2018年11月1日、京成電鉄・京浜急行電鉄・東京都交通局(浅草線)・北総鉄道4社が同年12月8日(平日ダイヤは10日)のダイヤ改正の概要を発表しました。会社ごとに記述していきます。
【京成電鉄】
▲京成上野(KS-01)と成田空港(第1ターミナル)(KS-42)をスカイアクセス線(成田空港線)経由で結ぶ『スカイライナー』に充当されている2代目AE形。8両8編成(64両)が在籍しているが、増発も見込まれているため、車両を1編成増やすようである。AE形の増備なのか、他形式の製造で対応するのかは明確になっていないが、仮に前者であれば(仮)AE9編成の出場が予想される。
▲千葉線・千原線で運転されていた4両編成の普通列車が6両編成に変更される。これで4両編成の普通列車は宗吾参道(KS-38)~芝山千代田(SR-01)間の芝山鉄道直通列車および金町線(京成高砂[KS-10]~柴又[KS-50]~金町[KS-51]間)のみとなる。
京成電鉄では成田空港方面に向かう全席指定制の有料特急『スカイライナー』の平日・土曜休日の日中時間帯の運転間隔を調整し、成田空港行き、京成上野行きの双方ともに利用の多い夕方の時間帯に増発されます。日中時間帯の『スカイライナー』は減りますのでご注意ください。
さらに千葉線・千原線の普通列車の一部は3500形(更新編成)の4両編成で運転されている列車がありますが、それを3000形または3700形の6両編成に変更し、宗吾参道~芝山千代田間の芝山鉄道に直通する列車および金町線を除き、4両編成の普通列車が廃止となり、混雑緩和や着席率の向上が図られます。また、普通列車の運転間隔が開く平日朝の通勤時間帯と深夜の時間帯に京成高砂~京成津田沼(KS-26)間で普通列車上下1本ずつ(上りはちはら台[KS-65]始発の京成上野行き、下りは京成上野始発の京成津田沼行き)を増発します。これに伴って一部列車の発着時刻、種別・行先、始発駅が変更されます。
《『スカイライナー』》
〈京成上野発〉
11時台:(平日)現行2本→改正後1本 (土休)現行2本→改正後1本
12時台:(平日)現行1本→改正後2本 (土休)現行1本→改正後2本
13時台:(平日)現行2本→改正後1本 (土休)現行2本→改正後1本
17時台:(平日)現行2本→改正後3本 (土休)現行2本→改正後3本
〈成田空港発〉
13時台:(平日)現行3本→改正後2本 (土休)現行3本→改正後2本
17時台:(平日)現行2本→改正後2本 (土休)現行2本→改正後3本
18時台:(平日)現行2本→改正後2本 (土休)現行2本→改正後2本
19時台:(平日)現行1本→改正後2本 (土休)現行1本→改正後1本
《増発の普通列車》
※駅名表記について 高・・・京成高砂、津・・・京成津田沼
〈上り〉ちはら台発京成上野行き(参考時刻:津0639→高0713)
〈下り〉京成上野発京成津田沼行き(参考時刻:津2434←高2408)
【京浜急行電鉄】
▲平日・土曜休日の早朝時間帯に1本だけ横浜(KK-37)始発で設定されていた『エアポート急行』が金沢文庫(KK-49)始発に変更となる。ただし金沢文庫発が5時前なので発車時刻に注意してほしい。
京浜急行電鉄では平日・土曜休日の早朝時間帯に1本ずつだけ横浜始発で設定されていた『エアポート急行』(平日:501DX列車→500DX列車、土曜休日:521D列車→520DX列車)が金沢文庫始発に変更され、横浜~金沢文庫間で『エアポート急行』1本が増えることになるので、同区間における利便性が向上します。それ以外は基本的に変更はありません。
※駅名表記について
文・・・金沢文庫、岡・・・上大岡(KK-44)、横・・・横浜、川・・・京急川崎(KK-20)、蒲・・・京急蒲田(KK-11)、羽(国際)・・・羽田空港国際線ターミナル(KK-16)、羽(国内)・・・羽田空港国内線ターミナル(KK-17)
《現行のダイヤ》
平日:横0523→川0533→蒲0538→羽(国際)0545→羽(国内)0548
土休:横0523→川0533→蒲0538→羽(国際)0545→羽(国内)0548
《ダイヤ変更後》
平日:文0459→岡0509→横0522→川0533→蒲0538→羽(国際)0546→羽(国内)0549
土休:文0459→岡0509→横0522→川0533→蒲0538→羽(国際)0546→羽(国内)0549
【北総鉄道】
▲北総鉄道線内で運用される7300形7808編成および9100形9108編成。
北総鉄道では普通列車の運転時刻の調整と下り列車の行先延長が特筆されます。現行ダイヤにおいて平日の新鎌ヶ谷(HS-08)発の15時台~16時台の上り普通列車で運転間隔が27分と大きい部分があるため(この間に『アクセス特急』1本[1550H列車:平日51H運用]を挟む)、1520N列車(平日21N運用)の同駅発車時刻を16時02分発から7分繰り上げて15時55分発に変更します。また印西牧の原(HS-13)発の18時台の下り普通列車で印旛日本医大(HS-14)行きの運転間隔が34分と大きい部分があるため、1本(印西牧の原を18時41分に発車する列車)を増発し、約15分間隔とします。また日中時間帯に印西牧の原行きで設定されている下り普通列車が1本あり(1427N列車[平日27N運用])、同駅で印旛日本医大行きの下り普通列車(1625N列車[平日25N運用])に乗り継ぐダイヤとなっていますが、その1427N列車(平日27N運用)の行先を印旛日本医大に変更して直通化することにより(ただし印西牧の原15時59分発に変更)、乗り換えを解消させるほか、印旛日本医大到着を約2分短縮します。
《現行ダイヤと改正後のダイヤ》
※駅名表記について 牧・・・印西牧の原、医・・・印旛日本医大
〈現行ダイヤ〉
羽(国内)1431→牧1600(1427N列車)>>乗り継ぎ>>牧1601→医1605(1625N列車)
〈改正後ダイヤ〉
羽(国内)1431→医1603 ※乗り継ぎ解消
【東京都交通局】
東京都交通局浅草線では乗り入れ先路線のダイヤ改正に合わせて、一部列車の種別・行先や時刻を変更するのみとなります。