2024年5月3日

【ホームドア設置加速】東日本旅客鉄道が2024年度鉄道設備投資事業計画を発表

2024年4月30日、東日本旅客鉄道が2024年度鉄道設備投資事業計画を発表しました。投資額は連結では約8,190億円、単体では約6,090億円となります。
▲中央線に連結するグリーン車2両(サロE233形0番台+サロE232形0番台)は引き続き新製を進め、サービス導入に向けた工事などが行われる。このため平日の固定2運用、土曜休日の固定1運用に充当されてきた209系1000番台の動向が注目される。
▲首都圏の各駅に設置が進むホームドア。通常はこのスクリーンタイプだが、コストカットのため、一部駅ではスマートホームドアが採用されている。

車両面ではE233系0番台(都トタ)に組み込むグリーン車2両(サロE233形0番台・サロE232形0番台)、横須賀線・総武快速線向けE235系1000番台(都クラ)の新製が予定されています。E233系0番台・E235系1000番台のグリーン車のみすべて総合車両製作所横浜事業所で製造される見通しです。E235系1000番台は引き続きコストカット仕様と思われます。

設備面では東北新幹線上りと山形新幹線上りを立体交差で結ぶアプローチ線の工事の推進や東北新幹線盛岡~新青森間の最高時速の引き上げに向けた工事を進めます。首都圏在来線のホームドア設置(今年度は京浜東北線鶯谷(JK-31)、常磐緩行線松戸(JL-22)、中央・総武線新小岩(JB-25)、南武線武蔵溝ノ口(JN-10)を予定)、また上野東京ライン運用車両で運転予定の羽田空港アクセス線(仮称)の工事を行います。またGV-E197系(都クン)の導入など事業用車両の更新なども進められます。