2026年10月9日、東武鉄道東上線森林公園検修区の30000系31604F+31404Fが、所属先から秩父鉄道経由で経理部資材センター北館林車両解体場に回送されました。秩父鉄道区間ではデキ303が牽引し、東武鉄道区間では伊勢崎線区間も含めて自走となりました。
▲元本線系統で活躍していた東上線の30000系、まさかの廃車発生か。車内広告類が撤去済みの31604F+31404Fが旅立った。30000系は2021年に31609F+31409Fの転入により全15編成が森林公園検修区に集結していた。
30000系はもともと4両固定編成・6両固定編成で落成し、当時は伊勢崎線系統で使用され、東京地下鉄半蔵門線・東急電鉄田園都市線との直通運転が開始されると神奈川県内でも東武鉄道車両を見ることができるようになったきっかけの車両でもありますが、途中の4号車と5号車に運転台のある先頭車(当時はクハ)が入ってしまうため、当時東急電鉄5000系で6扉車両を連結していた号車が30000系では運転台ありの車両で収容人数も中間車両よりも少なくなるため、混雑緩和のネックとなっていました。このため50000・50050系が導入され、18編成の導入で30000系は分割されて本線系統の浅草(TS-01)発着列車などに転用、それでも臨時列車では分割併合が可能な利点を生かして『フラワーエクスプレス』には30000系が使用されていました。2011年1月に入ると東上線へのデジタルATC導入に際して31601F+31401Fが東上線に転配され、実質10両固定編成として運用し、2編成を残して東上線に移籍しました。そして東上線から50000系2編成(51008F・51009F)が転入した代わりに、半蔵門線直通運用向けに残されていた31606F+31406F・31609F+31409Fが転属したことで、全15編成が東上線に集結していました。それから初転属から約15年、全15編成が集結して約5年で廃車が初めて出ることになりそうです。