2018年11月21日

【廃車除籍か】東京急行電鉄8500系8639Fが長津田車両工場へ回送される

2018年11月19日、東京急行電鉄大井町線で運用されていた8500系8639F(5両編成)が所属先の長津田検車区から長津田車両工場まで自走回送されました。同日は午前中のみの平日116運用に充当され、長津田検車区に回送で入庫していました。
▲在籍数は5両4編成(20両)と少数派の大井町線8500系についに廃車が出た。田園都市線向けに2020系が次々と投入され、2000系2003Fが大井町線で営業運転を開始したことにより8500系8639Fが置き換えられたものと思われる。
▲11月16日の平日112運用(再出庫)から大井町線での営業運転に投入された2000系2003F(写真右側)。基本的には青各駅停車(二子新地[DT-08]、高津[DT-09]に停車)および緑各駅停車(二子新地、高津を通過)で運用される。9000系と異なり内装や制御装置がリニューアルされており、遭遇すれば9000系と見分けがつきそうである。

同編成の広告ドアステッカーが撤去されているため、今回の回送は廃車除籍・解体処分のためと思われます。8500系自体の廃車回送は実に久しぶりのことですが、大井町線向けの少数派である8500系の廃車は初めてのことです。なお田園都市線から大井町線に転入する2000系は3編成のみの在籍であり、大井町線の8500系の在籍数は5両4編成(20両)で2000系の在籍数よりも1編成多くなっています。しかし2020系に置き換えられて5両編成に短縮され転入してきた2000系で大井町線の8500系を置き換え、さらに2020系の新製投入を継続することで田園都市線の8500系を置き換えていくものと予想されます。田園都市線の8500系だけでなく大井町線の8500系にも目を向ける必要がありそうです。
▲8500系8639Fが廃車回送された一方で8638Fは長津田車両工場を無事に出場。まだまだ運用を続けていきそうだが、2000系があと2編成転入すれば予断を許さない状況に。

一方で吉報も。8500系8638Fは同日に長津田車両工場を検査出場しており、こちらはまだまだ運用を続けていくものと思われます。しかし今後はそう長くないと思って記録をしたほうがいいかもしれません。