2020年8月21日より、川崎重工業兵庫工場にて製造された西武鉄道40000系ロングシート仕様の40153Fが新製出場し、池袋線の小手指車両基地まで甲種輸送されています。同系列はこれで転換クロスシートを備える6編成とロングシートを備える3編成を合わせて、合計9編成(90両)となります。
▲写真は新宿線・拝島線系統専任だったとき平日上り2本のみの通勤急行に充当されていた40000系40105F。この40105Fと40106Fのみ新宿線系統、それ以外の編成は池袋線系統で運用されていたが、2020年4月以降は40105F・40106Fも含めて全編成が小手指車両基地に集約される形となっており、新宿線系統での運用は小手指車両基地から車両を送り込んで運用される。このため50番台も新宿線運用に入ることがある。
▲今回増備された40153Fはロングシート車のためトイレの設置が省略されている。
編成は西武新宿(SS-01)・飯能(SI-26)寄りからクハ40153+モハ40253+モハ40353+サハ40453+モハ40553+サハ40653+サハ40753+モハ40853+モハ40953+クハ40053となっています。東京地下鉄の入線に必要だった誘導無線アンテナの設置が省略されているなど、基本的な仕様は40151F・40152Fと同じものとみられます。