2019年6月4日

【遂に新型車両】東日本旅客鉄道がハイブリッド車両『FV-E991系』を投入へ

2019年6月4日、東日本旅客鉄道が新たに水素を燃料とする燃料電池と蓄電池を電源とするハイブリッドシステムを搭載した試験車両を製作し、現在の205系1000番台(横ナハ)が運用されている南武線浜川崎支線と、205系1100番台(横ナハ)が運用されている鶴見線に投入して実証実験を行うことを発表しました。車両は2両編成(1M1T)で系列名は『FV-E991系』となります。
▲写真は現在の南武線浜川崎支線で運用されている205系1000番台。南武線浜川崎支線向けの1000番台は2両3編成(6両)、鶴見線向けの1100番台は3両9編成(27両)がそれぞれ中原電車区に在籍している。ただし鶴見線の同系列は鶴見線営業所での常駐がほとんどである。

この『FV-E991系』は現在烏山線で運用されている『EV-E301系』(宮ヤマ)をベースに青色を基調に製造され、制御電動車のFV-E991形、制御車のFV-E990形の2両で構成されます。ただしパンタグラフのイラストがなかったことから『電車』ではなく『気動車』に分類される可能性がありますね。『FV-E991系』の配置は中原電車区(横ナハ)になるものと思われ、出入庫区間にあたる南武線の武蔵中原(JN-08)~尻手(JN-02)間、運用範囲となる南武線浜川崎支線(尻手~浜川崎[JN-54, JI-08]間)、鶴見線全線(鶴見[JK-15, JI-01]~扇町[JI-10]・海芝浦[JI-52]・大川[JI-61]間)での実証実験が行われるようです。FV-E991系は2両編成で半自動ドアスイッチを搭載する3扉車なので、205系1000番台(2両)・1100番台(3両)の4扉車に対して扉数と両数の少なさは少々気になりますが・・・。