2021年7月11日

【最後のチャンス】京浜急行電鉄の最後の『歌う電車』(新1000形1033編成)を追いかけて

2021年7月10日、私は朝の用事のあと新調したデジカメを持参し京浜急行電鉄へ向かうことにしました。この日の新1000形1033編成は土曜休日43行路に充当されていることを知り、いい時間帯に下り快特で運用ということで、まずは下り列車を撮影後に追いかけ、折り返しで録音をしようと考え移動します。

まず東日本旅客鉄道E231系1000番台横コツS-14編成+宮ヤマU509編成の2830Y列車に乗り、まずは戸塚(JT-06,JS-10)で途中下車。横浜市交通局ブルーラインに乗り継ぎ、3000形3281Fの土曜休日29運用(たまたま快速列車でした)に乗り上大岡(B11,KK-44)で下車。このうち3281Fは3000形の1次車であり、貴重なGTO素子を搭載するので、つい録音もしちゃいました。

上大岡から本題の京浜急行電鉄。まずは新1000形1405編成+1441編成のエアポート急行(土曜休日54行路)で日の出町(KK-39)へ行き、そのあと南太田(KK-41)で追い抜いた普通列車(923列車)に乗り継ぎましたが、それがなんと新1000形1367編成だったのです。1区間だけですが、東芝製のPMSMモーターを堪能し、戸部(KK-38)で下車。

まずは『歌う電車』をカメラに収めます。
新1000形1153編成。土曜休日5行路。この日は2100形の所定運用を代走していますね。ちょうど乗ってきた1367編成と被っていますが…。
1500形1501編成。いきなり来た普通列車、なんと鋼製車体で界磁チョッパ制御車の1501編成が充当されていてびっくりしました。普段であれば大師線での運用が多いこの編成が本線運用とは珍しいですね。いきなりいい記録になりました。
新1000形1001編成。土曜休日47行路。恥ずかしながら意外にも初めて撮った新1000形の車体更新車。制御装置も交換済みで、最後の『歌う電車』である1033編成がファインテック久里浜事業所に入場するとシーメンス製GTO素子を搭載する京浜急行電鉄の車両は消滅し、残るは4両固定編成のシーメンス製IGBT素子のみとなります。
新1000形1033編成。土曜休日43行路。ついにキャッチした最後の『歌う電車』。デハ1033には多くの人が乗っている印象を受けましたが、前面展望やら最後のシーメンス製のGTO素子を録音している人たちが多かったのでしょう。いよいよ制御装置更新工事のための入場が迫っていますからね。

なおシーメンス製GTO素子はデハ1033のほかにデハ1036・デハ1037・デハ1040でも聞くことはできますからね。
新1000形1600番台1613編成。この新1000形1600番台を戸部で撮ったところでこれに乗って追いかけます。この編成にはクロスシートにコンセントが設置されています。途中の日の出町で再びエアポート急行(1010DX列車)の1500形1545編成に乗り継ぎ、上大岡で快特にさらに乗り継ぎます。
2100形2133編成。土曜休日6行路。上大岡から京急久里浜(KK-67)まではまさかのブルスカに当たったんです。このときは『HOKKAIDO LOVE!号』として運転されていました。特別塗装の運転スケジュールは調べていなかったのですが、突然だったのでびっくりしました。
掲出されていたヘッドマークも忘れずにアップで撮影します。『食』の中央部分が北海道の形になっていて面白いですね。

そのあと京急久里浜から折り返してきた新1000形1033編成に乗車し、空調装置の音はありましたが最後の録音をしました。まずデハ1033で録音をし、そのあとデハ1036で録音し金沢文庫(KK-49)で休憩するため途中下車しました。金沢文庫では撮影するファンもいましたが、やはり最後の『歌う電車』ということで録画や録音をしている人たちもチラホラ。シーメンス製GTO素子の人気ぶりが伺えます。

休憩をはさんだ後、新1000形1200番台1225編成の土曜休日18行路で上大岡へ戻り、再びブルーラインに乗り継ぎました。このあとまさかの展開が。土曜休日14運用の3000形3611F(1本のみの3000V形)に当たったんです。これはびっくり。ご無沙汰の京浜急行電鉄でしたが、まさかの展開続きで大満足でした。

この次の東日本旅客鉄道でもまさかまさかの出会いを果たしますので、別記事で紹介します。