2018年11月13日

【人身事故当該】小田急電鉄1000形1756Fの運転機器損傷も翌日に復帰

2018年11月12日の6時13分頃、小田急電鉄江ノ島線大和(OE05)~桜ヶ丘(OE06)間の人身事故の当該である1000形1756Fの運転機器が損傷し、約3時間22分にわたって運転を見合わせていたことが分かりました。約3時間22分の運転見合わせは人身事故発生時で史上最長となりました。
▲平日朝の人身事故で江ノ島線を中心にラッシュ時間帯のピークを直撃。今回の人身事故に巻き込まれた1000形1756Fの運転機器が損傷し、3時間以上運転を見合わせた。同編成はクハ1956側の運転台を用いて推進運転を行って大野総合車両所に入場し、翌日に復帰した。

今回の人身事故に巻き込まれた1000形1756Fはこのとき5108レ(平日A37運用)に充当されていたのですが、衝突時の衝撃からかクハ1756側の運転機器が損傷したことによりクハ1756側での運転が不能になりました。このため人身事故発生場所を含む大和~長後(OE09)間のみならず、相模大野(OH28)~大和間でも運転を見合わせました。平日のラッシュ時間帯をもろに直撃したこともあり、振替輸送路線となった相模鉄道本線で混雑による遅延が発生するなど、影響は他路線にも及びました。事故現場付近に滞留していた1000形1756Fですが、クハ1956側の運転台を使用して推進回送の形で回送され、大野総合車両所に入場し修理が行われました。運転を見合わせた区間の運転は9時35分頃に再開しましたが、江ノ島線の快速急行が昼過ぎまで江ノ島線内で運休となるなど、ダイヤ乱れは長時間にわたって続きました。大野総合車両所に入場した1756Fは修理を終えて13日昼過ぎの6612レ(平日A47運用)から運用復帰しています。1000形のワイドドア車はリニューアル対象から外れていますが、1754Fが相模大野構内での脱線事故に、1756Fが2011年の踏切事故や今回の人身事故に巻き込まれていることもあり、動向が心配ですね。