。なお臨時各駅停車は上下とも6両編成での運転です。

【臨時特急ロマンスカー】
『ニューイヤーエクスプレス』 ※充当は“GSE”
江0604←藤0558←和0535←大0525←町0522←百0512←成0502←宿0450
※この列車は先行する各駅停車との接続はなし。
※多摩線からは7900レ(土曜休日B28運用)からの接続となる。

『メトロニューイヤーエクスプレス』 ※充当は“MSE”
江0532←藤0526←和0507←大0500←町0456←百0447←成0438←表0424←霞0416←手0411←北0355
※両数は現時点で不明だが、12月1日以降に空席照会で検索すると分かります。
※藤沢でスイッチバックし進行方向が変わるため、6号車または10号車の指定には注意
※大和で先行の5101レ(土曜休日A36運用)と接続あり。このため5101レは大和で退避。

【臨時各駅停車】 ※すべて6両編成で運転
《下り》
江0519←藤0512←湘0455←長0452←和0445←大0433←町0430
※臨時特急『メトロニューイヤーエクスプレス』よりも片瀬江ノ島まで先着
※藤沢でスイッチバックとなり進行方向が変わるため、特に6号車側の混雑にご注意

《上り》
江0524→藤0530 (※藤から5106レ(土曜休日A34運用)のダイヤへ?)
※鵠沼海岸(OE15)・本鵠沼(OE14)からこれに乗ると藤沢で3500レに乗り継ぎが可能。
※この列車が藤沢止まりのみの場合、藤沢で5106レ3500レに乗り継ぎが可能。
※この列車が5106レの始発変更列車となった場合、藤沢では3500レが先発となる。

【続々広がる】京王電鉄・相模鉄道がダイヤ改正で終電繰り上げを実施へ

2020年11月18日に京王電鉄が、19日に相模鉄道が2021年春に実施するダイヤ改正でそれぞれ終電時刻の繰り上げを発表しました。新型コロナウィルス感染拡大により特に終電間際の利用が減少しているほか、終電後から初電前までの夜間作業時間確保によりさらなる安全性の向上が期待されています。それでは京王電鉄から見ていきます。

【京王電鉄】
▲京王電鉄では競馬場線と動物園線を除き、井の頭線を含めた全線で繰り上げが実施される。京王本線・高尾線とほとんど競合する東日本旅客鉄道中央線の場合、下りは現行よりも約30分繰り上がるが、京王電鉄では最大でも約20分の繰り上がりとなるので、2021年ダイヤ改正以降に中央線終電を逃した人への救済策の意味もありそうか?
▲井の頭線では全体的に約15分~約20分の繰り上がりとなる。

京王電鉄の場合、支線にあたる競馬場線(東府中(KO-23)~府中競馬場正門(KO-46)間)と動物園線(高幡不動(KO-29)~多摩動物公園(KO-47)間)を除く全線で繰り上げが実施されます。京王本線系統の場合、新宿(KO-01)発の下りで考えると、京王本線全線と相模原線京王多摩センター(KO-41)までで約15分、京王多摩センター~橋本(KO-45)間と高尾線全線では約20分、上りで考えると、高尾線全線が約15分、京王本線、相模原線全線で約30分の繰り上がりとなります。下りよりも上りの終電繰り上がり時刻が大きいですね。

井の頭線系統の場合、渋谷(IN-01)発の下りで考えると、富士見ヶ丘(IN-13)までが約15分、富士見ヶ丘~吉祥寺(IN-17)間が約20分の繰り上がり、上りで考えると、全区間で約15分の繰り上がりとなります。京王本線系統、井の頭線系統もほぼ全体的に15分以上繰り上がるといえますね。

【相模鉄道】
▲相模鉄道では本線の一部区間と新横浜線(※東日本旅客鉄道埼京線直通列車)で変更なしである以外は約15分~20分ほど繰り上がる。
▲相模鉄道に乗り入れる東日本旅客鉄道E233系7000番台(宮ハエ)。終電間際には埼京線に直通しない列車にも充当されている。

相模鉄道の場合、本線海老名(SO-18)~二俣川(SO-10)間の上りと新横浜線(主に埼京線直通列車)で繰り上がりなしである以外は繰り上げが実施され、下りでは横浜(SO-01)~二俣川間といずみ野線(二俣川~湘南台(SO-37)間)で約15分、本線二俣川~海老名間で約20分、上りでは海老名~二俣川間を除き全体的に約20分の繰り上がりとなります。なお新横浜線の終電は埼京線へは直通しない羽沢横浜国大(SO-51)発着の列車であり、西谷(SO-08)~羽沢横浜国大間の列車もあり、相模鉄道の車両ではなくE233系7000番台が充当されています(終電間際に限ると平日は94運用、土曜休日は96運用が当該)。

【車両は増備済み】京成電鉄が2020年度鉄道設備投資計画を発表

2020年11月10日に京成電鉄が2020年度鉄道設備投資計画を発表しました。今年度の投資総額は約176億円です。▲押上線四ツ木(KS-48)~青砥(KS-09)間で続けられている連続立体交差事業にて高架駅となる予定の京成立石(KS-49)。2面2線の相対式ホームとなっているが、連続立体交差事業の進捗で京成立石は高架駅になり、押上線の踏切が除却される予定。写真は駅名に『京成』が省略されていた状態でのものである。

車両面では京成成田空港線(成田スカイアクセス線)の『アクセス特急』向けに3100形8両2編成(16両、内訳は3153F・3154F)が増備されました。3100形の投入により3000形の7次車(50番台・元アクセス特急向け車両)が京成カラーとなり本線向けに転用されています。さらに2代目AE形2編成(16両)の車内照明のLED化が実施されたほか、通勤形の3000形の車内照明のLED化を実施します。また既に導入済みの3100形3153F・3154Fを含めた通勤形電車に車内防犯カメラの設置を進めるようです。

設備面では成田空港第1ターミナル(KS-42)でホームドアを設置したほか、千葉線京成幕張(KS-53)などでの内方線点字ブロックの整備、本線京成大久保(KS-27)などの駅舎と千葉線千葉中央(KS-60)~千原線千葉寺(KS-61)間の高架橋の耐震補強工事、宗吾参道(KS-38)~公津の杜(KS-39)間での法面補強工事、京成西船(KS-20)・千葉中央での駅舎内外装の改修工事推進(京成西船ではすでに完了済み)、国府台(KS-13)でのトイレ改修工事、千葉線みどり台(KS-56)、千原線千葉寺とおゆみ野(KS-64)に多機能トイレ設置、青砥と京成高砂(KS-10)での行先案内表示器の多言語化(4ヶ国語に強化)、堀切菖蒲園(KS-07)、国府台、志津(KS-32)のコンコースへのLCDタイプの行先案内表示器新設、公津の杜、ちはら台(KS-65)での駅舎照明のLED化が予定されています。

2020年11月20日

【ワイドドア車では初】小田急電鉄1000形1751F(6両固定編成)が廃車除籍処分へ

2020年11月19日、小田急電鉄大野総合車両所で休車状態で留置が続く1000形1751F(ワイドドア車6両固定編成)ですが、空調装置などの撤去作業が進んでいるようです。このため同編成はワイドドア車で初めて廃車除籍となり解体処分になるものとみられます。
▲元1081F(8両固定編成)のうち6両を皮切りに本格的な廃車解体が進められている1000形、ついに当初からリニューアル対象外とされたワイドドア車にも廃車が発生することに。最初の当該となる1751Fはクヤ31形の電源供給車としても使用され、1号車クハ1951にも連結器が残されていた。
▲ワイドドア車の1000形(1751F・1752F)がクヤ31形の電源供給車として使用されるときは4両固定編成唯一の電源供給車である1051Fが運用中であるなどの諸事情があったときに1051Fの代役という印象があった(写真2枚は2017年2月撮影)。実際に2020年8月の定期検測運転のときには1051Fが1059F(レーティッシュカラー)の期間限定での10両編成運用への充当に伴い、その補填分として箱根登山鉄道の代走運用に使用されていた事情があり、電源供給車にワイドドア車の1752Fが使用されている。

当初の1000形リニューアル計画の発表では唯一対象から外れていた同形式のワイドドア車に廃車が発生するのは初めてのことです。1000形ワイドドア車は1990年から1991年にかけてラッシュ時の乗降をスムーズに行うことを目的に登場し、その当時は6両固定編成2本、4両固定編成6本の36両が製造されました。このときは両先頭車の乗務員室に一番近い旅客用扉(約1.5m)を除き約2.0mの旅客用扉が採用されました(現在は2000形と同じく1.6mとなり、旅客用扉が開いた状態で外側から見ると両側0.2mずつ引き残しているように見える)。そのため戸袋部分が大きく側面窓が小さくなり(その窓はパワーウィンドウ仕様とし車内のボタンで開閉できる)、着席定員が少なくなっています。車両間連結部分に最も近い車端部の座席は2人掛けであるため、ワイドドア車ではその座席はすべて優先席となっています。登場当時は廃車となった1751Fを含む一部編成に試験的要素を盛り込んでおり、側面部に3色LED式種別行先案内表示器、車内に種別行先や次の停車駅を案内する表示器(当時は試験的にLCDが設置された車両もあるが現在はLED式である)、そして座席の一部を跳ね上げる機能を初めて採用しました。この機能は乗務員室に最も近い箇所の座席に採用され、座席を折りたたむことで車椅子やベビーカーなどが使用できるスペースに変身できます。現在では折りたたみ式座席は消滅しており、車椅子やベビーカーが使用できるスペースに変わっています。今回廃車となった1751Fは当初から6両固定編成であったため、車内案内表示器は1092Fや2000形よりも小さく、ドアチャイムはありません。またクハ1951に連結器が残されており、クヤ31形の電源供給車としても活躍しました。1751Fの廃車に伴って同形式の廃車は合計22両になりました。残るワイドドア車は5編成(30両、1752F~1756F)、クヤ31形対応の電源供給車はワイドドア車のみでは1752Fのみとなります。同形式全体でも22両の廃車で合計で174両にまで減少しています。さらには1000形で3編成あるうちの電源供給車の1編成である1751Fが廃車となることで、クヤ31形と連結できる電源供給車がどうなるのかにも注目が集まることになりそうです。

1000形はリニューアル車以外の動向に注意しないといけません。大手私鉄で初めてコロナ渦での終電繰り上げを発表したことと、1000形の廃車解体が間接的にリンクするのかどうかは分かりませんが、終電を繰り上げるということは充当列車、運用数自体も幾分か減ることが予想されます。それに加えて1000形リニューアル改造の費用抑制(車両新製が安く済む時代)も相まって1000形の廃車はまだまだ進みそうな予感がします。レーティッシュカラーの編成のリニューアルの有無が不透明ですし(ただし箱根登山鉄道線内の自動放送はある)、現在も同形式リニューアル車の箱根登山鉄道運用すらありません(運転台には『登山線入線禁止』のラベルがある)。リニューアルされた編成は今後も運用を続けるものとみられますが、ワイドドア車以外の編成がどんな運命を迎えるのかが予想がつきませんね。少なくともクヤ31形の電源供給車は1編成は残してほしいところです。

【小田急電鉄1000形の在籍状況】
※2020年11月20日現在 合計174両/全体196両(改造中を含む)
青色…リニューアル車、赤色…レーティッシュ(リニューアルされていません)

*4両固定編成…14編成(56両、リニューアル28両、レーティッシュ16両)
内訳…1051F・1053F・1057F1058F1059F1060F1061F・1062F・1063F1064F1065F1066F1067F1069F

*6両固定編成…9編成(54両、ワイドドア30両)
内訳…1251F・1253F・1254F・1752F・1753F・1754F・1755F・1756F

*10両固定編成…6編成(60両、リニューアル50両、大規模改造20両)
内訳…1091F・1092F・1093F1094F1095F1096F
※1095Fの種車は元1056F+元1256F、1096Fの種車は元1052F+元1252F。

*改造中…10両(※リニューアルで1097Fとなる予定)
内訳…元クハ1055・元デハ1005・元デハ1105・元サハ1181・元サハ1381・元デハ1205・元デハ1305・元サハ1355・元デハ1405・元クハ1455

*廃車確定済…22両 ※搬出予定車両を含む
内訳
【編成単位で廃車】
1054F(クハ1054・デハ1004・デハ1104・クハ1154)
1068F(クハ1068・デハ1018・デハ1118・クハ1168)
1751F(クハ1751+デハ1701+デハ1801+サハ1851+デハ1901+クハ1951)
【車両別に廃車】
元クハ1155(元1055F)
元クハ1255(元1255F)
元クハ1081・元デハ1031・元デハ1131・元デハ1331・元デハ1431・元クハ1481(元1081F)

2020年11月19日

【横コツでは初】東日本旅客鉄道E231系1000番台国府津車両センター所属編成に制御装置更新車登場

2020年11月19日、東日本旅客鉄道国府津車両センター所属E231系1000番台横コツS-13編成(クハE231-8041以下5両)が入場していた東京総合車両センターを出場しました。この編成は10月から入場していました。
▲国府津車両センター所属のE231系1000番台についに制御装置更新車が登場。当該はこの横コツS-13編成である。これで国府津所属編成でも『墜落インバータ』が減って聞き納めとなってしまうことが予想される。録音するならば今の時期がチャンスといえる。

今回の入場でモハE231-1082とモハE230-1082の制御装置がE231系1000番台宮ヤマ初期車と同じものに交換されているのが確認されました。このために国府津車両センター所属編成で初めて制御装置の更新工事を受けたものと思われます。こうなると同編成のドアエンジンも交換されていそうですね。機器更新前はドアエンジンはリニアモーター式ながらゆっくり閉まるタイプだったので、機器更新後はE231系1000番台初期車やE531系の一部編成と同じドアエンジンに変更されているものと思われます。2004年以降に初期編成からの仕様変更で増備された国府津車両センター所属編成で制御装置更新工事を受けるのは初めてのことです。今後国府津車両センター所属編成でも制御装置更新車が増えていくことが予想されます。これで残る制御装置未更新の編成は国府津車両センター所属編成に限ると、基本編成が42編成(全42編成)、付属編成が33編成(全34編成)となります。

【E231系1000番台国府津車両センター所属編成】
<全体在籍数>基本編成…10両42編成(420両) 付属編成…5両34編成(170両)
<機器未更新>基本編成…10両42編成(420両) 付属編成…5両33編成(165両)
<機器更新済>基本編成…10両0編成(0両) 付属編成…5両1編成(5両)

【搬出完了】小田急電鉄1000形1068F(4両固定編成)のデハ1118・クハ1168が北館林荷扱所へ陸送される

2020年11月18日、廃車除籍処分となった小田急電鉄1000形1068F(4両固定編成)のうち、小田原(OH47)寄りのデハ1118とクハ1168が車体を分割され、大野総合車両所から北館林荷扱所へ陸送されました。
▲リニューアル更新工事の予想に反して廃車除籍処分となった1000形1068F(4両固定編成)が大野総合車両所を去る。1000形では元1055F+元1255Fの中間の先頭車を元1081Fの付随車に置き換えた新1097Fの改造が進められており、元1255Fのクハ1255も搬出されそうだ。

これで1068Fは当初の予定通り4両が搬出されました。この日には元1255Fのうち新1097Fへの改造対象から外れている元クハ1255の搬出も行われるものと思われます。同形式の廃車は16両(元クハ1255を含む)になりました。既存車両を大規模に改造するより新型車両を新造して置き換えたほうが安上がりな時代ですし、通勤形の分割併合がなくなったことを考えると2代目5000形で代替できそうですが、10両固定編成が増える分、6両+4両の組成より運用の柔軟性は失われます。ただ主力車両の3000形は6両固定編成が多いほか(ただし8000形4両固定編成との併結に少なくとも1次車・2次車が必要、1000形リニューアル編成との併結に少なくとも3次車以降の編成が必要)、運用状況次第で8000形6両固定編成でも穴埋めが利くので、1000形ではリニューアルとなる編成がいる一方で廃車除籍となり代替が進む可能性があります。新1097Fの出場までに1000形にどういう動きが出るのか注意した方がいいですね。

【小田急電鉄1000形の在籍状況】
※2020年11月13日現在 合計180両/全体196両(改造中を含む)
青色…リニューアル車、赤色…レーティッシュ(リニューアルされていません)

*4両固定編成…14編成(56両、リニューアル28両、レーティッシュ16両)
内訳…1051F・1053F・1057F1058F1059F1060F1061F・1062F・1063F1064F1065F1066F1067F1069F

*6両固定編成…10編成(60両、ワイドドア36両)
内訳…1251F・1253F・1254F・1751F・1752F・1753F・1754F・1755F・1756F

*10両固定編成…6編成(60両、リニューアル50両、大規模改造20両)
内訳…1091F・1092F・1093F1094F1095F1096F
※1095Fの種車は元1056F+元1256F、1096Fの種車は元1052F+元1252F。

*改造中…10両(10両固定編成改造およびリニューアルを予定)
内訳…元クハ1055・元デハ1005・元デハ1105・元サハ1181・元サハ1381・元デハ1205・元デハ1305・元サハ1355・元デハ1405・元クハ1455
※この10両は1097Fとなることが確定

*廃車確定済…16両 ※搬出予定車両を含む
内訳
【編成単位で廃車】
1054F(クハ1054・デハ1004・デハ1104・クハ1154)
1068F(クハ1068・デハ1018・デハ1118・クハ1168)
【車両別に廃車】
元クハ1155(元1055F)
元クハ1255(元1255F)
元クハ1081・元デハ1031・元デハ1131・元デハ1331・元デハ1431・元クハ1481(元1081F)

2020年11月17日

【代行バスあり】箱根登山鉄道が鉄道施設リフレッシュ工事のため列車運行休止へ

2020年12月16日から18日の3日間、箱根登山鉄道箱根湯本(OH51)~強羅(OH57)間で鉄道設備リフレッシュ工事のため運休となります。
▲7月23日に台風19号から復活した箱根登山鉄道箱根湯本~強羅間が鉄道設備リフレッシュ工事のため運休となる。クリスマスや年末が迫る前に工事をすることで。混雑する年末年始の輸送に備えるためでもあるのだろう。
▲箱根登山鉄道箱根湯本~強羅間が運休となる3日間は箱根登山鉄道バスで代行輸送となる。基本的には各駅へ向かう代行バスもあるが一部は彫刻の森(OH56)経由(下車のみ可)を含めて強羅への直通代行バス(途中駅の停留所無停車)もあるので注意が必要だ。

箱根登山鉄道の代行バスは箱根登山鉄道で使える有効な乗車券(フリーパスを含む)を持っていれば利用できます(ICカードおよびバス定期券では利用できません)。代行バスの時刻表が掲載されていますので、12月16日から18日までに“GoToトラベルキャンペーン”などで箱根への旅行を計画されている方は箱根登山鉄道の箱根湯本~強羅間が運休、代行バスが出るということを頭に入れておいてください。箱根登山鉄道の一般路線バス(※代行バスではありません)の大半は小田原(OH47)東口発着となっています。

2020年11月16日

【嬉しい誤算?】東日本旅客鉄道185系・E217系の記録で思わぬ出会いを果たす

2020年11月14日、午前中の早い時間での用事のあと東日本旅客鉄道へ。おもに東海道線と横須賀線を撮影しました。2021年3月に実施するダイヤ改正で東海道線の特急『踊り子』の全定期列車をE257系2000・2500番台(宮オオ)に統一(臨時列車では185系が登板の可能性もある)、自由席をなくし全席指定席とするほか、新たに『湘南ライナー』『おはようライナー新宿』『ホームライナー小田原』に代わる通勤向け特急『湘南』の新設を発表しています。このため定期営業運転を終了する185系と、2020年12月21日からE235系1000番台の営業運転への投入に伴い置き換えが開始されるE217系の記録をします。651系1000番台宮オオOM204編成。まずは茅ヶ崎(JT-10)にて。ホームに入ると通過放送が流れたので待っていると、いきなりの珍客を目撃。時刻表から調べてみると大船(JT-07)発で上野東京ライン経由で設定された9071M列車の送り込みのようでした。この送り込み回送がもっと早めに判明していればホーム下り方先端でカメラを構えていたのですが…。このときはE231系1000番台宮ヤマU58編成+E233系3000番台横コツE-10編成の1576E列車の後続で回送されました。前面部表示は『草津』ではなく『特急』オンリーでしたので、このままの表示で運転されたのでしょうか。

このあと185系0番台宮オオA1編成の3065M列車を狙いましたが、まさかの撮影失敗。ただこの列車にはダイヤ改正時点から着目しており、雨の日でも185系0番台A編成を何度か記録しており、非常に役立っています。このあとE231系1000番台宮ヤマU61編成+横コツK-35編成の4822Y列車で一旦戸塚(JT-06,JS-10)へ。E217系横クラY-25編成+横クラY-116編成。1072S列車(土曜休日73運用)。戸塚からこれに乗り込んで保土ヶ谷(JO-12)で途中下車。保土ヶ谷を選んだのはE217系や185系を多く記録できるためです。今後ファンが多く集まることが予想されますが、その前に記録を進めた方がいいでしょう。なお日中時間帯の運休が続く特急成田エクスプレス、この駅では同じ場所を走る湘南新宿ラインと上野東京ラインは撮影しておりませんのでご注意願います。E217系は今後初めての廃車が予想されますが、今後の予想展開として転用となれば一般座席の硬さ、座席配置(一部セミクロスシート車がある)、現11号車の和式トイレが最大のネックとなりそうです。グリーン車を含む付随車をすべて抜き取っても転用は不可能ではないように思えます。ただ仮に基本編成で付随車以外で6両を組むと、セミクロスシート車2両、ロングシート車4両と転用に疑問が出そうな予感…。付属編成は4両と短いので自動連結器を気にしなければ転用は不可能ではないと予想されます。ただ209系0番台が房総各線や南武線へと転用されるときは同系列0番台の半数が廃車になっていることもあり、油断できませんね。185系200番台宮オオOM04編成+0番台宮オオC4編成。8029M列車(8079M列車)。ここでは12両編成の『踊り子』を記録。偶然にも4番同士のペアです。前7両と後5両で行先が異なる『踊り子』もE257系に置き換えられそうです。2021年3月のダイヤ改正で定期営業運転を終了する185系の動向が注目されます。ダイヤ改正以降も臨時列車に登板となる可能性はありそうですが、185系がどのくらい数を減らすかも気になります。E217系横クラY-8編成+横クラY-121編成。869S列車(土曜休日69運用)。あまり細かく気にしていませんでしたが、E217系には先頭部分に貫通扉を設置している編成とダミーの貫通扉(非貫通)としている編成がいて面白いですね。E217系横クラY-48編成+横クラY-114編成。923S列車(土曜休日23運用)。185系200番台宮オオOM08編成。9022M列車。これは伊東(JT-26)発で7両編成単独運用、かつ唯一東日本旅客鉄道管内で完結する『踊り子』。これはE257系2000番台の単独運用に置き換わるのでしょうか。E217系横クラY-5編成。1055S列車(土曜休日55運用)。この系列が廃車となるとき長野総合車両センターに配給輸送されることが予想されます。グリーン車を含む付随車は解体処分が予想できそうですが、制御車と電動車をどうするのかが読めませんね。E261系宮オオRS1編成。3001M列車。設定当初から全席指定制(全車グリーン車、1号車はプレミアムグリーン車)のため2021年3月から開始される着席サービス対象外の『サフィール踊り子』。まさかの麺料理(ヌードル)を提供するカフェテリアの4号車が『サシE261形』になるとは予想だにしませんでしたね。今後E217系とE261系の並び(並走シーン)も見られなくなりそうです。E217系横クラY-49編成+横クラY-106編成。1013S列車(土曜休日13運用)。ここは編成全体は入りませんが、望遠でこういった写真が撮れるので、編成全体を入れることにこだわらなければ問題はありません。E217系横クラY-2編成+横クラY-127編成。1174S列車(土曜休日75運用)。するとここで2015年まで東海道線(当時は東京(JT-01)発着列車)でも使用されていた元横コツF-02編成の横クラY-2編成に出会いました。横クラY-1編成と異なり、東海道線時代のドアステッカーが残されているほか、11号車にも連結器があります。東海道線から撤退して5年以上が経っていますが、いまだにこの編成に出会うと東海道線時代の姿を思い出しますね。このときは横クラY-127編成を伴っての運用でした。なおこの横クラY-127編成の増1号車にも連結器があります。185系200番台宮オオOM09編成。9131M列車。今度は常磐線我孫子(JJ-08)発にて上野東京ライン経由で設定されている列車です。E257系2000番台・2500番台が試運転で常磐線をも走行しているため、E257系に変更されてもこの列車が設定される可能性はありそうです。E217系横クラY-50編成。937S列車(土曜休日37運用)。ここでE217系の線路モニタリング装置搭載編成に遭遇。10号車のサハE217-50に線路モニタリング装置が搭載されています。E257系2000番台宮オオNA-04編成(元0番台長モトM-104編成)。3024M列車。後追いですがE257系2000番台の『踊り子』もキャッチ。またしてもアルファベット表示だ…。E217系横クラY-32編成+横クラY-132編成。1083S列車(土曜休日83運用)。珍しく基本編成と付属編成の32番同士の併結でした。185系0番台宮オオA6編成+宮オオC1編成。3033M列車(4033M列車)。185系0番台同士の最長15両編成の列車をキャッチ。後追いで全体が入ったので載せてみました。やはり『踊り子』の15両編成は圧巻です。平日の『湘南ライナー』でも15両編成は見られますが、ラッシュ時間帯と帰宅時間帯限定なので注意が必要です。この『踊り子』で一旦離脱し、昼食を済ませます。
E261系宮オオRS2編成。8015M列車。2本目の『サフィール踊り子』は運転時期によって発着駅が変わるのですが、今回は新宿(JS-20)発でした。

次の1065S列車(土曜休日65運用)は残念ながら撮影失敗。E217系横クラY-39編成+横クラY-120編成の充当でした。ここで撮影を切り上げようと思ったその時…、
E257系0番台長モトM-105編成。なんと転用改造されずに残った武田菱のE257系0番台に遭遇。しかも長モトM-105編成ということで、何らかの団体専用列車に充当されていたものと思われます。撮影時はほぼ順光だったのですが、長モトM-105編成のときには前面部に光が当たってしまい、写真を加工しましたが、ベストでもこのような写真になってしまいました。

ここで保土ヶ谷を離れ、再び戸塚に戻ってきました。
E257系2000番台宮オオNA-04編成。3035M列車。先ほどの3024M列車の折り返しをキャッチしましたが、またしてもアルファベット表記…。なかなか日本語表記でキャッチできていないのが心残り。
E217系横クラY-21編成+横クラY-109編成。1229S列車(土曜休日29運用)。後ろの横クラY-21編成はE217系で最後に機器更新された編成です。
E231系1000番台宮ヤマU-586編成。1559E列車。これを収めて撤収しました。今後も状況次第ではありますが、保土ヶ谷での記録を進めていこうかと考えています。