2019年1月28日の平日B34運用の海老名検車区入庫をもって小田急電鉄3000形3663F(日本車両製造6次車)が運用を離脱した模様です。この編成は制御装置の全密閉モーター化が施工されており、10両固定編成化工事の開始が間近に迫っているようです。
▲1月28日の平日B34運用を最後に運用を終えて海老名検車区に入庫した3000形3663F。同編成は10両固定編成化工事の施工が予想され、クハ3963(→クハ3483)とデハ3913(→デハ3333)の間には中間増備車のサハ3383+デハ3433が組み込まれ、3083Fに生まれ変わることが確実に。
▲(イメージ)3000形3663Fに組み込まれる予定の中間増備車(サハ3383+デハ3433)。
同編成は1月28日に平日B34運用(7900レ~6701レ)に充当されており、ちょうど海老名検車区に入庫するタイミングで運用から離れたものと思われます。海老名検車区の東側に留置されている川崎重工業兵庫工場製造の2両(サハ3383+デハ3433)をクハ3963とデハ3913の間に組み込み、3083Fへと生まれ変わるものと思われます。なお3663Fは現時点でロイヤルブルー帯、中間増備車がインペリアルブルー帯で、種別行先案内表示器は3663Fは3色LED式、中間増備車はフルカラーLED式ですので、仕様を統一させる必要があります。今回の3663Fの場合は側面帯と車番の変更と種別行先案内表示器の更新を行うものとみられます。
車両番号は3663Fから3083Fに変更されるため、6両固定編成(登場当時は3282F[現在の3093F]まで)で存在しなかった番号が新たに出てきそうです。3083Fが誕生すれば3000形10両固定編成は合計8編成(3081F[元3665F]・3082F[元3664F]・3083F[←3663F]、3091F[元3280F]~3095F[元3279F])となり、同形式で3色LED式の8両固定編成から10両固定編成に改造されるのは初めてのケースとなります。