2023年9月6日、西武鉄道新宿線・国分寺線で活躍する2000系2031F(6両固定編成)が10月5日をもって引退することとなり、同編成の引退を記念した3種類のイベントを行うことを発表しました。このイベント終了後に2031Fは廃車除籍処分になるものと思われます。
▲旧タイプの2000系6両固定編成で最後まで残っていた2031Fもついに退役へ。このタイプの8両固定編成が消滅し、6両固定編成も消滅が近いなか、2両固定編成の動向も気になる。
旧タイプの2000系は2007Fの廃車を最後に8両固定編成が消滅し(クハ2001は保存)、新宿線や国分寺線を中心に活躍する6両固定編成は2031Fだけが残っていました。40000系ロングシート車の追加投入で6000系の転配により置き換えられており、残っている編成の動向が注目されていました。2031Fの引退に伴うイベントは3回あり、9月30日に上石神井車両基地で実施される撮影会では2031Fと2409Fが使用され、2409Fには1980年代の姿を思わせる装飾となるようです。また両編成(クハ2410とクハ2031)を用いた連結開放作業が実施されるほか、同系列の運転台の見学ができるようです。10月4日には小手指車両基地にて2031Fと西武鉄道創立110周年トレインの2069F、さらに4000系を並べた撮影会となり、2031Fでは池袋線系統の行先、2069Fでは新宿線系統の行先が表示されるようです。なお西武球場前(SI-41)から新101系を使った団体専用列車に乗車し、西所沢(SI-18)で折り返し、小手指車両基地に向かうようです。ラストランの10月5日は小手指(SI-19)から横瀬(SI-35)まで横瀬車両基地への廃車回送を兼ねた団体専用列車となり、横瀬車両基地内でシングルアームパンタグラフを下ろすまでの行程となります。最後の2031Fの雄姿を収めてみてはいかがだろうか。