2018年11月27日

【最後の走行】東京地下鉄6000系6130Fが和光検車区新木場分室に廃車回送、インドネシアに譲渡へ

2018年11月26日、東京地下鉄千代田線の往年の主力車両として約47年間活躍した6000系6130F(5次車:大窓改造車)が所属先から和光検車区新木場分室まで自力回送されました。この編成は日本からは廃車除籍になるものとみられ、インドネシアに譲渡されるものと思われます。
▲10月5日にB904S列車(平日04S運用)で定期営業運転を終了し、10月13日から11月11日までの毎週土曜日にA1360S列車B1460S列車(臨時60S運用)に充当され綾瀬(C-19)と霞ヶ関(C-08)を1往復した6000系6130F。11月10日に特別運転のラストランを迎え、同月17日に開催された綾瀬検車区一般公開で展示された。
▲10月13日の特別運転初日から掲出された6000系6130Fの引退記念のオリジナルヘッドマークと復刻された営団地下鉄時代の『S』マーク。ヘッドマークは撤去されていたが、復刻された『S』マークはメトロマークに戻ることはなくそのままだった。

▲現役時代の6000系6130F。このときは貫通扉がメトロマークであった。同系列で最後まで残った大窓改造車が最古参ナンバーの6102Fよりも先に帰らぬ旅へ

同編成10月5日に定期営業運転を終え、10月13日から11月11日までの土曜休日限定の特別運転に使用され(A1360S列車B1460S列車:臨時60S運用)、毎週土曜日に綾瀬~霞ヶ関間を1往復しました。11月17日に綾瀬検車区の一般公開にて綾瀬~北綾瀬(C-20)のみを結ぶ北綾瀬支線で活躍した5000系5951F、和光検車区所属の7000系7130Fとともに展示されました。そのあとは綾瀬検車区で留置となり、11月26日に最後の自力走行を迎えました。最古参ナンバーの6102Fの廃車除籍時の動向が不透明ですが、今回の6130Fについては解体されずにインドネシアへ譲渡されるものと思われます。

【6000系特別運転実績(2018年10月13日~11月11日の土曜休日のみ)】
★充当編成★
《10月》・・・13日:6130F 14日:6102F 20日:6130F 21日:6102F 27日:6130F 28日:6102F
《11月》・・・03日:6130F 04日:6102F 10日:6130F 11日:6102F

★運転ダイヤ★
※駅名表記は右記の通り 北・・・北綾瀬、綾・・・綾瀬、霞・・・霞ヶ関
綾瀬検車区出庫回A1360S列車(北→綾)→A1360S列車綾1329→霞1355
綾瀬検車区入庫回B1460S列車(北←綾)←B1460S列車綾1442←霞1416