2018年11月25日

【現役引退】東京急行電鉄7700系7901Fが池上線・多摩川線でラストラン

2018年11月24日、東京急行電鉄雪が谷検車区に所属する7700系7901F(五反田[IK-01]・多摩川[TM-01]寄りからクハ7901+デハ7801+デハ7701)を使用した引退イベントに伴う臨時列車が運転され、池上線全線と多摩川線全線で運転されました。
▲ホーム先端を埋め尽くす多くのファンに見守られて蒲田(IK-15, TM-07)の2番ホームに進入する7700系7901F。写真は最初の臨時列車の始発駅となる多摩川への送り込み回送の様子である。

▲送り込み回送運転時に掲出されたクハ7901のヘッドマーク。五反田から蒲田まで走行し蒲田へ到着した後の折り返しの合間に装着されたものである。

▲側面部には『感謝 東急線>養老線』と書かれた行先サボのようなものが確認できた。

同編成は雪が谷検車区を出庫し、最初は一旦五反田方面に回送されたあと蒲田方面へ折り返しとなり、2番ホームでヘッドマークを装着して多摩川方面に折り返し回送ののち、そこから団体客を乗せた状態での臨時列車が運転されたものと思われます。同編成のヘッドマークは長方形のもの3種類と円形のもの1種類の合計4種類が用意され、回送運転時と臨時運転時で2種類ずつ、デハ7701とクハ7901で異なるものが掲出されました。なお行先表示器と列車番号表示器は幕式のものとなり、送り込み回送時は『回送』、臨時運転時は『臨時』を表示しました。さらにクハ7901の赤帯は現役時代と同じく細いままでしたが、デハ7701の赤帯はなぜか太くなっていました。側面部には行先サボのようなものが掲出され、送り込み回送時には『感謝 東急線>養老線』と書かれたものが掲出されました。多くのファンに見守られてラストランを実施した7700系7901Fは7500系『TOQ i』の牽引で長津田車両工場に回送されたあと養老鉄道に譲渡されるものとみられます。