2024年5月11日

【2026年から投入】京王電鉄、2026年から新型車両2代目2000系(10両固定編成)を導入へ

2024年5月10日、京王電鉄が2024年度鉄道設備投資事業計画を発表したと同時に、2026年から新型車両2代目2000系(10両固定編成)を導入することを発表しました。導入は10両固定編成が4本(40両)ということで、7000系が置き換えられるものとみられます。
▲京王電鉄本線・相模原線などで運用される2代目5000系・8000系・9000系。5000系では2024年度に2編成(5739F5740F)を導入する。2026年からは2代目2000系が加わる。
▲2代目5000系の追加導入と2代目2000系の導入で置き換えられるものと思われる7000系。競馬場線および動物園線の車両以外で置き換えが進むこの系列だが、10両固定編成も記録を進めた方がいいかも。

京王電鉄における2000系は前身時代に初代が存在していましたので、今回は2代目の2000系となります。導入数は10両固定編成4本と少なめですが、短編成の7000系の置き換えが進むものと思われます。2代目2000系は全4編成(40両)が2代目5000系と同じく総合車両製作所横浜事業所で製造されるようです。先頭車は西武鉄道30000系(のスマイルトレイン)に近い丸みを帯びた白いマスクの先頭車に5000系をベースとしたSustinaの車体が採用され、編成の中間にあたる5号車には西武鉄道40000系の10号車の『パートナーゾーン』に類似した大型フリースペースが設けられ、子どもが車窓を楽しめるようにその部分の窓が大きくなっています。車内防犯カメラは千鳥配置で1両に4台設置するほか、駅停車中でドアが開いているときにのみ鳴動する誘導音が導入されます。またドア付近のつり革を5つ増設するほか、ナノイーXの空気清浄機が導入されます。制御装置はIGBT素子よりも省エネなSiC素子が採用されます。なお地下区間での列車からの脱出避難を想定して貫通扉自体はありますが、5000系とは異なり列車番号表示器があるようには見えないため、東京都交通局新宿線の乗り入れはないものと思われます。