2019年6月6日、東京地下鉄が同年7月5日に実施する丸ノ内線のダイヤ改正の概要を発表しました。今回は丸ノ内線支線の終点である方南町(Mb-03)のホームが6両編成に対応したことに伴う改正で、支線全線(中野坂上[M-06]~方南町間)で6両編成での運転が開始となります。
▲丸ノ内線支線の全線で運用されるようになる中野検車区所属の02系および2000系。02系の6両編成および2000系は方南町へは初入線となる。写真の2000系2101Fは日中時間帯での見納めが近い新宿行きである。
今回の改正では方南町のホームが6両編成に対応したことに伴い、方南町~池袋(M-25)間で6両編成による直通運転が開始となります。そのため支線では02系3両編成の区間列車のほかに池袋発着の直通列車が02系または2000系6両編成での運転となります。方南町~池袋間の直通運転により、中野坂上での乗り継ぎなしに、支線方面~本線方面に向かうことができます(ただし荻窪[M-01]方面へは行かないため、荻窪方面へは従来通り中野坂上での乗り継ぎが必要)。
列車本数は方南町行きが平日の現行で3両編成列車177本、土曜休日の現行で3両編成列車160本に対し、改正後の方南町行きでは平日の3両編成列車143本、6両編成列車66本、土曜休日の3両編成列車136本、6両編成列車45本に、中野坂上・池袋方面行きが平日の現行で3両編成列車173本、土曜休日の現行で3両編成列車157本に対し、改正後の中野坂上・池袋方面行きでは平日の3両編成列車141本、6両編成列車68本、土曜休日の3両編成列車133本、6両編成列車43本になります。また平日の朝ラッシュ時間帯(7時台~8時台)は中野検車区出庫の関係で中野富士見町(Mb-04)始発となっている列車18本のうち、3分の2の12本を方南町始発に変更します。おそらく送り込みとなる中野富士見町~方南町間は回送列車ですが、1区間だけなのでさほど気にならないかもしれませんね。
また現行で日中時間帯にも運転されている新宿(M-08)発着の列車を初電終電および朝ラッシュ時間帯の一部を除いて、平日は方南町および荻窪発着(前者は43本、後者は3本)、土曜休日は方南町発着(方南町行きは35本、方南町始発は33本)にそれぞれ延伸します。また方南町支線では1時間に1本を増発して1時間9本(うち3分の1の3本は新宿・池袋に直通する6両編成の列車)の運転となります。もしかすると日中時間帯の新宿行き(および新宿始発)は方南町行き(および方南町始発)となって一部時間帯を除いて見納めとなるかもしれませんね。