2022年5月10日

【ひそかに離脱】日本貨物鉄道EF66形27号機が定期運用を終了していた

2022年5月9日、日本貨物鉄道吹田機関区に所属するEF66形0番台の最後の1機である27号機が定期運用を離脱していたことが明らかになりました。これは5月21日と22日に吹田機関区にて特別公開による撮影会を実施することを発表した際に判明したものです。
▲鉄道ファンからは『ニーナ』の愛称で親しまれたEF66形27号機がひっそり定期運用を離脱していた。いずれは除籍処分が予想されているが、これまで関西エリアから関東圏にかけて幅広く活躍した機関車なだけに静態保存を希望したいところだろう。
▲EF66形の置き換えとして新製されたEF210形300番台(写真は336号機)。ほとんどが吹田機関区に配属されているが、最初の3機(301号機・302号機・303号機)は広島車両所からの転入であるほか、326号機から330号機の5機は関東の新鶴見機関区に配属されている。
▲EF66形は定期運用を離れた27号機以外はこちらの100番台である。ただしこの100番台にもすでに廃車が発生していることから、油断は禁物だろう。

EF66形27号機は基本的には100番台と共通運用で、EF210形300番台との運用は分けられていますが、ごくまれにEF210形の代走運用にも入ることが度々あり、注目を集めていました。2016年時点で0番台は6機が稼働していたものの、廃車除籍が進んだことで27号機のみが残っていました。定期運用を離れたことから当面は予備車となるか保留車になるか、どちらかになりそうです。いずれは廃車除籍処分となることが考えられますが、個人的には吹田機関区での静態保存を考えてほしいところですね。