2024年1月29日から、同年2月1日で横浜高速鉄道みなとみらい線が開業してちょうど20年となることを記念して『みなとみらい線開業20周年記念トレイン』として運転されている、東急電鉄元住吉検車区所属のY500系Y511Fですが、2月15日に前面部・側面部の行先表示器と列車番号表示器が従来のLED式から白色LED式に更新されました。
▲『みなとみらい線開業20周年記念トレイン』として運用されている横浜高速鉄道Y500系Y511F。ついに行先表示器・列車番号表示器が田園都市線5000系、目黒線の5000・5080系の初期編成と同じ白色LED式仕様に。
▲行先表示器・列車番号表示器が更新された5000系列(写真は5101F・5182F)。Y500系の製造ベースはこの田園都市線の5000系初期編成で、種別表示が幕式、行先表示と列車番号表示がLED式となっていた。最初に種別が更新されたあと、行先・列車番号表示が更新されている(ただし5181F・5182Fは相模鉄道直通対応工事の際に施工され、側面部は完全更新となっている)。
田園都市線の5000系列をベースに製造されたY500系の行先表示器・列車番号表示器が更新されるのは初めてのことと思われます。同編成は平日33K運用から生まれ変わった姿で運用入りしています。なお元町・中華街(MM-06)行きとなる場合に限られますが、横浜高速鉄道みなとみらい線のマスコットキャラクターである『えむえむさん』が表示されるかわいらしい仕様になっています。今後は東急電鉄から譲渡されたY517F以外(種車が東横線5000系列であるため)で更新が進められるものと思われます。Y500系の行先・列車番号のLED式も見納めとなりそうですね。また東横線向けの5000系列のなかには、田園都市線から転用された中間付随車(初期編成への6扉車組み込みで余剰となっていた車両)を4号車・5号車に組み込んだ編成がおり、その号車の種別表示器は更新済みですが、行先はLED式のままとなっていますので、こちらについても更新が進められるのか注目されます。