2022年10月16日に東急電鉄目黒線でのデジタル無線運用開始に伴い、同月15日までに運用を離脱していた東京都交通局志村車両検修場所属の6300形6313F(2次車6両固定編成)が廃車解体処分のため、志村車両検修場からの陸送作業が2023年7月5日に行われました。
▲2022年10月中旬の乗り入れ先路線でのデジタル無線運用開始前に運用を離脱した6300形1次車・2次車。このうち2次車ラストナンバーである6313Fの陸送作業行われたが、すでに運用離脱から約9ヶ月経っている。3次車は引き続き東急電鉄新横浜線まで直通し運用されている(相模鉄道新横浜線方面には乗り入れない)。
陸送時はクハ6313-1とモハ6313-2のからとなり、このうちクハ6313-1の車両貫通扉がなくなっていることから、貫通扉の部品取り(残留した3次車の貫通扉としての活用)になったものと思われます。6300形のなかで2次車のラストナンバーということもあり、東京都交通局の地下鉄車両で最後のクロスシートを有する編成でもありました。デジタル無線非対応であることから、2022年10月に1次車・2次車が同時に運用を離れていますので、運用を離脱して廃車陸送されるまで志村車両検修場に約9ヶ月ほど過ごしたことになります。