2021年7月14日から15日にかけて、東日本旅客鉄道185系0番台宮オオA8編成(クハ185-15以下10両)が所属先から武蔵野線経由でEF64形1031号機の牽引により長野総合車両センターへ配給輸送されました。全車両が廃車解体処分になるものと思われます。
▲185系登場当時のストライプ塗装が復活してちょうど10年。185系0番台宮オオA8編成が帰らぬ旅へ。実は10年前の2011年7月14日は当該の宮オオA8編成が全般検査出場で湘南色ブロック塗装からストライプ塗装となって出場した日でもあるのだ。
185系電車の廃車除籍は6月中旬に自走回送された0番台宮オオA6編成以来で約1ヶ月ぶりのこととなります。前回の宮オオA6編成では自走回送でしたが、宮オオA8編成は深夜の時間帯の配給輸送となりました。ちょうど10年前となる2011年の7月14日は大宮総合車両センターで宮オオA8編成が全般検査を受け湘南色ブロック塗装からストライプ塗装に変更されて出場した日でもあります。2011年7月14日にストライプに復刻され、それからちょうど10年後の2021年7月14日に旅立つという、宮オオA8編成にとってはとても縁が深い日となりました。2011年7月以降のストライプ塗装歴が最長の10年間、ストライプ塗装であり続けた宮オオA8編成には感謝しかありません。ちなみに東海道線平塚(JT-11)のホーム下り方先端から同駅の西口・東口に通じる通路が見えますが、その外観塗装は185系0番台の宮オオA8編成で復刻されたストライプのものとなっていて、185系の面影を感じ取ることができます。
宮オオA8編成の廃車解体処分で残る185系は10両3編成(A1・A5・A7)、7両2編成(OM04・OM08)、6両2編成(B5・B6)、5両6編成(C1~C6)、4両2編成(B7・C7)の合計94両/227両の在籍となり、両数はついに100両を切りました。2022年度までに全編成の廃車が予想されている185系ですが、臨時列車用の編成が最後まで走りそうですね。
【185系0番台・200番台在籍状況】 ※2021年7月15日現在
全体=94両
《0番台》 在籍数=64両
[10両編成]A1・A5・A7
[5両編成]C1・C2・C3・C4・C5・C6
[4両編成]C7
《200番台》 在籍数=30両
[7両編成]OM04・OM08
[6両編成]B5・B6
[4両編成]B7
★廃車済みの車両★
全体=133両
※単体で廃車のサハ185-7(C7)・サロ185形200番台(OM03・B2~B7)は車両数に含む
《0番台》 車両数=51両
[10両編成]A2・A3・A4・A6・A8
《200番台》 車両数=76両
[8両編成]B2
[7両編成]OM01・OM02・OM05・OM06・OM07・OM09・B1
[6両編成]OM03・B3・B4
※宮オオB2編成はサロ185-204を抜き、宮オオB7編成の電動車1ユニット2両(ハイフン以下231)を連結して8両編成を組成し臨時列車で運用ののち廃車。
※宮オオOM07編成は宮オオOM06編成からサロ185-211と電動車1ユニット2両(ハイフン以下221)を連結しA編成と同じ10両編成を組成、上野東京ライン関連の試運転に使用後廃車。