2020年8月中旬、小田急電鉄4000形4066Fが東日本旅客鉄道に貸し出され、ATO(自動列車運転装置)導入に向けた試験を行っていたことがわかりました。お盆休み明けの17日から21日まで試験を行っていたものとみられます。
▲4000形ラストナンバーがATOの確認試験のため東日本旅客鉄道に貸し出されたようだ。この編成は新製当初から乗り入れ先路線でのワンマン運転に対応する機器を搭載している。
この編成は8月16日に海老名検車区から臨時回送され、東京地下鉄千代田線経由で東日本旅客鉄道松戸車両センターに回送されたものとみられます。そのあと常磐緩行線の全区間(綾瀬[C-19,JL-19]~取手[JJ-10,JL-32]間)でATO試験を行ったようです。そして21日には試験を終えてようやく喜多見検車区に戻り、22日は土曜休日E61運用相当の定期回送列車で海老名検車区へと戻っていったようです。いずれは16000系やE233系2000番台でも同様の試験を行う可能性がありそうです。