2023年6月4日、小田急電鉄大野総合車両所にリニューアル更新工事施工と重要部検査施工のため入場している3000形3267F(旧東急車輛製造4次車・6両固定編成)ですが、下り方3両のサハ3367+デハ3417+クハ3467が姿を現し留置されているようです。すでに側面部上部にはホームドア設置に対応した車番が記載されています。
▲2023年度の最初のリニューアル対象車両となった3000形3267F。この形式の3次車以降で初めてインペリアルブルーの帯をまとっていた。なぜかリニューアル更新工事の際に帯が撤去されていた。またこの編成では旅客用扉の取っ手部分が2つではなく1つとなっており、旅客用扉の交換が実施されていたようである。
▲3000形6両固定編成のリニューアル車は3次車の3265F・3266F、4次車の3268Fに施工済みで、3265Fだけ旅客用扉が交換されたが、3266F・3268Fでは省略されていた。今回は2023年度初施工とあって3267Fでは旅客用扉が交換されている。その際にはインペリアルブルーの帯が撤去されていたものと思われる。
▲3000形3265Fで採用された旅客用扉。リニューアル更新工事施工時に変更の必要性がないインペリアルブルーの帯をわざわざ撤去したということから、3267Fもこのような形状と考えたほうがよさそうだ。
2023年度についても2022年度分と同様に3000形6両固定編成3本(合計18両)のリニューアル更新工事の施工を発表しており、最初の施工編成は3267F(旧東急車輛製造4次車・6両固定編成)となりました。このうち下り方のサハ3367(子育て応援車両)、デハ3417、クハ3467の3両が屋外の88番構内留置線に留置されており、リニューアル更新工事施工の入場前から巻いていたインペリアルブルーの帯がない状態となっているほか、旅客用扉の取っ手が従来では2つに対して1つになっており、旅客用扉の交換が実施されたものと思われます。リニューアル更新工事の際に旅客用扉の交換が実施されるのは3265F以来となります。3266F・3268Fではそのままとなっていたことから、2023年度のリニューアル対象編成で旅客用扉の交換が実施されるのかどうかも注目されます。今年度分はあと2編成ですが、検査期限の都合を考慮すると5次車以降になるのでしょうか。3次車の2編成(3263F・3264F)は1000形4両固定編成のリニューアル車と連結することを考慮して、あえて残しているのかもしれません。