2020年11月13日

【さよなら1068F】小田急電鉄1000形1068F(4両固定編成)のクハ1068・デハ1018が北館林荷扱所へ陸送される

2020年11月に廃車除籍処分となった小田急電鉄1000形1068F(4両固定編成)のうち、新宿(OH01)寄りのクハ1068とデハ1018が車体を分割され、大野総合車両所から北館林荷扱所へ陸送されました。
▲リニューアル更新工事の予想に反して廃車除籍処分となった1000形1068F(4両固定編成)が大野総合車両所を去る。残るデハ1118とクハ1168も同様に搬出されるものとみられる。ここのところ1000形に限らず8000形など通勤形車両の廃車も増えてきている。

このあとデハ1118とクハ1168も同様に搬出されるものと思われます。1000形の編成単位での廃車解体処分は1054Fに続き2編成目ですが、同形式自体の廃車解体が16両(廃車除籍予定のクハ1255を含む)に及んでおり、通勤形車両自体も小田原線内での踏切事故で無念の廃車となった8000形8264F(6両固定編成)を含めて28両(1000形の16両、8000形の12両)にまで増えてきており、1000形でリニューアルされていない4両固定編成、6両固定編成、ワイドドア車、10両固定編成の1092F、そしてチョッパ制御更新車の8000形8251Fの動向が注目されています。1000形のなかには箱根登山鉄道区間を中心にレーティッシュカラーで運用中の1058F・1059F・1060F・1061Fの4編成(16両)もいます。もしも仮にこの中から1編成が今後リニューアルとなると、4運用に対し3編成になるので不足分を別の通常塗装の1編成を用いて代走に充てる必要があるほか、定期検測運転に使用されるクヤ31形には電源供給車となる1000形(1051F・1751F・1752Fのいずれか)が必要になるはずなので、おそらくですが車両の検査期限や運用状況、リニューアルの進捗状況などを見ながら、廃車とする編成やら残す編成やらとを選別しているのではないかと思われるのです。個人的には10両固定編成の1092Fと4両固定編成1編成には2021年度にリニューアル更新工事を受けてほしいところではありますね(元1055F・元1255F・元1081Fの付随車を改造した1097Fは2021年度の扱いとなるでしょう)。

【小田急電鉄1000形の在籍状況】
※2020年11月13日現在 合計180両/全体196両(改造中を含む)
青色…リニューアル車、赤色…レーティッシュ(リニューアルされていません)

*4両固定編成…14編成(56両、リニューアル28両、レーティッシュ16両)
内訳…1051F・1053F・1057F1058F1059F1060F1061F・1062F・1063F1064F1065F1066F1067F1069F

*6両固定編成…10編成(60両、ワイドドア36両)
内訳…1251F・1253F・1254F・1751F・1752F・1753F・1754F・1755F・1756F

*10両固定編成…6編成(60両、リニューアル50両、大規模改造20両)
内訳…1091F・1092F・1093F1094F1095F1096F
※1095Fの種車は元1056F+元1256F、1096Fの種車は元1052F+元1252F。

*改造中…10両(10両固定編成改造およびリニューアルを予定)
内訳…元クハ1055・元デハ1005・元デハ1105・元サハ1181・元サハ1381・元デハ1205・元デハ1305・元サハ1355・元デハ1405・元クハ1455
※この10両は1097Fとなることが確定

*廃車確定済…16両 ※搬出予定車両を含む
内訳
【編成単位で廃車】
1054F(クハ1054・デハ1004・デハ1104・クハ1154)
1068F(クハ1068・デハ1018・デハ1118・クハ1168)
【車両別に廃車】
元クハ1155(元1055F)
元クハ1255(元1255F)
元クハ1081・元デハ1031・元デハ1131・元デハ1331・元デハ1431・元クハ1481(元1081F)