2020年11月4日

【どうなる川重】川崎重工業が鉄道車両製造事業を分社化へ

2020年11月2日、川崎重工業が同社の鉄道車両製造事業を2021年10月に分社化することを発表しました。鉄道車両製造事業は社内の車両カンパニーが担っており、兵庫県神戸市に工場を持っています。
▲川崎重工業兵庫工場で製造された小田急電鉄の車両は3000形(2次車・5次車・8次車以降)と2代目5000形(5053F・5054Fを除く)とロマンスカー“EXE”30000形30056F+30256Fと30057F+30257F(ただし前者はリニューアル済み)。
▲川崎重工業兵庫工場で製造された東京地下鉄16000系(1次車・2次車・5次車)。この同系列の3次車・4次車は日立製作所笠戸事業所で製造された。
▲川崎重工業兵庫工場で製造された西武鉄道40000系(写真は転換クロスシート車)。こちらは全10編成(転換クロスシート車6編成・ロングシート車4編成)が製造されている。
▲川崎重工業兵庫工場で製造された東日本旅客鉄道E233系。0番台と1000番台は一部編成、3000番台は小山車両センター所属の一部編成のグリーン車のみである。

川崎重工業兵庫工場は様々な鉄道会社向けに車両を製造・出荷しており、私の地元路線である小田急電鉄では1000形・2000形・8000形(銘板上は異なる)・2代目3000形・2代目5000形の一部編成、ロマンスカーでは“EXE”30000形の一部編成が該当します。東京地下鉄では16000系1次車・2次車・5次車、東日本旅客鉄道ではE217系(横クラ)、E231系800番台(八ミツ)、E231系1000番台(宮ヤマ・横コツ)、E233系0番台(八トタ)・1000番台(宮サイ)・3000番台(宮ヤマ)の一部グリーン車など、多岐にわたっています。今後この川崎重工業兵庫工場が分社化された際にどういう社名になるのかは予想がつきませんが、来年10月以降でも社名が変更になっても日本が世界に誇れる鉄道車両を製造し続けてほしいと思っています。