2020年10月31日、小田急電鉄ロマンスカー“MSE”60000形60051F(4両固定編成)が入場していた大野総合車両所を検査出場し、小田原線で試運転を実施しました。なお同編成には今回の検査施工で一部に小変化が見られます。
▲運用距離が短くなったロマンスカー“MSE”60000形60051F(4両固定編成)が無事に大野総合車両所を検査出場したが、スカート部分に搭載されている前照灯がHID式からLED式に交換されている。同形式の前照灯がHIDからLEDに交換されるのは初めてのことである。
この編成には車体の再塗装が実施されたほか、クハ60051とクハ60151で前照灯がHID式からLED式に交換されています。これまでに同形式の前照灯がLED式となっているのは2012年度に新製投入された60053F(4両固定編成)と60255F(6両固定編成)がありますが、先ほどの2編成は登場時からその仕様となっていますので、それ以外の編成で前照灯がHID式からLED式へと交換されるのは初めてのことです。ロマンスカー“MSE”60000形4両固定編成で前照灯がHID式となっているのは60052Fのみとなりました。60051Fの前照灯交換が他編成にも普及するのかが注目されます。ただし転落防止幌はグレーに交換されずブルーのままとなっていますので、60051Fと60053Fを見分けるには検査施工跡以外では転落防止幌の色の識別程度でしょうか。