2019年6月28日に、東日本旅客鉄道205系0番台千ケヨM51編成(クハ205-101以下8両)がインドネシアへ譲渡するため、所属先の京葉車両センターから総合車両製作所新津事業所までの配給輸送列車が運転されました。牽引機はEF64形1030号機が担当しました。VVVFインバータ制御方式の5000番台の譲渡が続いているため、武蔵野線向けの0番台の譲渡は初めてと思われます。
▲205系0番台千ケヨM51編成は南武線で活躍していた元横ナハ5編成の中間車と元横ナハ6編成の両先頭車と中間車を活用し組成された。元同僚がすでに活躍しているインドネシアへ旅立った。編成番号札は『18』で、最後尾の行先表示はあやめのイラストが入った『ジャカルタ』であった。
同編成は武蔵野線での運用増加に伴い、E233系8000番台(横ナハ)に置き換えられて南武線から撤退した205系0番台を活用するため、同線向けに新製配置されていた元横ナハ5編成の中間車と元横ナハ6編成の先頭車と中間車を活用し、中間車はハイフン以下270・271・272で連番となるように組成されたものです。南武線時代からシングルアームパンタグラフを搭載していたので、千ケヨM52編成(クハ205-130以下8両)とともに武蔵野線向けの205系0番台では希少なシングルアームパンタグラフを搭載する編成となっていました。最後尾の前面部種別行先表示器にはあやめのイラストが入った『ジャカルタ』と表示されました。千ケヨM51編成の海外譲渡により、残る205系0番台・5000番台は合わせて8両24編成(合計192両)となり、205系の在籍数が200両を切りました。