2024年5月22日

【初牽引の業務に】東日本旅客鉄道新型事業用交直流電車E493系が配給輸送列車でデビュー

2024年5月17日、東日本旅客鉄道尾久車両センター所属の新型事業用交直流電車のE493系都オク02編成(クモヤE493-2+クモヤE492-2)が幕張車両センター木更津派出所属のキハE130系100番台1両(キハE130-110)の郡山総合車両センターへの入場に伴う配給輸送列車を初めて牽引し、事業用として就役を果たした形となりました。今後の双頭連結器を備えるEF64形やEF81形などの電気機関車の動向が注目されています。
▲E493系がついに配給輸送列車でデビューした。最初に牽引されたのはキハE130-110であった。ただし2編成(4両)のみの在籍であるため、まだまだEF64形やEF81形の活躍は続くが今後の動向には注意したいところ。量産先行車と量産車の違いは帯の装飾の長さである。
▲首都圏向け車両の配給輸送で活躍するEF64形1030号機。E493系が配給輸送列車などで就役したことで動向が注目されている。

E493系に本格的に最初に配給輸送された車両は久留里線で運用されているキハE130系100番台のキハE130-110であり、郡山総合車両センターでの検査のためと思われます。このE493系はATC採用路線以外のすべての電化区間(直流区間も交流区間も)を走行できますので活躍が期待されています。また非電化区間で活躍するGV-E197系は客車と連結して試運転を実施したことから、今後はこの牽引もGV-E197系になる可能性があります。今回は入場のみの配給輸送列車でしたが、いずれは廃車に伴う配給輸送列車がE493系などに代わっていくことが期待されますが、これまで活躍をしてきた双頭連結器を備えるEF64形やEF81形の動向が注目されていくことになります。