2022年5月12日、西武鉄道が2022年度鉄道設備投資事業計画を発表しました。今年度投資額は約245億円となります。
【車両面】
▲今年度も増備される40000系だが、転換クロスシート(0番台)仕様もしくはロングシート(50番台)仕様かということだが、2000系の置き換えからロングシート車になりそうか。その場合、所属先が武蔵丘車両基地となるか、それとも玉川上水車両基地となるか…。
▲40000系ロングシート車の増備が進み、2000系8両固定編成は2007Fをもって旧タイプが消滅した。40000系は3編成30両の増備ということで、置き換え対象の2000系の動向に気をつけたいところだ。
車両面では40000系3編成(30両)が増備され、引き続き10号車にはパートナーゾーンが設置される予定です。転換クロスシート車(0番台)かロングシート車(50番台)かは言及されませんでしたが、2000系の置き換えを考慮するとロングシート仕様(50番台)になるものと思われ、その場合は40158F・40159F・40160Fが登場するものと思われます。同系列全体でも転換クロスシート車が6編成、ロングシート車が7編成の13編成(130両)となっていますので、ロングシート仕様の編成が増備されればロングシート仕様の編成が単純計算で最大10本になります。これにより一部の2000系がさらに置き換えられる見通しです。
【設備面】
設備面では池袋線池袋(SI-01)と豊島線豊島園(SI-39)で2023年に予定している『ワーナー ブラザーズ スタジオツアー東京 ― メイキング・オブ ハリー・ポッター』の開業に向けたリニューアルを行います。池袋では豊島園発着の各駅停車が発着する1番ホーム(降車専用)と2番ホームをイギリスのキングス・クロス駅を彷彿とさせる意匠とするほか、豊島園ではホグワーツ魔法魔術学校へ向かうときの『ホグズミード駅』を彷彿とさせるデザインとします。さらに新宿線西武新宿(SS-01)と東京地下鉄丸ノ内線の新宿(M-08)を結ぶ地下通路整備計画を進めます。連続立体交差事業は新宿線東村山(SS-21,SK-05)付近と中井(SS-04)~野方(SS-07)間で進められますが、野方~井荻(SS-11)間、井荻~西武柳沢(SS-16)間でも早期の事業化に向けた準備を進めます。また、列車無線のデジタル化を進めるほか、池袋線仏子(SI-24)~元加治(SI-25)間の入間川橋梁の改修工事、池袋線東吾野(SI-30)~吾野(SI-31)間での落石防護設備(落石の進入を食い止める柵)の設置、秩父線西吾野(SI-32)~正丸(SI-33)間での法面改良工事が予定されています。