2021年7月9日

【八トタ常駐編成】東日本旅客鉄道E257系500番台千マリNB-10編成が秋田総合車両センターに入場

2021年7月8日から9日にかけて、東日本旅客鉄道幕張車両センター所属でありながら豊田車両センターに常駐しているE257系500番台千マリNB-10編成(クハE257-510以下5両)がEF81形141号機に牽引され秋田総合センターに入場しました。
▲赤色のEF81形141号機に導かれ側面の赤色がアクセントのE257系500番台千マリNB-10編成が秋田総合車両センターに入場した。制御装置の更新工事施工が予想されているが、豊田車両センター常駐編成3本も波動輸送の5500番台に改造されるのだろうか。

この編成は2015年3月のダイヤ改正(上野東京ライン開業など)で房総エリアの特急列車の削減(特に『さざなみ』は運転区間の短縮および事実上の平日のみ運転の通勤特急化)に伴い、当時のE257系500番台全19編成(95両)のうち約半数の9編成が余剰となったなかの1本で、このうち千マリNB-10編成・千マリNB-11編成・千マリNB-12編成の3本は所属は幕張車両センターながら豊田車両センターに常駐し(そのあと側面部に赤色・灰色・緑色のアクセントが入る)、主に臨時快速『ホリデー快速富士山』→臨時特急『富士回遊』などの臨時列車に充当され、ごくまれに房総特急に充当されるなどしていました。

残った余剰車のうち元千マリNB-06編成・元千マリNB-07編成・元千マリNB-13編成・元千マリNB-14編成の4本は2500番台(2000番台の付属編成)に改造され特急『湘南』『踊り子』(伊豆箱根鉄道駿豆線修善寺(IS-13)発着)に充当されています。このときまだ2本の余剰車が残っていましたが、千マリNB-08編成と元千マリNB-09編成が秋田総合車両センターに入場したうえ、後者は波動輸送向けの新区分番台として5500番台宮オオOM-52編成に改造されました。これらの2本と豊田常駐編成が5500番台に改造されていくものと予想されます。

このことから今後は秋田総合車両センターで制御装置の更新工事は確実に実施されるものと思われますが、波動輸送向けの5500番台へ改造される可能性が十分にありますね。その前の元千マリNB-09編成が5500番台宮オオOM-52編成(クハE257-5509以下5両)に改造されていることや、千マリNB-08編成が秋田総合車両センターに入場した(改造工事を受ける)ことを考慮すると5500番台に改造された場合は番号順のルールを踏まえると宮オオOM-53編成を名乗るものと思われます。