2020年8月18日

【保存展示に向け】小田急電鉄モハ1形10号がロマンスカーミュージアムでの展示に向けて動く

2020年8月16日終電後に、小田急電鉄大野総合車両所の68番構内留置線にて留置が続いていたモハ1形10号が1000形1068F(クハ1068+デハ1018+デハ1118+クハ1168)の牽引で海老名検車区に回送され、18日にロマンスカーミュージアムで展示に向けてトレーラーに積載する作業が実施されました。
▲2021年春の開館を目指すロマンスカーミュージアムに保存展示車両たちの先陣を切って最初に搬入されることとなったモハ1形10号。17日朝には海老名検車区西側に留置されていたが、夕方に保守事業用車両が留置されている無架線の基地に移設されていたようで、本格的な車両搬入と展示に向けて動きを待っていたか。
▲モハ1形10号の牽引を担当した1000形1068F。牽引を担当した同編成は運用に入ることはなく海老名検車区に留置されていた。

この車両は各保存展示車両の先陣を切ってロマンスカーミュージアムへと搬入されるものとみられます。海老名検車区の出入口付近からロマンスカーミュージアムまではほとんど目と鼻の先ですが、保存車両が複数に及ぶことなどを考えると、このタイミングでの搬入開始となったのかもしれません。ロマンスカー“SE”3000形(初代)は3021・3022・3025の3両(3021F)、“LSE”7000形は7003の1両(7003F)、“NSE”3100形の先頭車1両のほか、2012年に引退した“HiSE”10000形は先頭車の1両、同年に引退した“RSE”20000形は先頭車1両と2階建て車両1両がそれぞれ保存展示されます。また海老名検車区西側の保管庫、すなわちロマンスカー”SE”3000形が入っていた保管庫には現在2600形の2670(2670F)、9000形の9001(9001F)、2200形の2201の3両が入っています。私にとっては思い出に残っている車両も多いので、ロマンスカーミュージアムで再会できる日が楽しみですね。