2022年5月18日、小田急電鉄がロマンスカー“VSE”50000形を使用して終電後の特別行路や夜間留置を車内で体験できる特別団体専用列車『ロマンスカー・VSEで一夜を明かすナイトツアー』を6月25日と7月2日に運転することを発表しました。
▲ロマンスカー“VSE”50000形は基本的に喜多見検車区で一夜を明かすが、同形式では初の小田原(OH47)での夜間停泊が実現することに。なお小田原ではホーム留置となる10両編成のE運用が2本、留置線停泊となる10両編成のE運用が1本あるため、場所が限られそうだ。
▲箱根登山鉄道箱根湯本~強羅(OH57)間ではモハ1形・モハ2形(モハ104+モハ106+モハ108)の貸切列車が運転される。貸切でありながら『あじさい電車』としても運転される。
運転日当日は新宿(OH01)から箱根湯本(OH51)までロマンスカー“VSE”50000形の特別団体専用列車に乗り、そのあと約2時間のフリータイムのあと、箱根登山鉄道モハ1形・モハ2形の貸切列車で強羅までを往復(下りは強1941←湯1853、上りは強2026→湯2105)、そして箱根湯本から再び“VSE”50000形に乗車、特別経路で走行し、小田原で同形式初の夜間停泊となり、始発まで過ごします(その際に車内照明が落とされますので、不思議な感覚になると思います)。夜間留置はこれまでの10両編成のE運用での留置に使用されていた10番ホーム横の構内留置線になるものと思われます。そして小田原から新宿まで片道で運転してツアーは終了となります。このツアーは“VSE”での車中泊を伴うため、18歳以上の方のみの募集となりますのでご注意ください。さらに3号車のサルーン席および両先頭車の展望席はさらに追加料金がかかりますのでご注意ください。なお特別団体専用列車の運用は以下の通りと予想されます。
ちなみに小田原で停泊となる運用は4両編成の1運用(113運用→114運用、11番ホームからの始発列車)、6両編成の1運用(A13運用→A14運用、7番ホームからの始発列車)、10両編成の3運用(E22運用→E23運用、9番ホームからの始発列車・E28運用→E29運用、10番ホームからの始発列車・E67運用→E68運用、7番ホームからの始発列車)であり、車両留置で塞がることと、7番ホームからの始発列車が数本あり(現行の土曜休日ダイヤでは7000レ(土曜休日A14運用・小0454→松0508)・1106レ→3106レ(土曜休日E68運用・小0614→宿0743)・7207レ(土曜休日112運用・湯0715←小0701)の各列車)、7000レが7番ホームからの発車となる関係上(“VSE”の特別団体専用列車は5時15分頃発)、10番ホーム横の留置線での夜間停泊の可能性がありますね。
【ロマンスカー“VSE”50000形の特別団体専用列車の運用予想】
※行路と時刻は予想であり、あくまでも目安です
喜多見検車区
成0000→宿0000 臨時回送
湯0000←宿1500 特別団体 ※到着は16時台予想
湯0000→足0000 臨時回送
足柄(OH46)構内留置線
湯0000←足0000 臨時回送
湯0000→?0000 特別団体 ※運転区間は当日まで未定
小2500←?0000 特別団体 ※運転区間は当日まで未定
(小で停泊)
小0515→宿0700 特別団体
成0000←宿0000 臨時回送
喜多見検車区