2024年5月10日

【6両では8256F以来】小田急電鉄8000形8261F(2006年度リニューアル車・6両固定編成)、除籍処分か

2024年5月8日終電後に小田急電鉄喜多見検車区から大野総合車両所に自走回送されていた8000形8261F(6両固定編成・2006年度リニューアル車)が同月10日に89番構内留置線にて作業を受けているようです。同編成は自社から除籍処分になる可能性があります。
▲1985年に登場し2006年にリニューアル更新工事を受け、2012年の落雷被害を乗り越えて活躍を続けてきた8000形6両固定編成の8261Fがついに廃車除籍処分に。今年度初の廃車となるが、譲渡は果たして叶うのだろうか。6両固定編成では通算7編成目の廃車となり、登場から約39年間、リニューアル更新工事から約18年間の活躍であった。

これまでに8000形は13編成64両(8052F8054F8055F8056F8060F8061F8062F8251F8254F8255F8256F8259F8264F)が廃車除籍済みで、これが事実であれば同形式全体では昨年の元相方である4両固定編成の8061F以来、6両固定編成では海老名検車区での撮影会を行った8256F以来、種別行先案内表示器がフルカラーLED式の6両固定編成では8264F以来(ただしその編成は踏切事故での廃車のため、老朽化及び検査期限による6両固定編成のフルカラーLED車では初)の廃車となります。同形式の廃車は通算14編成目(合計70両)となり、残るは6両9編成(54両)と4両9編成(36両)の合計18編成90両となります。今回廃車除籍処分となる8261Fは1985年に登場し、2006年度にリニューアルされ、そのあと登戸(OH18)付近で落雷の直撃を受けて運用を離脱しますが、無事に運用復帰を果たし、2023年10月中旬まで営業運転を続けてきました。同月以降、喜多見検車区での長期間留置が続き、8日終電後に大野総合車両所に自走で回送されたことで動向が注目されていました。最終運用は2023年10月18日の平日A11運用(7004レ6800レ)でした。西武鉄道への譲渡があるのかどうか気になりますね。

なお西武鉄道に譲渡されずに廃車解体処分となる場合には空調装置や車番などを撤去して2両ずつに分け、新宿(OH01)方の2両から解体線に送り込み、防音シートを張って作業を受け、陸送されるはずですので、今回は譲渡も絡んできますのでどうなっていくのでしょうか。このため譲渡か解体かは不透明なので、以下のように表記変更することをご容赦ください。

【8000形の在籍状況】※2024年5月10日現在 全体…18編成90両/32編成160両
《4両固定編成》
運用中…9編成(36両)
8051F8053F8057F8058F8059F8063F8064F8065F8066F
除籍済(譲渡の可能性不明)…1編成(  0両)

廃車済(譲渡の可能性なし)…7編成(28両)
8052F8054F8055F8056F8060F8061F8062F
《6両固定編成》
運用中…9編成(54両)
8252F8253F8257F8258F8260F8262F8263F8265F8266F
除籍済(譲渡の可能性不明)…1編成(  6両)
8261F
廃車済(譲渡の可能性なし)…6編成(36両)
8251F8254F8255F8256F8259F8264F