2026年3月12日

【あの“死神”も廃車へ】東日本旅客鉄道EF64形1031号機、秋田総合車両センターに配給輸送で廃車解体処分へ

2026年3月11日、東日本旅客鉄道新潟車両センターに所属していたEF64形1031号機がDD10形1700号機に牽引されて秋田総合車両センターに配給輸送されました。廃車解体処分のためと思われます。EF64形1031号機は首都圏で活躍した電車の廃車に伴う配給輸送や新製車両配属のための配給輸送に使用されていたため、『死神』としても親しまれていました。
▲首都圏で活躍した電車の廃車や新製車両の配属の配給輸送などで活躍したEF64形1031号機が秋田への帰らぬ旅に出た。これにより総合車両製作所新津事業所などで新製された車両の配給輸送は電化区間ではE493系、非電化区間ではGV-E197系に託されることとなった。
▲気動車・電車を配給輸送する役割を担うE493系。緑色と黒色の帯が側面部にも及んでいる都オク01編成(量産先行車)と、緑色と黒色の帯が乗務員扉付近までの都オク02編成(量産車)の2編成4両が在籍する。
▲新潟車両センターに在籍しているEF64形は1030号機・1031号機・1032号機の3機だけであった。残る2両も廃車となる可能性が高く、配給輸送の任務はE493系などに引き継がれた。

このEF64形1031号機は新製当初から当時の長岡車両センター(現在は廃止・現在では新潟車両センター)に配属され、廃車となる電車や新製された電車の牽引などに使用することを考慮して、双頭型両用の連結器とジャンパ管を備えていて、EF64形では1030号機・1031号機・1032号機の3機、EF81形では134号機・139号機・140号機・141号機に設置された設備となっています。このため205系・209系・E217系・余剰車両の廃車、E233系・E235系・E131系などの配属、車両の機器更新やホームドア対応工事などに伴う配給輸送列車に使用されることが多く、大半はEF64形の3機が充当されることがありますが、ごくたまにEF81形となることがありました。

首都圏では配給輸送のイメージが強いEF64形ですが、12系などの客車を牽引することもあります。私が特に印象に残っているのはEF64形1031号機と『SLばんえつ物語』の12系客車を用いて2016年3月13日・14日に横浜(JT-05)~伊東(JT-26)間で運転された急行『伊豆箱根ものがたり』です。私は予定の都合で14日の復路のみを狙いましたが、『SLばんえつ物語』で使用される客車が首都圏にやってくる珍しい列車だったことを覚えています。しかも種別が急行(全車指定席)というのも印象的でしたね。