2019年6月27日、小田急電鉄ロマンスカー『EXE』30000形30255F(クハ30255+デハ30205+サハ30355+サハ30455+デハ30505+クハ30555)が大野総合車両所を検査出場し、試運転を実施しました。このため2018年度の30053F+30253Fと同じく、リニューアル更新工事が延期になる模様です。
▲大野総合車両所で重要部検査のみを通したロマンスカー『EXE』30000形30255F(写真)。4両側の30055Fが先に検査出場しており、リニューアルは延期となった。
通常は日本車両製造豊川製作所にて『EXE』から『EXEα』にリニューアルされた編成はそのあとに大野総合車両所で重要部検査を通すこととなっているため、今回は『EXE』のまま重要部検査のみの施工となった30055F+30255Fの分が飛ばされるので、2019年度のリニューアル対象編成は川崎重工業兵庫工場製造の30056F+30256Fになるものと予想され、動向が注目されます。この形式は30051F+30251Fから30055F+30255Fまでが日本車両製造豊川製作所、30056F+30256Fと30057F+30257Fが川崎重工業兵庫工場で製造されているので、もし今年度中に30056F+30256Fがリニューアルされた場合、車内の銘板『川崎重工』は『日本車両』に変更される可能性があります(30051F+30251F・30052F+30252F・30054F+30254Fでは車内の銘板はリニューアル前と同じく『日本車両』だが、西暦はリニューアル施工時の年になっているので、交換されている模様である)。