2022年6月8日

【来春すべて12両編成に】東日本旅客鉄道上越新幹線、2023年3月ダイヤ改正でE7系に統一へ

2022年6月7日、東日本旅客鉄道が上越新幹線大宮以北での速度向上を目指し騒音対策などの地上設備工事が2022年度末までに完了する見通しが立ったため、2023年3月のダイヤ改正に向けた最高速度向上によるダイヤの変更の準備を進めていることを発表し、同年のダイヤ改正で上越新幹線の全列車をE7系に統一する予定であることが明らかになりました。
▲北陸新幹線と上越新幹線で運用されているE7系。上越新幹線の運用は通常では新潟新幹線車両センター所属の編成で運転されているが、ごくまれに長野新幹線車両センター所属編成で運転されることがある。
▲E2系1000番台の上越新幹線での運用は2023年3月までとなる。なお200系カラーリングの編成は幹セシJ66編成が該当となるようだ。E2系1000番台の運用も2023年3月ダイヤ改正から東北新幹線のみとなり、徐々に活躍の範囲が狭まっていることが伺える。

上越新幹線大宮以北での現行ダイヤでは最高速度240km/h、最速1時間14分で結んでおり(東京・大宮・新潟のみ停車する『とき』)、2021年10月をもってE4系(幹ニシ)がすべて引退しましたが、2023年3月ですべてE7系になるということで、最高速度275km/hに引き上げられ、所要時間も最大で7分短縮されます。E4系の引退から約1年5か月ですべてE7系に統一されるということで、両数はすべて12両編成になりますが、E2系1000番台の活躍の場は東北新幹線『やまびこ』『なすの』のみとなりそうです。

2010年増備のE2系1000番台で製造から約12年しか経っていませんが、長距離を走行するとあって寿命は長くないといえるのかもしれません。