2020年8月9日

【着々と増加】小田急電鉄1000形1065Fがリニューアル車となり大野総合車両所を検査出場

2020年8月6日、小田急電鉄1000形1065F(クハ1065+デハ1015+デハ1115+クハ1165)が大野総合車両所でリニューアル更新工事を受け、重要部検査を通して出場、小田原線で試運転を実施しました。
▲2020年度のリニューアル対象となった1000形1065F。今年度はこの4両固定編成1本だけだが、すでに来年度分の対象に向けてか元1081Fの付随車2両(元サハ1181・元サハ1381)と1055Fの一部車両(クハ1155を除く)を活用してリニューアルを行い、いずれは1255Fを巻き込む形で10両固定編成へ改造するため動いているものと思われる。

2020年度の事業計画では4両固定編成1本のみとなっているため、当該編成はこの1065Fとなりそうです。1065Fは4両固定編成のままリニューアルされたため、3000形6両固定編成の3次車以降の編成または1000形リニューアル車の4両固定編成と連結して運用されることになりそうです。大野総合車両所では元1081Fの付随車2両(元サハ1131・元サハ1381)と1055Fがクハ1155を切り離した動きから、来年度分のリニューアル対象に向けて大規模な改造工事が進められているものと思われます。個人的に10両固定編成で唯一リニューアルされずに残っている1092Fは来年度以降でいいのでリニューアル更新工事を受けてほしいところですね。これで1000形のリニューアル更新工事未施工編成は4両9編成(1051F・1053F・1054F・1058F・1059F・1060F・1061F・1062F・1068F)、6両4編成(1251F・1253F・1254F・1255F)、10両1編成(1092F)の合計70両となります(1055Fについては前述の通り大野総合車両所に入場中で付随車2両を活用するような動きを見せているため、ここでは除外した)。ちなみに同日には総合車両製作所横浜事業所で製造された5000形5053Fの性能確認試運転も実施されました。

【1000形のリニューアル更新工事状況】※データは2020年8月8日現在
施工済み…4両7編成、10両5編成 合計12編成78両 
2014年度…1057F1066F
2015年度…1063F
2016年度…1095F(元1056F+元1256F)
1096F(元1052F+元1252F)
2017年度…1064F
1091F
2018年度…1067F
1093F
2019年度…1069F1094F
2020年度…1065F
2021年度…????(新1097F??)