2018年11月10日時点で、小田急電鉄3000形3656F(8両固定編成:旧東急車輛製造4次車)が大野総合車両所に入場しており、現在は88番留置線にて留置されています。さらに新宿(OH01)寄りの先頭車のクハ3656が姿を消しており、何らかの改造工事を受けているものとみられます。
▲3000形では3273F(6両固定編成:日本車両製造6次車)以来となる車内LCD式旅客案内表示器の2画面化(『小田急TV』対応化)工事に入ったか。3000形全体では3273F(日本車両製造6次車)以来、8両固定編成では3659F(川崎重工業5次車)以来となりそうだ。
これはあくまでも私の予想ですが、3000形では6両固定編成、8両固定編成を中心に車内LCD式旅客案内表示器の2画面化(『小田急TV』対応化)工事が進められており、現在入場中の3656Fはその工事を受けているものと思われます。なお前面部・側面部の帯はロイヤルブルーのままです。3000形への『小田急TV』対応化工事は3273F(日本車両製造6次車)以来となり、同形式全体では16編成目、同形式の8両固定編成では8編成目の施工となります。これで同形式4次車以降の編成(3次車までの編成は車内LED式旅客案内表示器を搭載するため除外)で『小田急TV』に対応していないのは6両4編成(3274F・3275F[日本車両製造6次車]・3276F・3277F[日本車両製造7次車])、8両3編成(3654F・3655F・3657F[旧東急車輛製造4次車])、10両5編成(3091F・3092F・3093F・3094F・3095F[3091F~3093Fは川崎重工業8次車・9次車、3094F・3095Fは日本車両製造7次車・川崎重工業9次車])の合計98両、12編成分となりそうです。
【3000形の『小田急TV』対応化編成 ※2018年11月21日時点】
4次車(旧東急車輛製造):3267F・3268F・3656F(入場中)
5次車(川崎重工業):3269F・3270F・3271F・3272F・3658F・3659F
6次車(日本車両製造):3273F・3660F・3661F・3662F・3663F
7次車(日本車両製造):3664F・3081F(元3665F、中間増備車サハ3381+デハ3431含む)
10次車(川崎重工業):サハ3382+デハ3432(新3082F)、サハ3383+デハ3433(新3083F)
※青色・・・ロイヤルブルー帯の編成、青色・・・インペリアルブルー帯の編成
※3000形で最初の施工は6両固定編成の3267F。8両固定編成で最初の施工は3663F。
※10次車は9次車(川崎重工業)をベースに新製当初から車内LCD式旅客案内表示器が2画面で製造されている、車内照明がLED化されている、手すりの質感が変更されていることなど、細かな変更点を鑑みて、あくまで10次車の扱いとしている。