2020年8月7日

【漸く発表に!!】京浜急行電鉄が2020年度鉄道事業設備投資計画を発表

2020年8月7日、京浜急行電鉄が2020年度鉄道事業設備投資計画を発表しました。投資額は約175億円です。車両面と設備面に分けて紹介します。

【車両面】

▲今年度も増備される新1000形。4両固定編成が2本(8両)ということだが、1200番台などと同じ全面塗装車になるのか、それとも貫通扉が中央に配置される1800番台になるのかが注目される。
▲今年度のリニューアルは新1000形のアルミ車になるものと思われる。『けいきゅん』のイラストが入った車体更新車では制御装置が更新されているため、新1000形アルミ車体のシーメンス製GTO素子が消滅するのも時間の問題か。

車両面では新1000形の4両固定編成×2編成(8両)を新造するほか、同形式の8両を車体更新など施工したうえでリニューアルします。新製車両は少なめですが、昨年9月に新1000形1137編成の踏切事故のこともあって、今年度はその分、ホームドアの設置や信号装置など安全面に終始しそうです。

【設備面】

▲駅舎改築が実施される現在の花月総持寺(KK-30)。駅名改称前の『花月園前』が副駅名として残されている。

設備面では新たに平和島(KK-08)、京急鶴見(KK-29)、京急東神奈川(KK-35,旧仲木戸)、日の出町(KK-39)、追浜(KK-54)、汐入(KK-58)の各駅でホームドアが設置されるほか、京急東神奈川でのホーム上家延伸工事、新馬場(KK-03)と金沢文庫(KK-49)でのエスカレータ更新工事、花月総持寺(旧花月園前)での駅舎改築、金沢文庫と逗子・葉山(KK-53,旧新逗子)でのトイレ改修などが予定されているほか、信号保安装置の増設・更新や電力設備・通信設備の更新・改良、高架橋補強工事、法面補強工事などが行われます。さらに地下化が実施された大師線の東門前(KK-24)~小島新田(KK-26)間における地上エリアの整備のほか、新たに品川(KK-01)~北品川(KK-02)間の連続立体交差事業に着手します。撮影ポイントにもなっているあの踏切がなくなってしまうのでしょうか。