2026年3月24日

【改正後異例?】小田急電鉄8000形8066F(4両固定編成・電源供給車)とクヤ31形による定期検測運転が2週連続で運転される

2026年3月14日・15日・21日に、小田急電鉄8000形8066F(4両固定編成・電源供給車)+クヤ31形を使用した定期検測運転が実施され、14日・21日は小田原線、15日は江ノ島線・多摩線で運転されました。なおクヤ31形のパンタグラフから、架線検測はありませんでした。
▲2026年3月14日(ダイヤ改正初日)・15日・21日の3日間に行われた定期検測運転は8000形8066F+クヤ31形を充当した。電源供給車には8066Fが起用された。小田原線の検測は14日と21日の2週連続で行われた。クヤ31形のパンタグラフから架線検測は実施されなかった。
▲8000形8065F8066Fクヤ31形を使用する定期検測運転ではクヤ31形のパンタグラフの上昇有無を確認すると架線検測が実施されているかいないかが判別できる。
▲2024年度に導入された5000形5063Fでは営業運転を行いながらパンタグラフ・架線状況の確認や鉄道線路設備モニタリング装置を用いた点検が可能である(予備編成は5064F)。夕夜間にパンタグラフ・架線を照らすライトや鉄道線路設備モニタリング装置の状況で点検の有無が分かる。

ダイヤ改正後の定期検測運転は引き続き8000形8065F8066Fクヤ31形を使用するものの営業運転を行いながら検測が可能なのは5000形5063Fだけであり、8000形8065F8066Fクヤ31形を使用する定期検測運転は月1回、小田原線と江ノ島線・多摩線に分けて、土曜休日ダイヤに行われていて、クヤ31形の下枠交差式パンタグラフの上昇状況だけを見て架線検測があるかないか分かれます。ダイヤ改正後は土曜日に実施されている小田原線内の検測運転時刻が約1時間ほど早まっていることが分かりました。となると喜多見検車区の出庫や上下の運転時間が変更されているようです。江ノ島線・多摩線検測はダイヤがほぼ変わっていませんので、小田原線内のみの検測運転を撮る際には注意が必要です。

【E131系導入の布石か】東日本旅客鉄道E131系500番台都コツG-10編成が中央本線・篠ノ井線を回送、松本車両センターに貸出か?

2026年3月21日、東日本旅客鉄道相模線の全ワンマン列車で運用される国府津車両センター所属のE131系500番台都コツG-10編成(クモハE131-510以下4両)が所属先から新宿(JC-05,JS-20)経由で中央本線・篠ノ井線に入線し、松本車両センター(都モト)に到着しました。今後の動向が注目されています。
▲E131系500番台でまさかの中央本線入線となった都コツG-10編成。国府津車両センターからの回送であるため、相模線・横浜線経由ではなく、東海道貨物線・新宿経由で中央本線・篠ノ井線に入線する形となった。211系置き換えのワンマン対応車両の準備か?

E131系500番台は相模線での運用と、湘南・相模統括センターと国府津車両センターの間を回送することが通常ですが、今回は211系の後継車両導入に備えた準備のための試運転列車の実施の可能性があります。過去に中央本線にも入線したことがある0番台(・80番台)ではなく500番台(・580番台)が駆り出されたものと思われます。0番台(・80番台)は2両固定編成ですが500番台(・580番台)は4両固定編成です。211系を置き換えるなら3両固定編成が最低でも必要になりますから(6両を組成する場合は6両固定編成ではなく600番台(・680番台)と同様に3両固定編成の2編成連結で対応可能)、今回は中間車(中間電動車・中間付随車)が連結されている500番台が貸出対象になっている可能性があります。E131系500番台の中央本線・篠ノ井線への入線は珍しい光景となっています。総合車両製作所で新たな区分番台のE131系を製造しているとの情報があるため、今後の211系の状況も気になるところです。

2026年3月23日

【回送表示で運転】京王電鉄8000系8714F(10両固定編成)を使用した録音ツアー向けの団体専用列車が運転される

2026年3月21日、京王電鉄8000系8714F(10両固定編成)を使用した録音ツアー向けの団体専用列車が京王本線・相模原線で運転されました。同系列における制御装置未更新編成は現時点で8713F8714Fの2編成のみで、今後の動向が注目されています。
▲8000系で数少ない制御装置未更新編成の8713F8714Fのうち、8714Fを使用した団体専用列車が運転されたが、同系列に『臨時』・『団体』の表示はないためか、なぜか『回送』の表示で運転された。5000系試乗会の時は『試運転』、2000系試乗会の時は『臨時』だった。
▲8000系で数少ない制御装置未更新編成の8713F(高尾山トレイン)。制御装置未更新で最後まで残るのはどの編成になるのか。

8000系では10両固定編成でVVVFインバータ制御装置の更新工事(GTO素子からIGBT素子への更新)を実施しており、直近では10両固定編成の8711Fが施工されていて、登場当初からのGTO素子を維持するのは8713F8714Fの2編成のみとなっています。今回は録音ツアー向けに8714Fによる団体専用列車として運転され、なぜか『回送』表示でした。この8000系には『臨時』や『団体』などの表示が用意されていない可能性がありますが、せめて『回送』以外の表示は用意できなかったのか…とも思ってしまいますよね。

【8両未更新車消滅】相模鉄道10000系10707F(8両固定編成)、制御装置更新・3代目塗装“YOKOHAMA NAVYBLUE”へ変更される

2025年9月20日から同年12月上旬まで『ゆめが丘ソラトス号』として運転されたあと、相模鉄道かしわ台車両センターに入場した10000系10707F(8両固定編成)が新たに3代目塗装の“YOKOHAMA NAVYBLUE”に変更されたことが2026年3月20日に確認されました。制御装置更新工事を含めたリニューアル更新工事と塗装変更工事が行われたものと思われます。
▲10000系8両固定編成で唯一の未更新車であった10707Fがリニューアル・塗装変更により、8両固定編成の未更新車が消滅。13000系8両固定編成が登場しているため、13000系の就役後は同系列と共通運用になりそうだ
▲残る未更新車は10000系10708Fだけとなった。制御装置を含めて早めに記録しよう。

この編成はいずみ野線ゆめが丘(SO-36)に隣接する『ゆめが丘ソラトス』開業後に同駅利用の乗降客数が300万人を達成した記念で同編成にラッピングを施した『ゆめが丘ソラトス号』として運用されていましたので、その運転終了後にすぐに入場したものと思われます。リニューアル更新工事と塗装変更を同時に施工されていますので、8両固定編成の未更新車、3色LED式の種別行先案内表示器が消滅となり、残る未更新車は10000系10708Fだけとなりました。10000系は2021年5月から10702F10703Fに限って、内装更新や塗装変更を省略して2代目塗装のまま運用されたことも注目されていましたが、10708Fへの施工が実現すれば未更新車と2代目塗装は完全消滅となります。10000系10708Fに注目が集まりそうです。

2026年3月22日

【E653系から651系に】東日本旅客鉄道E657系都カツK1編成が651系0番台復刻塗装に変更され運用復帰へ

2026年3月22日、同年4月1日から『ふくしまデスティネーションキャンペーン』を開催することから、東日本旅客鉄道郡山総合車両センターに入場していたE657系都カツK1編成(クハE657-1以下10両)が往年の特急『スーパーひたち』・『フレッシュひたち』で運用されていた651系0番台オマージュの塗装に変更された姿でお披露目会が行われたようです。
▲E653系0番台のオーシャンブルー復刻塗装となっていた都カツK1編成が今度は651系0番台オマージュの復刻塗装に。トップナンバーは651系0番台・E653系0番台の両方の塗装を復刻された唯一の編成で、4月11日の8M列車(い0921→品1151)から運用に入るものとみられる。
▲E657系の通常塗装は側面窓下部に紅梅色の太い帯があしらわれており、車両番号の下部にあたる裾部とスカート部分は薄紫が配されていて。連結器カバーに編成番号が記載される。651系0番台復刻塗装編成ではフルカラーLED式の種別行先案内表示器付近と連結器カバーに『JR』のロゴマークが入り、裾部・スカート部分も白色となるようだ。
▲かつて常磐線特急列車で活躍した651系0番台(写真は水カツK103編成水カツK105編成)。E657系では連結器カバー部分に編成番号が書かれているが、その部分は651系0番台復刻塗装編成では『JR』マークのみとなる。『タキシードボディのすごいヤツ』というキャッチコピーが与えられた。

E657系では常磐線の特急で活躍していたE653系0番台基本編成(オレンジパーシモンを除く)・付属編成(オレンジパーシモン)の復刻塗装を都カツK1編成都カツK2編成都カツK3編成都カツK12編成都カツK17編成の5編成に復刻しましたが、もとオーシャンブルー復刻塗装編成であった都カツK1編成が通常塗装に戻るのかと思いきや、なんと651系0番台オマージュ塗装に変更されている様子が確認され、注目されていました。裾部付近には細い緑色の帯、側面部の種別行先案内表示器付近と連結器カバーに『JR』マークが配されています(通常塗装編成は裾部が薄紫で連結器カバー部分には編成番号を記載)、651系0番台を連想させる塗装に仕上がっています。この復刻塗装での次回検査施工時の2028年春までということで、都カツK1編成の登場当初からの通常塗装への復帰は約2年後になりそうです。

【両先頭車は九州へ?】東京臨海高速鉄道70-000形東臨Z10編成が中間電動車6両・中間付随車2両の廃車解体処分で九州行きか…?

2026年3月5日の平日89運用を最後に運用を離脱したと思われる、東京臨海高速鉄道70-000形東臨Z10編成の中間電動車と中間付随車が東臨運輸区から陸送されています。この中間車8両は解体処分になるものと思われ、九州旅客鉄道に譲渡の可能性のあるクハ70-100・クハ70-109の動向が注目されます。
▲東京臨海高速鉄道70-000形ラストナンバーの東臨Z10編成の中間電動車(6両)・中間付随車(2両)が廃車解体処分に。こうなると先頭車のクハ70-100とクハ70-109は九州旅客鉄道譲渡が予想されている。元東臨Z8編成元東臨Z9編成と同様の動きをするのだろうか。
▲東京臨海高速鉄道70-000形は残るは東臨Z1編成東臨Z2編成東臨Z3編成東臨Z6編成東臨Z7編成の5編成となった。このうち、先頭車のロゴマークの“TWR”と『りんかい線』の表記があるのは東臨Z7編成だけとなってしまった。
▲東京臨海高速鉄道71-000形は3編成(30両)が在籍していて、後期型を先に置き換えている。まだ半数に達していないが、70-000形の前期型が先に残る異例の展開となっている。

今回廃車となった70-000形東臨Z10編成はこの形式のラストナンバーであり、当初から10両固定編成で登場しています。GTO素子からIGBT素子への機器更新工事は最後から2番目に施工されていました。登場から約23年間の活躍でした。パンタグラフのホーン部分が黄色に着色されている71-000形東臨Z13編成に置き換えられたものとみられます。なお中間電動車・中間付随車の廃車が確認されているため、先頭車2両は九州旅客鉄道に譲渡され、転用改造工事が行われるものと思われます。71-000形との共通運用や70-000形の置き換えの都合で、3月は5日のみ営業運転に充当され、ダイヤ改正までには運用を離脱していたものと思われます。残る70-000形は東臨Z1編成東臨Z2編成東臨Z3編成東臨Z6編成東臨Z7編成であり、先頭車前面部ロゴマークが“TWR”と『りんかい線』で併記されているのは東臨Z7編成だけとなってしまいました。後期型は九州旅客鉄道に譲渡の動きを見せていますが、前期型はどうするのでしょうか。

2026年3月21日

【255系花形運用だった】東日本旅客鉄道255系都マリBe-03編成が『しおさい』(9301M列車・9302M列車)に充当される

2026年3月20日、東日本旅客鉄道幕張車両センター所属の255系都マリBe-03編成(クハ255-3以下9両)を使用した『しおさい51号』(9301M列車)と『しおさい50号』(9302M列車)が運転されました。これらの臨時列車充当に備えて同系列は大宮総合車両センターで再塗装と整備を受けていました。
▲房総地区の臨時特急向けに残されていた255系都マリBe-03編成が久しぶりに『しおさい』に充当された。この特急『しおさい』は運転開始50周年を記念して、E259系(都クラ)に置き換えられる前の255系で臨時運転されたものである。

今春に255系を使用する臨時特急列車は3月20日の『しおさい51号』(9301M列車)と『しおさい50号』(9302M列車)、5月2日から6日の『新宿わかしお』(往路1号、9051M列車9053M列車・復路2号、9056M列車9058M列車)、5月2日から5日の『わかしお83号』(9083M列車)、5月3日から6日の『わかしお82号』(9082M列車)に使用され、GWの連休期間中に『新宿わかしお』の合間に『わかしお』に充当される運用となりそうです。5月の連休までは255系はしばらくお休みとなりそうですね。この255系の『しおさい』の指定席特急券は2月20日の10時から発売となりましたが、早々に満席となってしまいましたね…。

【あの放送のナゾが…?】小田急電鉄5000形5062Fによる特別団体専用列車が運転されたワケ

2026年3月20日、小田急電鉄5000形5062Fを使用した、同社子会社の小田急トラベル主催の『5000形で流れるあの渋い?男性自動アナウンス全公開スペシャルツアー』に伴う特別団体専用列車が海老名(OH32)~新松田(OH41)間で運転されました。この男性の英語入り自動アナウンスはこの形式で流れる限定の放送となっているようです。
▲海老名検車区予備留置相当(前日は平日E11運用に充当)の5000形5062Fを使用した特別団体専用列車が海老名~新松田間の1往復だけ運転された。5000形で特別団体専用列車というと5055F(もころん号)が多いが、他編成では珍しい光景となっている。

今回の特別団体専用列車では通常の種別行先・次停車駅を案内する日本語・英語の自動放送(日本語は西村文江氏、英語はクリステル・チアリ氏が担当)のほかに、小田急アプリで混雑率に対応する5000形(全14編成・現在は5065F5066Fが登場)に乗車した際にのみ、ごくまれに流れる渋い声の男性の自動アナウンスを聞いたことがある方いらっしゃると思いますが、その放送をこのツアー限定ですべて流してくれるようです。放送の録音自体は可能でしたが、著作権の都合により動画、録音データのSNSなどへの公開、一般向け等の販売は禁止です。5000形でしか流れない通常放送もありますが、緊急放送も入っているようです。

私も確かにこのアナウンスは気になっていましたが、その謎はこのツアーで明らかとなった形です。よくあるのは終着駅に到着した後、折り返しが回送となる場合、終点到着後に流れることがあります。終着駅到着後に折り返しが回送となる場合に流れる様子が聞けるかもしれませんね。

2026年3月20日

【改造有無に違いが…】東急電鉄9000系9007F(一部改造済)と9010F(改造未実施)が西武鉄道に譲渡のため甲種輸送される

2026年3月19日、東急電鉄9000系9007Fのデハ9407を抜き取った4両と、9010Fのデハ9410を抜き取った4両の合計8両が、西武鉄道譲渡のため小手指車両基地に甲種輸送されました。これらの2編成は7000系7106F7109Fになる見込みです。
▲大井町線一筋だった9000系9007Fは一部改造工事を受けた状態で西武鉄道に譲渡となる。東横線に最後まで残っていた9000系9010Fは未改造の状態で西武鉄道に譲渡となる。両者の改造有無の違いが見て取れる。

9000系9007Fは譲渡対象外のデハ9407を除く4両に東急テクノシステムで一部の改造工事を施工されており、最終的な転用改造は武蔵丘車両検修場で実施される見込みです。9000系9010Fは譲渡対象外のデハ9410を除く4両が未改造の状態で、転用改造は武蔵丘車両検修場で行われるようです。どちらも譲渡が実現したわけですが、9007Fといえば大井町線一筋で活躍した長津田検車区の生え抜き車両です。譲渡後は7000系7106F7109Fとして運用されることになりそうですね。

【愛された“VSE”の日に】小田急電鉄ロマンスカー“VSE”50000形50001Fのデハ50001がロマンスカーミュージアムで展示を開始

2026年3月19日、小田急電鉄大野総合車両所で保存展示に向けた整備を受けたあと、1000形1069Fの牽引で海老名検車区へ回送され、ロマンスカーミュージアム内のギャラリーに搬入されていた、ロマンスカー“VSE”50000形50001Fのデハ50001の展示が開始されました。
▲2023年12月の完全引退から約2年3ヶ月、ロマンスカー“VSE”50000形50001Fのデハ50001が同形式の就役日に合わせてロマンスカーミュージアム内のミュージアムギャラリーの新たな仲間に加わった。ロマンスカー“RSE”20000形と異なり、側面部愛称表示器を点灯させた。

この形式の保存展示車両となっているデハ50001(と陸送済みのデハ50901)は旅客用扉がない車両である(乗降は隣の号車から行っていた)ため、駅ホームと同じ高さのデッキ部分が新たに設けられており、ロマンスカー“HiSE”10000形側から回り込む形で並んで見学できるようになっており、ロマンスカー“VSE”50000形ならでは特徴の連接台車の連結面部分も見ることができます。車内見学の際は車掌がドア開閉操作を行っていた乗務員室から入り、非常用扉から出るようになっています。なおロマンスカー“VSE”50000形が展示を開始する19日から、大人1人の入館料が税込900円から税込1,100円に改定されました(子ども・幼児は変更なし)。

今後はロマンスカー“VSE”50000形50001Fのデハ50001を活用したイベントも予定されているほか、子会社の小田急トラベルから、一部追加料金でロマンスカーの展望席車両などでの車中泊を含めたロマンスカーミュージアム5周年ナイトツアーも予定されています。