2024年5月21日

【異色のコラボ】小田急電鉄8000形8261F(6両固定編成)、西武鉄道小手指車両基地に到着

2024年5月18日終電後(19日)から20日にかけて、小田急電鉄8000形8261F(6両固定編成)の西武鉄道譲渡に向けた甲種輸送が実施され、西武鉄道が20日にサステナ車両の最初の編成である8000形8261Fが池袋線小手指車両基地に到着したと発表しました。
▲西武鉄道池袋線・狭山線系統の車両が所属する埼玉県所沢市の小手指車両基地に到着した8000形8261F。池袋線内では新101系263Fが牽引し、クモハ266の後部にクハ8561が連結され、同車両が飯能(SI-26)寄り、クハ8261が池袋(SI-01)寄りとなっている。新天地となる国分寺線内ではどのような姿で運用されていくのだろうか。
▲8000形8261Fはクハ8261に電気連結器を備えていたため、クハ8561とスカートの形状が異なっていた。この形式は国分寺線に投入予定(それ以外の線区では東急電鉄9000系を譲受して投入予定)であるために、電気連結器を持たない6両固定編成で走らせるのだろうか。

西武鉄道の2024年度鉄道設備投資事業計画では8000形6両固定編成1本をサステナ車両(西武鉄道が導入する中古のVVVFインバータ制御車両の独自呼称)として譲受することを発表していましたので、今年度は8261Fとなりました。同形式が西武鉄道に入線するのは歴史上初の出来事です。西武鉄道池袋線内は新101系263Fが小手指車両基地まで牽引を担当したので、牽引機とはいえ新101系3扉車4両と8000形4扉車6両による10両がみられるとは思ってもいなかったでしょうね。同車両は今後何らかの改造工事を施工されるものと思われます。車内照明は未更新(蛍光灯のまま)ですし、車内防犯カメラや袖仕切り板は一切ありません。ただし千鳥配置で車内のLED式の旅客案内表示器がありますので、それは活用されるかもしれませんね。

【甲種輸送実施時の編成組成】
西武鉄道池袋線内
クモハ263+モハ264+モハ265+クモハ266+クハ8561+デハ8511+サハ8461+デハ8311+デハ8211+クハ8261

【8000形の在籍状況】※2024年5月20日現在 全体…18編成90両/32編成160両
《4両固定編成》下線部のある車両は種別行先案内表示器が3色LED式の編成
運用中…9編成(36両)
8051F8053F8057F8058F8059F8063F8064F8065F8066F
廃車済…7編成(28両)
8052F8054F8055F8056F8060F8061F8062F
《6両固定編成》
運用中…9編成(54両)
8252F8253F8257F8258F8260F8262F8263F8265F8266F
譲渡済…1編成(  6両)
8261F
廃車済…6編成(36両)
8251F8254F8255F8256F8259F8264F