2026年6月7日

【N'EXは東京発着に】東日本旅客鉄道横須賀線トンネル内保守工事実施に伴い横須賀線・総武快速線で運転変更を実施

2026年6月6日、東日本旅客鉄道では働き方改革の一環として事前に発表されていた横須賀線品川(JO-17)~東京(JO-19)間のトンネル内保守工事実施に伴い、同区間のみ終日運休となり、横須賀線は品川発着、総武快速線(内房線・外房線・成田線・総武本線・鹿島線直通を含む)と特急『成田エクスプレス』は東京発着に変更して運転されました。
▲横須賀線品川~東京間のトンネル内保守工事に伴い同区間で終日運転休止となったため、横須賀線は久里浜(JO-01)~逗子(JO-06)間のシャトル運用を除き、列車番号9000番代の品川発着で、総武快速線は直通列車を含めて列車番号9000番代の東京発着で運転され、両路線を経由して運転される特急『成田エクスプレス』は東京発着となった。
▲特急『成田エクスプレス』はすべて東京発着となり、東京~大船(JO-09)・新宿(JS-20)間は運休となった。列車によっては千葉(JO-28)通過列車も存在するため、途中停車駅が空港第2ビル(JO-36)のみの列車もあった。

横須賀線は末端区間の4両単独のシャトル運用を除きすべて品川発着となったため、種別行先案内表示器は通常は終電車のみに見られる『横須賀線』と『普通品川』表示、総武快速線はすべて東京発着となったため、種別行先案内表示器は定期的に見られる『総武線』と『快速東京』表示となりました。特急『成田エクスプレス』は東京発着に変更となり、行先案内表示器にもしっかり対応していました(輸送障害発生時などに備えて『特急成田エクスプレス 東京』表示が用意されていた)。今回の横須賀線トンネル保守工事は9月5日および11月7日にも予定されており、同様の措置が取られるものと思われます。

【まさかの自社完結も】東日本旅客鉄道特急『踊り子』・『サフィール踊り子』が伊東(JT-26)発着(一部伊豆高原(IZ-06)発着)で運転される

2026年6月3日の台風の大雨が原因による線路内土砂流入の影響で、伊豆急行は同日から6日まで片瀬白田(IZ-10)~伊豆急下田(IZ-16)間で運転を見合わせましたが、この期間中に東日本旅客鉄道伊東線から伊豆急行に直通する一部列車が運休するなど影響が出ました。このうち東海道線から直通する特急『踊り子』『サフィール踊り子』は伊東(JT-26)発着での運転が大半となり、一部のみ伊豆高原(IZ-06)行きとして運転されたようです。
▲伊豆急行での線路への土砂流入による運転見合わせの影響で、珍しく自社完結の『踊り子』『サフィール踊り子』が運転された。かつては土曜休日に伊東発東京(JT-01)行きの『踊り子』の設定が1本だけあり、185系時代にはこれの送り込みの普通列車も設定されていた。
▲一部の特急『踊り子』の臨時便など一部列車が全区間運休となるなど影響も出た。当初は予定されていたE257系2000番台・5000番台の出番が台風で無くなってしまったことも。

特急『踊り子』は東日本旅客鉄道東海道線東京と伊豆急行伊豆急下田・伊豆箱根鉄道駿豆線修善寺(IS-10)を結ぶ列車、特急『サフィール踊り子』は東京および新宿(JS-20)と伊豆急下田を結ぶ全席グリーン車(1号車のみプレミアムグリーン車)の特急列車として運転されており、185系が撤退して以降は全車指定席となっています。かつては『踊り子』のみ数両だけ自由席の設定もありました。また自社完結の『踊り子』はかつて伊東始発東京行きの1本だけありましたが、現在は臨時列車も含めて全列車が伊豆急行に直通する列車となっていますので、久しぶりのこととなります。なお行先案内表示器には『伊東』や『伊豆高原』(E261系)が用意されていて、一部『サフィール踊り子』は伊豆高原行きとなっていましたが、それ以外は伊東行きとなっていて、同駅発着になったものと思われます。なお7日に伊豆急行が全線での運転を再開したことから、伊豆急下田までの運転も再開されたものと思われます。

2026年6月4日

【扉の交換も確認】小田急電鉄3000形3277F(日本車両製造7次車・6両固定編成)、リニューアル更新工事後の姿を見せる

2026年6月2日、小田急電鉄大野総合車両所にリニューアル更新工事と重要部検査施工のために同年2月頃から入場中と思われる3000形3277F(日本車両製造7次車・6両固定編成)ですが、そのうち下り方3両(サハ3377+デハ3427+クハ3477)がフリースペース追加設置、旅客用扉の交換、前照灯LED式への変更などリニューアル更新工事を受けた姿で屋外に姿を見せました。
▲フリースペース追加設置、ホームドア対応の車番追加、前照灯のLED式への変更、旅客用扉の交換(毎年度最初のリニューアル車両のみ)などリニューアル更新工事を施工されている日本車両製造7次車の3000形3277F。この編成では新製当初から種別行先案内表示器がフルカラーLED式であるが新たに交換されたのだろうか。今年度分は3編成に施工予定となっている。▲3000形3次車以降で電気連結器を残しているリニューアル更新工事施行前の編成は6次車の3275Fと7次車の3276Fだけとなった。いよいよ3000形3次車以降から他形式4両固定編成との併結運転の際に使用していた2段式電気連結器が見納めとなる。

この編成では3000形6両固定編成で3276Fとともに登場当時からフルカラーLED式の種別行先案内表示器となっていますが、前年度分最後の扱いとなった3273Fと同じリニューアル内容をベースに、種別行先案内表示器と旅客用扉の交換が実施されたものと思われます。この3次車以降ではリニューアル更新工事が施工されると6号車の電気連結器が撤去されるので、1000形1057F1067F1069F(いずれも4両固定編成)と連結はできなくなります。ついにリニューアル更新工事は3編成を残していた状態だったので、ついに7次車にまで拡大されました。残る上り方3両(クハ3276+デハ3226+デハ3326)もリニューアル更新工事の大半は終了しているでしょうね。

最後に施工となるのは検査の時期から推察するとおそらく1000形4両固定編成の1057Fと連結して運用されている3276Fの可能性があります。事業計画次第では今年度中に完了する可能性がありそうで、こうなるといずれは10両編成のE運用(または4000形のC運用の代走)に1057Fが充当されなくなります。小田急箱根鉄道専任の代役となるか、ペアを組む1067F+1069Fのどちらかの代役として残されるような気もします。しかしながら2026年度の事業計画では5000形8両固定編成が2編成登場する予定で、予備車両も確保されることから、1000形だけで見られる“ブツ8”を組む機会も徐々に減ってくる可能性があります。この先余剰となることを考えると、どう動くかは気になるところですね。

【3000形6両固定編成リニューアル状況】※1次車・2次車除く・2026年6月4日現在
《2022年度》3編成(18両)
3265F3266F3268F
《2023年度》3編成(18両)
3263F3264F3267F
《2024年度》2編成(12両)
3269F3271F3272F
《2025年度》1編成(  6両)
3270F3273F3274F
《現在入場中》1編成(  6両) ※3277Fは検査を兼ねる予定
3277F
《現在未施工》2編成(12両)
3275F3276F

2026年6月3日

【塗装変更後では初】小田急電鉄1000形1064F(4両固定編成)がバーミリオンはこね塗装で初の検査出場

2026年6月2日、小田急電鉄大野総合車両所に検査入場していた1000形1064F(4両固定編成)が出場し、小田原線内で試運転を実施しました。この編成は小田急箱根鉄道(平坦区間)専任編成でバーミリオンはこね塗装に変更されてから初の検査出場となります。
▲小田急箱根鉄道(平坦区間)専任の1000形4両固定編成のバーミリオンはこね塗装変更後では初の大野総合車両所検査出場となった1064F。このため同編成の運用復帰まで朝方の114運用と夜間帯の111運用が兼務となっていた。

1000形4両固定編成の小田急箱根鉄道(平坦区間)専任編成のバーミリオンはこね塗装変更後の検査入場・検査施工・検査出場は今回が初めてのこととなり、今後はこのカラーリングでの検査入場・出場の光景が当たり前になりそうです。ただし大野総合車両所については事業計画で触れたように、一部検査機能が10両に対応していないことや施設の老朽化などを理由に伊勢原(OH36)~鶴巻温泉(OH37)間に移転することとなっており、大野総合車両所検査出場の光景も伊勢原市への検車区移転工事が進めば、いずれ将来的に大野総合車両所での検査施工の機会は少なくなってくるのではないでしょうか。今後登場するであろう5000形8両固定編成が大野総合車両所で検査を受ける機会があるのかどうかも含めて、大野総合車両所の今後は気になるところでしょう。伊勢原市に移転しても廃車車両の解体線は設けられるのでしょうか。

2026年6月1日

【7月は代走多し】小田急電鉄ロマンスカー“GSE”70000形の2026年7月分の運用を公表(2026年3月ダイヤ改正)

2026年6月1日、小田急電鉄が2026年3月14日ダイヤ改正時点での2026年7月分の展望座席を備えるロマンスカー“GSE”70000形の運用予定を公表しました。車両運用状況から土曜休日の固定1運用を除き“EXE”・“EXEα”30000形または“MSE”60000形が代走することがあります。
▲展望席(1編成32席)を備えるロマンスカー“GSE”70000形70051F70052F。平日の1運用は特別団体専用列車が設定される場合を除き、基本的に喜多見検車区に一旦入庫の運用、土曜休日の1運用は同形式の固定運用である。先頭車の展望席は争奪戦で、乗車予定日の1ヶ月前の購入をお勧めする。80000形が加わる際には共通運用が見込まれる。
▲運用予定表に黒丸がない日程の列車には“EXE”・“EXEα”30000形または“MSE”60000形が使用されるが、6両固定編成のみでの運転となる。充当車種は当該日程の1ヶ月前から“e-Romancecar”空席照会で確認できる。

両先頭車に展望席(16席ずつ)を備えるロマンスカーは2018年3月に就役した“GSE”70000形70051F70052Fで運用され、予定表では黒丸マーク(●)のついている列車に充当されます。列車番号から運用を表記しますのでご確認ください。2編成で2運用を回す関係で土曜休日N31運用は同形式が必ず充当される固定運用で、それ以外は代走が出る場合があります。

2026年3月14日のダイヤ改正で列車番号と発着時刻の変更程度で(回送列車のみ一部を除きアスタリスクを用いて表記)、ほぼ変更はありません。前回から引き続きN31運用(平日)・N32運用で“EXE”・“EXEα”または“MSE”で代走となる日程のみ表記します(それ以外はN31運用・N32運用ともに代走はないという意味です)。代走運用の充当車種は当該日程の約1ヶ月前から“e-Romancecar”の空席照会で確認できます。7月は代走が多いようですね。

◆代走で“EXE”・“EXEα”または“MSE”で運転される運用と日程◆
平日N32運用…2026年6月2日・11日、7月8日・9日・10日・13日・15日・17日・23日・24日・31日
※それ以外の日程はN31運用・N32運用ともにロマンスカー“GSE”70000形で運転

◆ロマンスカー“GSE”70000形の運用について◆
【駅名表記について】
宿…新宿(OH01)、成…成城学園前(OH14)、大…相模大野(OH28)、海…海老名(OH32)、厚…本厚木(OH34)、伊…伊勢原(OH36)、秦…秦野(OH39)、足…足柄(OH46)、小…小田原(OH47)、湯…箱根湯本(OH51)、藤…藤(OE13)、江…片瀬江ノ島(OE16)

★平日N31運用(“GSE”/“EXE”・“EXEα”/“MSE”)★
注意…“EXE”・“EXEα”または“MSE”で運転される場合あり
喜多見検車区出庫
大0000←成0000 9001レ
大野総合車両所入庫/出庫
大0612→宿0648 0992レ
小0816←宿0700 0791レ
小0826→宿0945 0790レ
湯1127←宿1000 0003レ
湯1135→宿1305 0006レ
湯1456←宿1320 0727レ
湯1513→宿1646 0736レ
湯1828←宿1700 0601レ
湯1836→宿2006 0120レ
藤2120←宿2020 0687レ
藤0000→成0000 9042レ
喜多見検車区入庫

★平日N32運用(“GSE”/“EXE”・“EXEα”/“MSE”)★
注意…2026年6月2日・11日・7月8日~10日・13日・15日・17日・23日・24日・31日は“EXE”・“EXEα”または“MSE”で運転
喜多見検車区出庫
秦0000←成0000 9011レ
秦0630→宿0741 0906レ
成0000←宿0000 9023レ
喜多見検車区入庫/出庫
成0000→宿0000 9028レ
湯1737←宿1600 0729レ
湯1746→宿1926 0018レ
秦2043←宿1940 0611レ
秦0000→宿0000 9038レ
秦2301←宿2200 0621レ
秦0000→成0000 9058レ
喜多見検車区入庫

★土曜休日N31運用(“GSE固定運用)★
喜多見検車区出庫
小0000←成0000 9013レ
小0827→宿0945 0790レ
湯1121←宿1000 0709レ
湯1138→宿1305 0006レ
湯1448←宿1320 0321レ
湯1514→宿1644 0318レ
湯1838←宿1700 0601レ
湯1845→宿2010 0128レ
江2120←宿2020 0687レ
江0000→成0000 9050レ
喜多見検車区入庫

★土曜休日N32運用(“GSE”/“EXE”・“EXEα”/“MSE”)★
注意…“EXE”・“EXEα”または“MSE”で運転される場合あり
喜多見検車区出庫
厚0000←成0000 9003レ
厚0702→宿0745 0904レ
湯0924←宿0800 0003レ
湯0933→宿1107 0002レ
湯1301←宿1120 0315レ
湯1315→宿1445 0010レ
湯1628←宿1500 0025レ
湯1636→宿1805 0022レ
江1926←宿1820 0683レ
江2003→宿2105 0504レ
藤2217←宿2120 0689レ
藤0000→成0000 9060レ
喜多見検車区入庫

☆参考資料☆ “GSE”が充当される可能性のある列車のみ抜粋
《平日上り》
大0612→宿0648 0992レ “GSE”/“EXE”・“EXEα”/“MSE(N31)
秦0630→宿0741 0906レ “GSE”/“EXE”・“EXEα”/“MSE(N32)
小0826→宿0945 0790レ “GSE”/“EXE”・“EXEα”/“MSE(N31)
湯1135→宿1305 0006レ “GSE”/“EXE”・“EXEα”/“MSE(N31)
湯1513→宿1646 0736レ “GSE”/“EXE”・“EXEα”/“MSE(N31)
湯1746→宿1926 0018レ “GSE”/“EXE”・“EXEα”/“MSE(N32)
湯1836→宿2006 0120レ “GSE”/“EXE”・“EXEα”/“MSE(N31)

《平日下り》
小0815←宿0700 0791レ “GSE”/“EXE”・“EXEα”/“MSE(N31)
湯1127←宿1000 0003レ “GSE”/“EXE”・“EXEα”/“MSE(N31)
湯1456←宿1320 0727レ “GSE”/“EXE”・“EXEα”/“MSE(N31)
湯1737←宿1600 0729レ “GSE”/“EXE”・“EXEα”/“MSE(N32)
湯1828←宿1700 0601レ “GSE”/“EXE”・“EXEα”/“MSE(N31)
秦2042←宿1940 0611レ “GSE”/“EXE”・“EXEα”/“MSE(N32)
藤2120←宿2020 0687レ “GSE”/“EXE”・“EXEα”/“MSE(N31)
秦2301←宿2200 0621レ “GSE”/“EXE”・“EXEα”/“MSE(N32)

《土曜休日上り》
厚0702→宿0745 0904レ “GSE”/“EXE”・“EXEα”/“MSE(N32)
小0827→宿0945 0790レ “GSE固定運用(N31)
湯0933→宿1107 0002レ “GSE”/“EXE”・“EXEα”/“MSE(N32)
湯1138→宿1305 0006レ “GSE固定運用(N31)
湯1315→宿1445 0010レ “GSE”/“EXE”・“EXEα”/“MSE(N32)
湯1514→宿1644 0318レ “GSE固定運用(N31)
湯1636→宿1805 0022レ “GSE”/“EXE”・“EXEα”/“MSE(N32)
湯1845→宿2010 0128レ “GSE固定運用(N31)
江2003→宿2105 0504レ “GSE”/“EXE”・“EXEα”/“MSE(N32)

《土曜休日下り》
湯0924←宿0800 0003レ “GSE”/“EXE”・“EXEα”/“MSE(N32)
湯1121←宿1000 0709レ “GSE固定運用(N31)
湯1301←宿1120 0315レ “GSE”/“EXE”・“EXEα”/“MSE(N32)
湯1448←宿1320 0321レ “GSE固定運用(N31)
湯1628←宿1500 0025レ “GSE”/“EXE”・“EXEα”/“MSE(N32)
湯1836←宿1700 0601レ “GSE固定運用(N31)
江1926←宿1820 0683レ “GSE”/“EXE”・“EXEα”/“MSE(N32)
江2120←宿2020 0687レ “GSE固定運用(N31)
藤2217←宿2120 0689レ “GSE”/“EXE”・“EXEα”/“MSE(N32)

2026年5月29日

【日常茶飯事だった】小田急電鉄、3000形リニューアル更新工事で1000形4両固定編成+3000形6両固定編成の併結が見納めに…?

2026年5月13日に小田急電鉄が発表した鉄道設備投資事業計画では、3000形のリニューアル更新工事を6両固定編成の3編成に施工する予定で、3次車以降で電気連結器を残す3275F3276F3277Fが対象と思われ、現在は3277Fが同年度最初の施工分として入場中です。このことから、2015年から1000形4両固定編成のリニューアル車両運用開始当初から見られた、1000形4両固定編成と3000形6両固定編成(主に3次車以降)との併結が見納めとなりそうです。
▲1000形4両固定編成+3000形6両固定編成(3次車以降)のペアは1000形1057F+3000形3276Fだけとなっている。リニューアル更新工事を受けて完全な6両固定編成となった3次車以降の編成でもリニューアル更新工事施工前は1000形4両固定編成(現在の小田急箱根鉄道専任編成も含む)と連結した10両で運用されたこともあった。2026年度で見納めとなってしまいそう。
▲リニューアル更新工事施工後の3000形(写真は3273F)。他形式との連結の際に使用していたクハ3250側の電気連結器が撤去されてスカートの形状が変更され、異常時を除いて連結することは一切ない。リニューアル更新工事施工後はアプリの混雑率表示に対応する
▲現在リニューアル更新工事で入場中の3000形3277F。旅客用扉の交換が実施されるほか、電気連結器の撤去など3000形3273Fに準じたリニューアルが行われていそうだ。
▲残っている3000形3次車以降の電気連結器付きは3275F3276Fだけだ。リニューアル更新工事の進捗が順調に進み、3次車以降から電気連結器、他形式と連結した際の転落防止放送が見納めになりそうだ。また1000形4両固定編成との連結も見納めになる。電気連結器を残す1000形の動向にも注意だ。

小田急電鉄3000形のリニューアル更新工事は3265Fを皮切りに開始され、現在では3263F3274Fの12編成(72両)への施工が完了し、3次車以降の6両固定編成では3275F3276F3277Fのみとなっていて、今年度にリニューアル対象に含まれたことで、3次車以降の6両固定編成はすべてリニューアル車両となることから、8両固定編成の代役ともなる1000形4両固定編成との連結ができなくなり、1000形4両固定編成+3000形6両固定編成の10両連結は今年度で見納めとなってしまうのです。1000形で2段式の電気連結器を装備する1057F1067F1069Fは8両固定編成の代役となるか、通常考えにくいですが小田急箱根鉄道専任編成の代走(車掌乗務)となるしかありません。5000形8両固定編成が2編成(16両)登場することから、現行の運用数(17運用)に対して8両固定編成に予備ができることも考慮すると、1000形4両+4両が見られる可能性もかなり低くなってきます。リニューアル済みの1000形4両固定編成で電気連結器を残す3編成を今後どのように使うつもりなのか、今後の動きは気になります。8000形の置き換えだけでなく、3000形3次車以降、6両固定編成のリニューアル更新工事が今年度分で完了することが予想されるので、これに伴う1000形4両固定編成(小田急箱根鉄道専任編成を除く)の今後も気になります。ちなみに8000形についてはまだまだ現役最古参の編成がいます。

2026年5月28日

【夜行特急への改造は…?】東日本旅客鉄道E657系都カツK19編成が郡山総合車両センターに入場、動向に注意

2026年5月27日、東日本旅客鉄道勝田車両センター所属のE657系都カツK19編成(クハE657-19以下10両)が郡山総合車両センターに自走回送され入場しました。今後の動向が注目されるところですが、2027年春から同系列を用いた夜行特急車両を走らせる予定で、転用改造工事のための入場となる可能性があります。ラストナンバーが種車となるでしょうか。
▲夜行特急車両の種車となるE657系(写真は都カツK14編成)。夜行特急車両ではすべての車両がグリーン車(5号車はラウンジ/販売スペース)となるため、クロE657形・クロE656形、モロE657形・モロE656形といった新形式の登場が予想される。編成番号が書かれた連結器カバーは撤去されての入場となった。

今回入場したE657系都カツK19編成は常磐線内基準で仙台寄りからクハE657-19+モハE656-19+モハE657-19+モハE656-119+モハE657-119+サロE657-19+サハE657-19+モハE652-219+モハE657-219+クハE658-19と組成されており、2019年に総合車両制作所横浜事業所より登場しています。この系列では夜行特急車両として全車両グリーン車扱いで来春から走らせることを発表していて、この編成が種車となるものと思われます。5号車以外の各車両は普通車からグリーン車に格上げされるため、車番は元の種車をもとに普通車を示す『ハ』がグリーン車を表す『ロ』に変更されるものと思われますが、車番自体(区分番台など)を変えて重複を避ける可能性もあります。これはもともとの5号車がサロE657-19となるわけですが、種車の車番をそのまま使った場合、サハE657-19となっている4号車がサロE657-19となってしまい、元の5号車と重複してしまいます。ただし5号車の夜行特急車両はラウンジや販売スペースとなる予定であることから、サロE657-19から変わることが予想できます。かといって食堂車ではありませんから、『サシ』にはならなさそうな気がします(『サシ』の形式はE261系の4号車のカフェテリアに存在します)。

塗装はこれまでの白色基調からメモリアルブルーとミッドナイトホライズンを基調としたものに変更されるものと思われ、内装もグリーン個室などを中心としたものに大きく変えられそうです。この編成が夜行特急車両の種車となれば、登場してから入場まで約6年間にわたる活躍でした。臨時特急列車では東海道線品川(JT-03)~平塚(JT-11)間にも入線したことがありましたね。

2026年5月27日

【新製車両は2000系2編成】京王電鉄が2026年度鉄道設備投資事業計画を発表

2026年5月13日、京王電鉄が2026年度鉄道設備投資事業計画を発表しました。今年度の投資額は約438億円となります。
▲新製車両は2000系が2編成20両(2703F2704F)となる。5号車には『ひだまりスペース』が設けられる予定となっている。7000系は転落防止幌を先頭車に取り付けた編成があるが、置き換えはどうなっていくのか…。ちなみに8000系の制御装置更新と9000系のリニューアルはそれぞれ1編成ずつを予定している。8000系制御装置未更新編成は残り1編成となるか。

車両面では新型車両2000系が登場し、2編成(20両、2703F2704F)が製造されます。中間の5号車には西武鉄道40000系の10号車と同じ『ひだまりスペース』が設置されます。総合車両製作所横浜事業所で製造され若葉台検車区への陸送での納入が予想されます。また8000系の制御装置更新工事は1編成(8713F8714Fのどちらか)に、9000系のリニューアル更新工事は1編成に実施されます。2代目2000系の導入に伴い7000系の動向が注目されることになりそうです。

設備面では井の頭線新代田(IN-06)・京王新線幡ヶ谷(KO-03)・相模原線稲城(KO-38)など7駅へのホームドア設置とホームドア設置予定駅への転落防止ゴム整備、笹塚(KO-04)~仙川(KO-13)間・仙川~国領(KO-16)間の連続立体交差事業の推進(前者は今年度は高架橋の立ち上げ)、京王本線新宿(KO-01)・相模原線京王多摩川(KO-35)の駅改良工事(今年度は前者は既設躯体の解体工事、後者は今年度で完了)。井の頭線でのワンマン運転導入に向けた1000系への自動運転設備導入と改修、井の頭線渋谷(IN-01)への西口改札口とホームを結ぶエレベーター新設、京王ライナーの適正価格への見直し、現業職場照明のLED化が予定されています。

【2026年度ホームドア設置予定】
新代田・西永福(IN-10)・井の頭公園(IN-16)・幡ヶ谷・仙川・北野(KO-33)・稲城

【2027年度ホームドア設置予定】
明大前(KO-06,IN-08)3番ホーム・4番ホーム(井の頭線)・初台(KO-02)・つつじが丘(KO-14)・柴崎(KO-15)・若葉台(KO-39)・京王多摩センター(KO-41)

【2028年度ホームドア設置予定】
府中(KO-24)・高幡不動(KO-29)・長沼(KO-32)・京王八王子(KO-34)・京王永山(KO-40)・府中競馬正門前(KO-46)・めじろ台(KO-50)・挟間(KO-51)・高尾(KO-52)・高尾山口(KO-53)

【2029年度以降設置予定】※上記以外のホームドア未設置駅です
代田橋(KO-05)・明大前1番ホーム・2番ホーム・下高井戸(KO-07)・桜上水(KO-08)・上北沢(KO-09)・八幡山(KO-10)・芦花公園(KO-11)・千歳烏山(KO-12)・西調布・武蔵野台(KO-21)・多摩霊園(KO-22)・東府中(KO-23)・中河原(KO-25)・分倍河原(KO-26)・聖蹟桜ヶ丘(KO-27)・百草園(KO-28)・南平(KO-30)・平山城址公園(KO-31)・京王稲田堤(KO-36)・京王よみうりランド(KO-37)・京王堀之内(KO-42)・南大沢(KO-43)・多摩境(KO-44)・橋本(KO-45)・多摩動物公園(KO-47)・京王片倉(KO-48)・山田(KO-49)

2026年5月26日

【2番ホームから設置】相模鉄道本線海老名(SO-18)にホームドア本体が設置、6月21日初電車より稼働開始へ(ホームドア未設置駅消滅)

2026年5月25日、相模鉄道では2026年度鉄道・バス設備投資事業計画でのホームドア設置を発表した海老名(SO-18)2番ホームにホームドアの本体が設置されました。後日1番ホームにも設置されるものと思われ、相模鉄道からホームドア未設置駅が完全消滅(全駅へのホームドア設置が完了)となります。
▲相模鉄道の各駅に設置されているホームドア(写真は和田町(SO-06)で、現在は稼働済み)。ついに海老名2番ホームに設置され、全駅への設置がまもなく完了する。23日には11000系を使用したホームドア輸送列車が厚木線からかしわ台車両センターまで運転されており、本体設置工事が行われたものとみられる。
▲これまで出口専用だった2階改札口。6月21日初電車からホームドア稼働開始とともに入場が可能になり、入出場可能な改札口になる。
▲相模鉄道の全駅へのホームドアの設置と稼働が完了すれば、他社路線への直通運用のない8000系、9000系は置き換えの都合もあるため不明だが、10000系、11000系、13000系、直通運用はあるが全駅にホームドア設置済みの20000系の転落防止幌は撤去される可能性がある。12000系は直通運転先の東日本旅客鉄道埼京線でホームドア未設置のため、残されるだろう。

2026年度の鉄道設備投資事業計画では唯一のホームドア未設置駅である海老名にホームドアを設置することを発表していましたが、5月23日にホームドア積み込み作業を行った後、設置されたものと思われ、想定よりも早くホームドア本体を設置したようですね。転落防止幌を設置しない東急電鉄目黒線車両が来ることを見越して、設置されていた黄色の転落防止柵は2番ホームのみ撤去されており、1番ホームへのホームドア設置をもって転落防止柵は見納めとなる見込みです。いずれは海老名にホームドア設置が完了して稼働を開始した後、自社の12000系、東日本旅客鉄道E233系7000番台、東急電鉄5000・5050系4000番台を除いて、転落防止幌が撤去されることになるのでしょうか。13000系の新製車両は転落防止幌が省略されることになるのかも含めて、今後の動きが気になります。なお6月21日初電車から、現在出口専用となっている中央2階改札口について、入場での運用も開始し、2階改札口からも入出場が可能になります。またホーム横浜(SO-01)寄りの北口改札に繋がるエスカレーター、中央の2階改札口へ繋がるエスカレーターも使用を開始するほか、ホームドアの稼働も開始となります。これにより相模鉄道へのホームドア設置が完結することになりそうです。

2026年5月25日

【検測機能予備編成を使用】小田急電鉄海老名検車区で『小田急通勤車両図鑑Vol.5 - 5000形撮影会』が5000形5064Fを使用し開催

2026年5月23日、小田急電鉄海老名検車区で『小田急通勤車両図鑑Vol.5 - 5000形撮影会』が開催され、22日の平日E11運用で入庫したあと、しばらく海老名検車区に予備留置となっていた検測予備編成の5000形5064Fが使用されました。

▲撮影会に使用された検測予備編成の5000形5064F。現行ダイヤでは定期運用がない『準急本厚木(OH34)』や1月1日に小田原線内限定で見られた『各駅停車片瀬江ノ島(OE16)』などを表示したほか、最後には衝撃的な表示でファンを沸かせた。
▲最後の表示はなんと『急行箱根湯本(OH51)』などの別の種別行先ではなく『実車訓練中』であった。他形式には見られなかった表示ではあるので、おそらく5000形限定で入っている表示なのだろうか。8両固定編成が登場すればその編成にも『実車訓練中』の文字が入るかもしれない?
▲撮影会に使用された5000形5064F5063Fの予備編成で鉄道線路設備モニタリング装置と架線・パンタグラフを照らすライトの搭載準備工事がなされており、本搭載の5063Fが入場などで使用できないときに代役となる。

5000形は今年度は8両固定編成も登場することとなっており、3000形に次ぐ主力車両となることが予想されます。種別行先案内表示は『快速急行小田原(OH47)』・『急行唐木田(OT07)』・『通勤急行新宿(OH01)』など普段から使用するものから、本来は使用しない『準急本厚木』や1月1日に小田原線内限定で見られた『各駅停車片瀬江ノ島』、現在はほぼ見られない『各駅停車小田急多摩センター(OT07)』であったほか、この形式限定の表示と思われる『実車訓練中』が表示され、ファンを沸かせました。私も間近で初めて見ましたが、たった漢字5文字の『実車訓練中』に衝撃を受けたほか、この編成が検測機能予備の編成であることから、鉄道線路設備モニタリング装置の台座や架線・パンタグラフを照らすライトの台座が準備工事とされており、5063Fから移設することで代行することができるようになっており、その台座も見ることができました。