2022年6月4日から5日にかけて、東日本旅客鉄道185系0番台宮オオA7編成(クハ185-14以下10両)が所属先からEF64形1031号機の牽引で長野総合車両センターまで配給輸送されました。廃車解体処分になるものと思われます。
▲185系0番台宮オオA7編成が梅雨入り前の信州に旅立ち、唯一10両固定編成を組むA編成は残りトップナンバーの宮オオA1編成のみに。なお宮オオC1編成は中間付随車サハ185-1を宮オオC2編成の中間電動車1ユニットに差し替え6両固定編成に組み替えられた。
185系0番台の廃車解体処分に伴う配給輸送列車は宮オオA5編成以来となり、A編成は残るはトップナンバーの宮オオA1編成のみとなりました。約40年間ずっと、昭和・平成・令和と、普通列車(通勤ライナーを含む)や特急列車として駆け抜けた特急形車両ですから、何らかの静態保存を考えている可能性があります。同編成の廃車で残る185系は0番台・200番台を合わせて10両1編成(A1)、7両2編成(OM04・OM08)、6両2編成(B6・C1)の合計35両/227両(宮オオC1編成の組み替えに伴う余剰車両4両を含むと39両/227両)となりました。宮オオA1編成を最後まで残すということは、クハ185-1、モハ185-1、サロ185-1が保存対象にでもなるのでしょうか。
ちなみに6月4日に運転された団体専用列車『鉄道開業150周年記念 185系で行く貨物線の旅』には宮オオB6編成が使用され、特製のステッカー式ヘッドマークを掲出して運転されました。なお4日と5日では運転経路が異なるので注意が必要です。予想通り、宮オオB6編成が使用される結果となりましたね。宮オオC1編成が6両に組まれたことを考えると、宮オオB6編成の廃車が近いのかもしれませんね。
【185系0番台・200番台在籍状況】 ※2022年6月4日現在
全体=35両(編成組み替えの余剰車両を含むと39両)
《 0番台》 在籍数=15両 [10両]A1 [ 6両]C1
《200番台》 在籍数=20両 [ 7両]OM04・OM08 [ 6両]B6
★廃車済みの車両★
全体=188両
※単体で廃車のサハ185-7(C7)・サロ185形200番台(OM03・B2~B7)は車両数に含む
《0番台》 車両数=80両
[10両]A2・A3・A4・A5・A6・A8 [ 5両]C3・C4・C5・C6 [ 4両]C7
《200番台》 車両数=92両
[ 8両]B2 [ 7両]OM01・OM02・OM05・OM06・OM07・OM09・B1
[ 6両]OM03・B3・B4・B5 [ 4両]B7
※宮オオB2編成はサロ185-204を抜き、宮オオB7編成の電動車1ユニット2両(ハイフン以下231)を連結して8両編成を組成し臨時列車で運用ののち廃車。
※宮オオC5編成は大宮総合車両センター構内で廃車解体処分とされた。
※宮オオC7編成は185系初の廃車となったサハ185-7を抜き、臨時列車で運用ののち廃車。
※宮オオOM07編成は宮オオOM06編成からサロ185-211と電動車1ユニット2両(ハイフン以下221)を連結しA編成と同じ10両編成を組成、上野東京ライン関連の試運転に使用後廃車。