2023年7月26日、東急電鉄が同年8月10日より東横線で有料座席指定サービス“Q SEAT”を開始すると発表しました。対象は平日夕夜のラッシュ時間帯を過ぎた19時30分以降の渋谷(TY-01)始発の元町・中華街(MM06)行きの急行列車5本で、一部のK運用が4号車・5号車に“Q SEAT”車両を組み込む5000・5050系4000番台の固定運用になります。
▲8両固定編成の5000・5050系0番台に“Q SEAT”車両(2両)を組み込み、10両固定編成の4000番台となった4112F(元0番台5166F)。同編成の4号車(サハ4412)・5号車(デハ4512)に転換クロスシートの“Q SEAT”車両が連結されている。
“Q SEAT”サービス対象の急行列車は渋谷始発の元町・中華街行き急行列車5本のみで、19時35分発(193号)、20時05分発(201号)、20時35分発(203号)、21時05分発(211号)、21時35分発(213号)となります。これらの運用を調べると、19時35分発(193号)と21時05分発(211号)は平日57K運用、20時05分発(201号)と21時35分発(213号)は平日56K運用、20時35分発(203号)は平日64K運用となり、これらの3運用は8月10日以降はすべて“Q SEAT”を組み込んだ4112F(元0番台5166F)・4113F(元0番台5167F)・4114F(元0番台5168F)・4115F(元0番台5169F)での運転となります(1本が通常の予備車両となるか、別のK運用に入ることがある)。これらの急行列車の“Q SEAT”サービス対象車両(4号車・5号車)に東横線の急行停車駅から乗る際は乗車券(ICカード含む)・定期券のほか列車指定券(料金は500円)が必要でサービス区間は渋谷→横浜(TY-21,MM06)となります。直通運転先の横浜高速鉄道みなとみらい線内では列車指定券なしで乗車が可能(フリー乗降区間)となります。座席の転換は渋谷と元町・中華街で行うのでしょうか。ちなみに車内での列車指定券の販売はないほか、乗降時に列車指定券の確認がありますので気を付けてください。列車指定券は乗車日当日の朝5時から当該列車の発車1分前までとなります。なお“Q SEAT”車両以外の号車(8両)はどなたでも乗車できます。なお大井町線から田園都市線直通の急行列車で行われている“Q SEAT”サービスとは異なり、乗車専用・下車専用ではないほか、終着駅到着後も折り返しで“Q SEAT”サービスのない急行渋谷行きとしての運用があります。
【東横線“Q SEAT”サービス適用列車】※Q SEATの表記がある列車です
《平日56K運用》
中1921→渋2002
中2048←渋2005 Q SEAT
中2051→渋2132
中2218←渋2135 Q SEAT
中2221→杉2249
《平日57K運用》
中1851→渋1932
中2018←渋1935 Q SEAT
中2021→渋2102
中2148←渋2105 Q SEAT
中2151→渋2232
《平日64K運用》
中1951→渋2032
中2118←渋2035 Q SEAT
中2121→渋2202