2022年5月16日

【国鉄色対象外の3機】日本貨物鉄道EF65形2057号機・2117号機・2138号機が廃車除籍処分に

2022年4月30日に日本貨物鉄道EF65形2057号機・2117号機・2138号機が新鶴見機関区から宇都宮貨物ターミナルに吹田機関区所属のEF66形113号機の牽引で回送され、廃車除籍処分となりました。このEF65形は2022年3月で全般検査が終了しています。
▲国鉄特急色にならなかったEF65形2057号機・2117号機(写真)・2138号機が廃車に。なおこの3機はもともと1000番台として落成していた。いずれ新鶴見機関区からの新製車両の甲種輸送牽引も、量産車製造が発表されたE493系(東オク)になるのだろうか。

すでに宇都宮貨物ターミナルで解体に向けた準備が進められているものと思われます。全般検査が完了したことで今後はEF65形だけでなくEF64形の廃車も進められる可能性があります。これらの電気機関車は量産先行車が尾久車両センターに配置されたE491系などに順次置き換えられていくものとみられます。この3両の廃車を皮切りに今後国鉄時代の電気機関車にどんな動きが待っているのか、気になるところです。なお新鶴見機関区には前面の貫通扉がカラシ色に塗られたEF65形2127号機がいるほか、吹田機関区所属のEF66形27号機が運用から離れたことで動向が気になるところです。また高崎車両センターにはE491系をベースとしたGV-E197系が配置されており、こちらはDE10形などを置き換えていくものとみられています。ちなみにE235系1000番台グリーン車(サロE235形1000番台+サロE234形1000番台)の総合車両製作所横浜事業所から新鶴見信号場までの間の甲種輸送列車はDE10形に代わって愛知機関区所属のDD200形が使用されていることから(横クラF-17編成・横クラF-18編成の分は20号機が担当した)、これまでの甲種輸送列車などに使用されてきたDE10形1666号機などの動向が注目されます。