2020年11月25日

【8両固定は久々】小田急電鉄3000形3654F(旧東急車輛製造4次車)の帯がインペリアルブルーに

2020年11月に小田急電鉄大野総合車両所88番構内留置線に留置されている3000形8両固定編成の3654F(旧東急車輛製造4次車)ですが、外観に変化が見られました。前面帯と側面帯の色がロイヤルブルーからインペリアルブルーに変更されています

▲小田急電鉄の主力車両である3000形のインペリアルブルー帯への変更は6両固定編成の3255F(旧東急車輛製造2次車)以来だが、8両固定編成では元3661F(日本車両製造6次車、現3085F)以来で約2年7か月ぶり4次車では同形式最初のインペリアルブルー帯である3267F以来のことである(ただし8両固定編成から10両固定編成へ改造されるタイミングでロイヤルブルーからインペリアルブルーに変更された編成は含んでいない)。

3000形の帯色がロイヤルブルーからインペリアルブルーとなるのは大野総合車両所での検査施工とともに帯変更を行った6両固定編成の3255F(旧東急車輛製造2次車)以来ですが、8両固定編成では実に元3661F(現3085F)以来で約2年7か月ぶりです。これは落成当初8両固定編成だった編成で、且つ10両固定編成へ改造される以前からインペリアルブルー帯を巻いていた編成を調べたところ、元3661F(日本車両製造6次車、現3085F)、元3662F(日本車両製造6次車、現3084F)、元3665F(日本車両製造7次車、現3081F)の3編成だけでした。それ以外は10両固定編成に改造されると同時に、前面部・側面部の帯が撤去されている状態(ロイヤルブルーからインペリアルブルーに変更するタイミング)となるためで、改造前の8両固定編成時代は登場当初から長らくロイヤルブルー帯を巻いていたことが分かります。

ちなみに元3665F(日本車両製造7次車)がインペリアルブルー帯を巻いたときは3651F(日本車両製造3次車)がボクシングジム火災の屋根焼損の被害を受けて長期間運用を離脱していたこともあり、10両固定編成への改造は一時延期になり、インペリアルブルーで8両固定編成のままで営業運転に投入されたことがあります。一方で元3663F(日本車両製造6次車)は中間増備車(サハ3383+デハ3433、当時はサハ3382+デハ3432とともに登場)に合わせていたかは分かりかねますが、10両固定編成へ改造される約3ヶ月前にソフト音が全密閉モーター仕様に変更された経緯がありますが、その時も帯はロイヤルブルーを保持していました。

【3000形ロイヤルブルー帯 在籍状況】 ※2020年11月25日現在
合計…172両
6両固定編成…11編成(66両)
8両固定編成…7編成(56両)
10両固定編成…5編成(50両)
《1次車》該当なし
《2次車》該当なし
《3次車》3263F3266F3651F3653F
《4次車》3268F3655F3657F
《5次車》3269F3272F3658F
《6次車》3273F
《7次車》3277F
《8次車》3091F3095F(1号車~3号車・8号車~10号車)
《9次車》3091F3095F(4号車~7号車)
《10次車》該当なし

【3000形インペリアルブルー帯 在籍状況】 ※2020年11月25日現在
合計…156両
6両固定編成…13編成(78両)
8両固定編成…1編成(8両)
10両固定編成…7編成(70両)
《1次車》3251F3254F
《2次車》3255F3262F
《3次車》該当なし
《4次車》3267F3654F
《5次車》3087F(1号車・4号車~10号車)
《6次車》3083F3086F(1号車・4号車~10号車)
《7次車》3081F3082F(1号車・4号車~10号車)
《8次車》該当なし
《9次車》該当なし
《10次車》3081F3087F(2号車・3号車)

※注意※
●3081Fの中間増備車以降は9次車から一部仕様変更があるため10次車扱い。
●3081F~3087Fの2号車・3号車以外は8両固定編成時代の製造先で分類。