2020年11月19日

【搬出完了】小田急電鉄1000形1068F(4両固定編成)のデハ1118・クハ1168が北館林荷扱所へ陸送される

2020年11月18日、廃車除籍処分となった小田急電鉄1000形1068F(4両固定編成)のうち、小田原(OH47)寄りのデハ1118とクハ1168が車体を分割され、大野総合車両所から北館林荷扱所へ陸送されました。
▲リニューアル更新工事の予想に反して廃車除籍処分となった1000形1068F(4両固定編成)が大野総合車両所を去る。1000形では元1055F+元1255Fの中間の先頭車を元1081Fの付随車に置き換えた新1097Fの改造が進められており、元1255Fのクハ1255も搬出されそうだ。

これで1068Fは当初の予定通り4両が搬出されました。この日には元1255Fのうち新1097Fへの改造対象から外れている元クハ1255の搬出も行われるものと思われます。同形式の廃車は16両(元クハ1255を含む)になりました。既存車両を大規模に改造するより新型車両を新造して置き換えたほうが安上がりな時代ですし、通勤形の分割併合がなくなったことを考えると2代目5000形で代替できそうですが、10両固定編成が増える分、6両+4両の組成より運用の柔軟性は失われます。ただ主力車両の3000形は6両固定編成が多いほか(ただし8000形4両固定編成との併結に少なくとも1次車・2次車が必要、1000形リニューアル編成との併結に少なくとも3次車以降の編成が必要)、運用状況次第で8000形6両固定編成でも穴埋めが利くので、1000形ではリニューアルとなる編成がいる一方で廃車除籍となり代替が進む可能性があります。新1097Fの出場までに1000形にどういう動きが出るのか注意した方がいいですね。

【小田急電鉄1000形の在籍状況】
※2020年11月13日現在 合計180両/全体196両(改造中を含む)
青色…リニューアル車、赤色…レーティッシュ(リニューアルされていません)

*4両固定編成…14編成(56両、リニューアル28両、レーティッシュ16両)
内訳…1051F・1053F・1057F1058F1059F1060F1061F・1062F・1063F1064F1065F1066F1067F1069F

*6両固定編成…10編成(60両、ワイドドア36両)
内訳…1251F・1253F・1254F・1751F・1752F・1753F・1754F・1755F・1756F

*10両固定編成…6編成(60両、リニューアル50両、大規模改造20両)
内訳…1091F・1092F・1093F1094F1095F1096F
※1095Fの種車は元1056F+元1256F、1096Fの種車は元1052F+元1252F。

*改造中…10両(10両固定編成改造およびリニューアルを予定)
内訳…元クハ1055・元デハ1005・元デハ1105・元サハ1181・元サハ1381・元デハ1205・元デハ1305・元サハ1355・元デハ1405・元クハ1455
※この10両は1097Fとなることが確定

*廃車確定済…16両 ※搬出予定車両を含む
内訳
【編成単位で廃車】
1054F(クハ1054・デハ1004・デハ1104・クハ1154)
1068F(クハ1068・デハ1018・デハ1118・クハ1168)
【車両別に廃車】
元クハ1155(元1055F)
元クハ1255(元1255F)
元クハ1081・元デハ1031・元デハ1131・元デハ1331・元デハ1431・元クハ1481(元1081F)